起業の失敗、「モノだけでなく、行動にも品質があった!?」
ポイント
- 行動の品質とはなんでしょうか?
- やるべき仕事とそうでない仕事とは?
「品質第一」、モノづくりの世界では当たり前のように言われているフレーズですが、品質第一は「モノ」だけでいいのでしょうか。モノをつくるのも、販売するのも人間であり、全て「人間の行動」がベースにあるのです。人間の行動も、品質第一でなければならないのです。
「行動の品質」と聞いてまずイメージするのは、「時間の使い方」ではないでしょうか。「仕事の効率性」とも言えますが、例えば同じ時間であれば、たくさんのモノをつくった方が効率は良く、行動の品質も高かったということになるわけです。
しかし、起業家に求められる「行動の品質」はこの例とは少し違うところにあるのです。この違いを分かっている人と分かっていない人がいるのですが、そこに失敗の原因があるわけです。
先ほどの例で示した行動の品質は、どちらかといえばプレイヤー、労働者に対して当てはまることではないでしょうか。「ホワイトカラー・エグゼンプション」という言葉にも象徴されるように、プレイヤー、労働者もこれからは「時間」ではなく、「成果」で評価される、つまり行動の品質が求められるのです。
一方、起業家に求められる行動の品質として最も重要なのは、