高知県でIUJターン・移住・起業する方必見!押さえておくべき基礎知識!
- 高知県の気候、観光・地域資源、交通情報
- 高知県の主要産業、有名企業
- 高知県で起業するために役立つ情報
四国の南西部に位置する高知県は太平洋に面し、北は愛媛県、東は徳島県と境を接しています。70万5880人(2018年10月1日現在)が暮らす面積約7105 km²の肥沃の地には、日本最後の清流として名高い四万十川を始めとして、室戸岬や四国カルストなど多くの観光資源が揃っています。
幕末には坂本龍馬などの志士を数多く輩出し、「土佐」としても有名な高知県。
産業面では、豊かな自然資源を生かした農業や、県土約84%の森林が生み出した林業、土佐和紙の伝統を脈々と受け継ぐ製紙業などが発展しています。
起業面では、起業を決めた人のサポートはもちろんのこと、これから起業したいと思っている人に向けたプロジェクトやセミナーが充実。豊かな資源を生かした新たな取り組みを全力でバックアップする体制が整っています。
移住面では、田舎暮らし体験や移住体験ツアー、高知市に移住してからどこに定住するのかを決める「こうち二段階移住」の推奨など、じっくり高知の魅力を味わいながら移住を実現させる取り組みなどが盛んです。
太平洋側気候に属しています。年間平均気温は約17℃と、年間を通して温暖な気候が特徴です。
南国全国有数の年間日照時間と降水量で知られ、夏季は高温多湿になりやすい気候です。
夏場は特に台風の影響を受けやすく、降水量が多いです。降水量と日照時間の長さが、肥沃な土を生み出しています。一方で、冬季には北部の山間部でまれに大雪が降ることがあります。
「四万十川」や「桂浜」を始めとして豊かな自然が残されている高知県は、絶景の宝庫というにふさわしい場所です。
また、海の幸も豊富でグルメスポットにも事欠きません。坂本龍馬や中岡慎太郎などの幕末の志士たちを多く輩出していることから、それに由来する歴史スポットもたくさん存在しています。毎年盛況の内に開催される「よさこい祭り」は多くの観光客を集めています。
高知県の空の玄関口は、高知龍馬空港です。東京、大阪、福岡、名古屋便が就航しています。陸路で高知を目指す場合、岡山駅から特急南風を利用するのが便利です。主要都市からは、空路・高速バスが運行しています。
県内の交通は、陸路であればJR四国や第三セクター運営の土佐くろしお鉄道、JR四国バスの利用が便利です。高知市内を走るとさでん交通の路面電車は、今も市民の足として親しまれています。
高知県は平安時代から製紙業が盛んで、現在はその技術を生かしてティッシュペーパーや家庭紙などが生産されています。
漁業では、黒潮の影響を受け、カツオの1本釣りが有名です。カツオの消費量は全国一を誇ります。農業では生姜、ナス、シシトウ、ニラなど温暖で日照時間の長い気候を生かした作物が多く収穫されています。他に、面積に占める森林の割合が日本一の高知県では、製材業も特徴的な産業です。
平成28年の経済サンセスによると、高知県には3万6239事業所あり、そのうち卸売・小売業が9926事業所と最も多く、次いで宿泊業・飲食サービス業が5427事業所でした。東京商工リサーチの2017年度四国地区年商100億円企業ランキングでは、高知県の有力企業売り上げトップは、酒・食品卸売業の旭食品株式会社、2位はカメラのキタムラでおなじみの株式会社キタムラ、3位は医薬品総合卸業の中澤氏家薬業株式会社でした。
平成27年の国勢調査によると、高知県内の労働人口は約34万人でした。平成29年就業構造基本調査によると、高知県内の収入を得ることを目的に働いている有業者35万9400人のうち、3万2600人が自営業もしくは会社役員などの起業家です。有業者のうち、約9%が起業家です。
高知県で起業する際、高知県の窓口は産業振興推進部 産学官民連携・起業推進課です。民間は、特定非営利活動法人こうち企業支援センターが窓口として、創業・起業に関する相談に乗ってくれます。
高知県には他に、起業や新たな事業を目指している人を全面的にサポートするKOCHI STARTUP PARKというプロジェクトもあります。
高知県には、創業を決めた人や創業から5年以内の人を対象にした創業者等応援融資や新事業展開支援融資という制度があります。
条件に該当する人は低金利で融資を受けることができます。
また、店舗を複数の業者でシェアしながら開業を目指すチャレンジショップという制度もあり、起業前のお試し開業を応援しています。この他にも空き家を活用して開業を目指す人に、店舗の改修費用を最大100万円まで補助する定空き店舗対策事業もあります。詳しくは、県のHPでご確認ください。
公共・民間の団体がそれぞれ女性起業支援を行っています。高知県信用保証協会、こうち男女参画センター、高知県よろず支援拠点などは、企業に関する相談に乗ってくれる他に、女性起業家を招いた講演会を随時開催しています。詳しい日程や内容は各団体のHPでご確認ください。
創業・起業を目指す人に向けたセミナーが各種用意されています。高知で起業をしたい首都圏在住者向けの起業塾から、起業アイディアのブラッシュアップイベントまで様々です。高知では、「アイディアはあるけど具体案が決まっていない」という人に向けた事業化のサポートが充実しているので、セミナーなどにどんどん参加しましょう。セミナーの詳しい日程は、こちらをご確認ください。
高知県内の34市町村では、それぞれ独自の助成金制度を設けています。定住支援、就業支援、医療支援、住宅支援など、移住者のニーズにあった助成金が充実しています。詳しくはこちらから移住を考えている市町村を選択してご確認ください。
子育て先進国フィンランドの制度「ネウボラ」を取り入れた子育て支援体制があります。
「妊娠期から子育て期まで切れ目のない総合的な支援体制」を目指した体制です。県は、妊娠中や出産後子育てが始まった両親を対象にした「こうちプレマネット」を運営や、地域子育て支援センターの設置などさまざまな取り組みを展開しています。
高知県では、UIJターンの人を対象にした移住体験イベントが展開されています。
移住後にどんな暮らしができるのか体験するツアーや、高知で移住する人を対象にした転職イベントなど目白押しです。イベントは高知県内だけでなく、東京・大阪・名古屋などでも開催されているのも魅力です。詳しくはこちらでご確認ください。