商売の持続性に一番強い要因を与える誠実さ正直さ

ポイント
  1. 自分自体ができていないことを商売として展開することは絶対にNG
  2. できなかったのであれば嘘をつかずに誠実に謝る

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正直さや誠実さは極めて、極めて、今後の商売における重要な要因になると思います。この部分が商売の持続性に一番影響を及ぼしている要因だと僕は思っています。

正直さや誠実さとは一体何でしょうか?とても違和感を感じることがよくあります。

SNSをはじめ、いろいろな会社の話を聞いていると、良い話や自分がいかにできるか、強いか、素晴らしいのか(人もそうですが、商品・サービスも)という話しか見ないことです。そんな完璧なことってあるのか、明らかに嘘だろ、とほとんどの商品・サービスのセールストークなどをみていると思ってしまいます。良いところしか見せないわけです。うまくいったケースしか見せないわけです。

いつも意地悪なので、御社の商品・サービスの良さはわかりましたが、何がダメなところですか?と聞きたくなります。このように聞いても、結論、ダメなことは言わないでしょう。すぐに切り返してきて、強いところとリンクして説明することでしょう。※誰かを批判しているわけでは全くなく、僕自体も上記のように言うことが今でもちろんあります。ただ、最近の気づきとして、とても上記のような振る舞いや考え方だけでいることが、少し陳腐に見えるようになってきたことも事実としてあります。そのため自分自体も誠実であることを一層のキーワードとしてやっていこうと思っています。また、これから商売をはじめようとしている方に、また持続的な商売をやっていきたい方に、少しでも何かのヒントになればという気持ちです。

大切にすべきだなと思う基本的な態度として、下記があると思っています。こちらは誰かに言っているわけではなく、自分への注意やメモも兼ねてです。

自分自体ができていないことを商売として展開することは絶対にNG

めちゃめちゃよく目にします。自分が全然できていないのに、あたかもできるかのごとく、商品・サービスとして売ろうとしているわけですが、これは最悪です。自分の売上が全然ないのに、売上アップのコンサルをやっているとか、SNSを使ったマーケティングと言いながら、自分は全然SNSなんて使っていないところで、マーケティングをやっていて売上を立てているとか。自分が実際にやっていること、できることにフォーカスをして、お客さんには伝えるべきです。

自分の会社や商品・サービスの弱点をしっかりとわかっておき、場合によっては正直に伝えるべきだと思います。この部分は間違いないものの、こういうところは弱点ですと。それでよいのだと思います。こういう人が使うと絶対にうまくいかない、僕たちの役割はここまでですと、明確に守備範囲を設定するなどです。

無理に加工をして強く、大きく、素晴らしく魅せようとすることは、わかる人からするとこんな陳腐なことはないと見透かされてしまうし、広がりません。自分達にとっての良いところの事実や数字だけを切り取りだけを見せるのではなく、切り取らないで、持続的にどうなっていったのか?などの長い時間経過のスパンで捉えるべきです。結局、最初に嘘に近いことを言ってしまうと、後々お客さんとトラブルになります。

お客さんの期待値が高い形で商品・サービスを購入したものの、全然商品・サービスを使っても言っていた結果が出ないということです。商売を持続してやっていこうと思うと、お客さんとはきわめてよい関係を築かねばなりません。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

1986年生まれ、横浜出身、慶應義塾大学法学部卒業。

23歳の時、病気をきっかけに、小学校親友4名、資本金5万円で株式会社ウェイビーを創業。

10年間で10,000人を超える経営者、起業家の「組織づくり」「売上アップ」に携わる。

社長がいなくても回る強い組織、仕組みをつくる「01組織クラウド

小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド

の01シリーズを展開中。

2016年10月より、世界経済フォーラム(ダボス会議)の日本代表選抜
2018年9月より、徳島大学客員教授就任
2020年4月より、iU 情報経営イノベーション専門職大学客員教授就任

「行動の品質」「自分の力で稼ぐ力を身につける本」など著書7冊。
日経新聞、エコノミスト、NHKなどメディア掲載も多数。