飲食店の開業に係る届けや手続きに関する事等のまとめ
- 飲食店を開業するのに資格は必要なの?
- 飲食店開業時に必要な届出や手続きについて
- 飲食店開業の支援と融資について
次に、飲食店の開業をする際には、初期費用としてどのくらいの金額を資金として見ておくと良いのでしょうか?
これは、小さい喫茶店を自宅の一角で始めようと言う場合と、新しく大きな店舗を賃貸して、なるべく多くのお客様に来て頂けるように収容人数を多く設定し、改装等の費用や、営業していくのに必要な従業員を雇うと言う場合では大きな差が出てくると思われます。
自宅の一角でこじんまりと飲食店を開業しよう!と考えた方の場合ですと、まず自宅ですから賃料は発生しません。ただ、飲食店風に一部改装等を行わなければなりませんが、最近ではリフォームが好きな方も多くいらっしゃいますし、業者に頼まなくてもご自身でリフォームしちゃう方もいるでしょう。
また、小さい喫茶店となれば、従業員を別途雇う必要はないでしょうから、そこまで費用はかからないと思われます。ただし、すぐにお客様が来てくれるかどうかは分かりませんから、半年程度の営業に関する資金を見積もっておくと安心ではないかと思われます。次に、大きな飲食店を開業される方の場合として例に上げておきますが、賃料や従業員の給与の事等も考えると、最低でも12ヶ月分くらいの資金を見込んでおくと安心です。
また、「居抜き」と言って、店舗を賃貸する際に、その前に借りていた方が同じような飲食店をされていた場合、そこにある設備等をそのまま受け継ぐと言う形で開業する場合があります。この時は、譲渡代金等を支払う場合もありますから、リフォーム代や、それらの事を踏まえて、開業する前の段階において、どのくらいの費用がかかるのかどうかを、詳しく検討しておく必要があると言えるでしょう。また、飲食店を開業する際の失敗例について上げておきますが、まず、上記にある解説のように、開業する前の段階で、ある程度安心できる費用を準備できていないと言うケースがあります。
開業=絶対にすぐお客様が来て売上があると言う思い込みは大変危険であり、すぐさま廃業にも追い込まれかねませんから、注意する必要があります。また、店舗を構える場所の立地条件や、周りの市場調査を、マーケティングとしてしっかりと行っていないと、お客様はライバル店に取られてしまい、結果的に売上に繋げる事ができません。更に、新しくできる店舗なのですから、開業をした事をアピールできるようなネット戦略や、広告等を用いた施策をしっかり取って、失敗に結びつかないようにする必要があると言えるのではないでしょうか?
飲食店を開業する場合には、その形態や規模にもよりますが、ある程度の資金がかかると言う事を見込んでおかなければなりません。そこで、様々な支援や、融資があるか等について、解説をしておきたいと思います。まず、融資についてですが、融資と言うのは、お金を借りる事であり、事業を上手く軌道に乗せて、いずれ返さなければならないものになります。
実際に金融機関等で、融資を受けるケースもあるようですが、何もキャリアがない段階から金融機関にお金を貸してほしいと言っても、中々融資して貰えない事の方が多いと考えておくべきでしょう。更に、もし借りられるとしても、実際に融資を受けるまでには時間がかかってしまう事が多く、あまりオススメできません。その代わり、国による融資と言うものがありますから、ご紹介しておきます。
一般的に皆さんが使いやすい融資は、「日本政策金融公庫」が出している創業に関する融資であり、融資の中でも皆さんが手を出しやすいポピュラーなものとされております。
これも、日本政策金融公庫が出している融資制度の1つです。
最も一般的であり、条件はありますが、融資も受けやすいと言う印象が強い制度となります。
こちらは、新創業融資制度よりも利率が低いものとされております。
次に、助成金や補助金についてですが、これは大変有り難い事に、貰えるお金であり、基本的に返す必要はありません。
こちらは、飲食店において、よく使われるものとされております。
しかし、残念な事に、開業時に使えると言う制度ではなく、一定の期間を経てからの利用となりますので、開業時に助成金や補助金を利用できるわけではありませんので、あくまでも一定期間経営をした後に、是非とも利用頂きたい制度と言う事になります。
ーバーの開業に必要な資金とはー
バーを開業したい!資金や資格はどうしたらいいの?
ー飲食店を取り巻く環境を知っておこうー
【第1回】カフェを開業する前に考えておくべきこと