商売人の中で最後の結果を分けているものとは

ポイント
  1. いかに早く既成事実や関係構築などをすることができるのか?
  2. 相手の期待を上回る動き方ができているか?

目次 [非表示]

いかに早く既成事実や関係構築などをすることができるのか?ということは起業家にとってとても大切な力だと思います。結果が芳しくない起業家の多くは、この部分ができていないんだと思います。

誰がどうみても、やったほうがこれは良いですよねということがあった場合に、そのことをわざわざ議論などせず、次の日には1人でもやるということが大切です。誰かと仲良くなろうと思ったら、絶対に会う回数が大切なわけです。1回しか会わない人とも運命的に仲良くなるかもですが、やはりそこには一般的に数が大切になるわけです。

そうするとまずは「頻度良く会うことをどうしたらできるか?」という問いが立つわけです。「頻度良く会いたいと思われる人や会社になるためには、相手目線でみたらどうしたらよいのか?」となっていきます。相手方に信じてもらおうと思ったら、逆に相手を信じたり、相手の希望を叶えることも大切になっていきます。大抵はお互いが自分の希望が満たされたら動こうと思っているので、けん制し合い、お見合いをして進まないわけです。永遠のストップ、こう着状態です。

鶏と卵状態ですね。常に何かをしたい場合には、対になるものがあるわけですが、自分の願望だけを見ては絶対にいけません。相手の目線からみて、期待を考えるべきです。そして、先にその期待を超えることをすぐにしてしまうということが、ものごとを動かしていく肝なんだと思います。

損して得とれや、利他の精神、GIVEの精神などはこのように説明できるのだと思います。未熟な起業家では、お互いTAKE思想なわけなので、鶏と卵のままずっと。4月11,12日で1泊2日の予定で、起業家8名連れて、千葉県の銚子市に行ってきました。目的は銚子市×起業家で一緒に課題解決をし、新しい事業を創ること。

銚子市長、副市長、現地の起業家、金融機関等とのMTGでした。どんなに大きな組織であっても、最後は人が決定するということ。素晴らしい論理的な提案も必要です。間違いありません。ただもう一方で、既成事実や関係構築ということもやはり大切だなと痛感しました。

この両軸を粛々と積み上げていくことがポイントです。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

1986年生まれ、横浜出身、慶應義塾大学法学部卒業。

23歳の時、病気をきっかけに、小学校親友4名、資本金5万円で株式会社ウェイビーを創業。

10年間で10,000人を超える経営者、起業家の「組織づくり」「売上アップ」に携わる。

社長がいなくても回る強い組織、仕組みをつくる「01組織クラウド

小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド

の01シリーズを展開中。

2016年10月より、世界経済フォーラム(ダボス会議)の日本代表選抜
2018年9月より、徳島大学客員教授就任
2020年4月より、iU 情報経営イノベーション専門職大学客員教授就任

「行動の品質」「自分の力で稼ぐ力を身につける本」など著書7冊。
日経新聞、エコノミスト、NHKなどメディア掲載も多数。