1対Nの商売から、1対1の商売へ転換できるか!?
- オーダーメードスーツの話から見る1対1の重要性
飲食店でアルバイトをしている大学4年生が、社会人になるにあたって、スーツを新調したいと思いました。しかもオーダーメードスーツで。忙しく採寸などする時間を確保できない、したくないということもあって、バイトの合間に、出張で来てくれるオーダーメードスーツの会社に発注。かつては、納品まで1か月程度かかり、値段も10万円と、とても使い勝手がよかったとはいえないオーダーメードスーツでしたが、現在では、1週間程度で納品、値段も3万円程度でできるそうです。
大手もどんどんオーダーメードスーツの市場に参入していきます。
僕の後輩でも参入障壁が圧倒的に低いこともあって、3社程度オーダースーツもやっている後輩がいます。このメンバーは経営者層に絞って、個人的な関係性で販売をしています。(保険の営業マン的な位置づけですね!)そのため、生き残ることはできると思いますが、商売のスケールという観点ではなかなかに難しいと思います。
ゾゾスーツ然り、完全に1対N(不特定多数)の時代から、1対1の時代に入ってきました。しかもその1が、場合によっては、本人すら気が付いていない、希望だったりするわけです。(ビッグデータなどを利用)
産業関係なく、1対Nで商売をやっていた会社が、今後、1対1の形にできるか?というのは、大きな生き残りをかけたポイントになるのだと思います。