中川 強

リスクをとってメリットを享受せよ!ベンチャー・フランチャイズの魅力!

ポイント(この記事は3分で読み終わります)
  1. ベンチャー・フランチャイズは加盟店との距離が近い
  2. 低コストでの出店が可能
  3. 出店可能エリアも広い

空前のベンチャーブーム

日本では今空前のベンチャー企業ブームだそうです。実際に国内ベンチャー(VB)の資金調達額は2016年には初めて2000億円を突破し、事業拡大に邁進するVBが増加、求人市場もVBが主役になっています。

ベンチャー先進国アメリカでベンチャー企業への投資が大幅に鈍る中、日本のVBへの投資ブームは、過去におこった民間ベンチャーキャピタルに流入したリスクマネーによる投資ブームとは一線を画していると言われており、今回の日本のVBへの投資ブームは、当分は続くと予想されています。

それでも残念ながら現状は、中国やアメリカでは数兆円規模の投資がVBに対して行われていることを考えてみると、(それらベンチャー先進国のGDPと日本のGDPとの差額と比較してみれば)まだまだ日本はベンチャー後進国だということになります。


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日本における、ベンチャーが育たない理由

では、なぜ日本ではベンチャー企業が育たないのでしょうか?(育ってこなかったのでしょうか?)それは資金調達環境の問題であるとか、学校や家庭での教育の問題であるとか諸説ありますが、根底にある一番の問題は、国民性の問題ではないかと、考えられます。

どのような国民性かといいますと、いつも買っている商品やサービスが安心できる、大きな会社の商品やサービスが安心できる、このような前例踏襲と大企業主義の国民性です。つまり、ベンチャー企業の提供する商品やサービスは、日本では売れない、もしくは売れにくいのです。商品やサービスが売れにくいから、日本では大きなリスクを取らなければいけないベンチャー企業が育たないのです。

このベンチャー企業が育たない状況は、フランチャイズ・ビジネスの世界でも同じです。

 

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新興のベンチャー・フランチャイズではなく、大企業や老舗のフランチャイズが好まれる傾向があるからです。しかし新興のベンチャー・フランチャイズは、大企業や老舗のフランチャイズに比べても様々なメリットがあります。当然新興ゆえのデメリットもありますが、フランチャイズ起業家としては、絶対に押さえておきたいポイントなので、そのポイントをお伝えします。


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ベンチャー・フランチャイズのメリット

・FC本部に対する、意見や提案が通りやすい
・加盟金が安く投資コストが抑えられる 
・開業エリアが豊富にある

ベンチャーは加盟店フォーストを実現する

フランチャイズはよく加盟店とFC本部は対等の関係にあるといいますが、実際には多くのフランチャイズ・チェーンにおいてはそのパワーバランスの重みはFC本部側にあります。つまり加盟店の意見や要望がFC本部には届きにくくなっているのです。しかしベンチャー・フランチャイズにおいては違います。

FC本部はトライ&エラーを繰り返しながらマーケットに進出しているケースが多いので、必然的に消費者近くの最前線にいる加盟店に様々な意見を求めてきます。これを加盟店側は、心細く捉えるのではなく、一緒にマーケットを作っていこうと意気に感じることにより、FC本部と加盟店側は真の対等の関係になれる絶好の機会にするのです。

このようなケースから、加盟店ファーストを実現したベンチャー・フランチャイズが今や業界トップのフラチャイズに発展したケースはたくさんあります。

ベンチャーは低コストで出店可能

加盟金の金額はフランチャイズ・ビジネス、それを展開するFC本部の方針により様々ですが、だいたいは100万~300万円の間で設定されています。この、加盟金はベンチャー・フランチャイズの場合、安く設定されている場合があります。FC本部側からすれば、実績があまりない状態では高額な加盟金を設定できないためです。

通常はアーリーステージ(FC本部創設から2年以内)で50店舗位までは、加盟店がスタートアップしやすい加盟金に意図的にするケースが多いですから、この時期に加盟すれば投資コストが低く抑えることができます。しかし、これがリスクをとった加盟店にベストな加盟金額なのかは、FC本部側の意向を丹念に聞き取り確認する必要があります。

ベンチャーの魅力はドミナント戦略の実現

マーケットを先行する老舗企業やトップ企業の最大の難点は、出店エリアに限りがある、あるいは魅力のあるエリアが少ないということです。これでは出店できたとしてもせいぜい1店舗が限界で、3店舗、4店舗と複数の多店舗展開はできません。

1店舗だけでは強力な競合店の出現等に対してのリスクマネジメントとして、あるいはスタッフの独立支援をするなどの人材マネジメントとしての、ドミナント戦略をとれないのです。生涯1店舗だけでフランチャイズ・ビジネスをやり遂げるのか、それともドミナント戦略をとっていくのかは、フラチャイズ起業家にとっては加盟前に考慮すべき重要な問題になります。ベンチャー・フランチャイズは、ドミナント戦略を志望した場合、その加盟先として大いに検討に値する対象になります。

フランチャイズ起業家とベンチャー・ビジネス

このようなベンチャー・フランチャイズの三つの魅力に触れましたが、ベンチャーならではのリスクが様々にあります。しかしリスクをとって最短距離で成功をめざすことも起業家に求められる資質です。ベンチャー・フランチャイズを展開する、その経営者もあなたと同じ志半ばの起業家といえますから、その生き様や目指しているゴールを確認してみるだけでも得るものはたくさんあります。ぜひ起業家としてベンチャーを研究してみてください。そうすればあなたの中に眠るベンチャー魂を呼び起こせることでしょう!

追記:昨年末のあわただしい師走の時期に、下記のようなプレリリースが飛び込んできました。
株式会社ダイヤサービス(本社:千葉県千葉市花見川区、代表取締役:戸出智祐、以下当社という)は12月22日、ドローン専門の総合カスタムショップ「DRONE GARAGE」をオープン、同時にフランチャイズ店舗募集に向けての活動も開始いたします。

さあ、これを読んで、あなたのフランチャイズ起業の方向性が試されます。
ぜひ、ご自身のアントレプレナーシップに問いかけてみてください!

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著者プロフィール

中川 強

大谷大学哲学科卒、そごう百貨店に入社。大手フランチャイズチェーン(FC)本部を経て、起業家を育成するコンサルタントとして独立。FC本部出身のコンサルタントにはない経験を磨くため、自ら飲食店系FC本部を立ち上げ計22店舗展開。自らも教育系FCに加盟し計17教室を展開した。現場に強いコンサルティング相談を打ち出し計52フランチャイズチェーンの各種FC企業の全国展開に寄与した。著書に「こうすれば成功するフランチャイズ起業」(自由国民社刊、2007年)など。