起業の失敗、「事業計画書にがんじがらめ」
ポイント
- 事業計画は絶対必達なのか
- 事業計画に他人を巻き込んだ結果・・・
起業の準備段階でやらなければならないことのひとつが「事業計画書」の作成です。ステークホルダーに向けて、いわゆる「5W1H」を具体的な言葉、数字で説明するために作成するものといってもいいでしょう。しかし、この事業計画書の存在が失敗につながることがあるのです。
事業計画書を作成する目的は、何といっても「出資者」や「銀行」に対してお金を出してもらうことです。リスクマネーを出してもらうわけですから、事業計画書には「リスク」に対して余りある「リターン」が記載されていなければなりません。
従って、嘘はもちろんダメですが、事業の可能性を最大限にアピールするものが事業計画書といってもいいでしょう。しかし、実はこの「最大限」という言葉に失敗の原因が潜んでいるのです。
実際に事業を開始してみると、計画通りに進まないことがたくさんあると思います。「思うように売れない」、「意外と費用がかかる」といった内容のものから、「気候」や「為替」といった外部要因に至るまで、さまざまな理由で計画が狂ってくる事態が想定されるのです。
このような事態においても事業計画書に記載された最大限の可能性は必ず達成なのでしょうか?
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