意外とコミットメントが弱い?起業家の弱点とメンターの重要性
- 若い起業家の弱点
- 大体うまくいってるだけでなく100%上手くいくのを目指す
- メンターの介入が数字をより明確にする
創業社長はものすごくコミットメントが強いと思います。
僕も決めたことを何が何でも達成しようという気持ちがとても強いと思います。しかし、実は、利益がそこそこ出ていると、期初に立てた目標よりも数字が少し下回っていても、利益が出ているし、まぁー前年よりも数字的によく推移しているから良いかなと甘んじてしまうことも多々あります。僕は紛れもなくそうです。
数字目標が達成できそうにないと思うとすぐに下方修正したり、そもそも達成できそうな数字から目標を決めてしまいます。ここに対して、疑義を言ってくれる人が社内には社長なので基本的にはいません。(ここで疑義を言ってくれるような人や仕組が社内にある会社は素晴らしいと思います。)社長の決定は会社の決定というのが普通の会社です。なので、社長が過小目標を設定してしまうと、成長機会を自ら奪っている可能性があるわけです。
今回の取材の中で、旧知の仲の社長で数字に対してものすごく厳しいイメージを持っている社長がいるのですが、実は数字の最終的なコミットにはすごく弱いんだと話をしてくれ、僕はすごく意外な印象を持ちました。その社長曰く、最近、メンターに入っていただき、数字へのコミットの弱さを一層感じたそうです。全然コミットしていなかったと。
本当にコミットしている人は、絶対に数字を達成するため、あらゆる策を講じるし、数字へのこだわりの半端ない強さを感じたそうです。
また、例えば、そもそも今期の目標というのは、今期のための目標ではないのですよね。会社として目標から引き算をして出している数字であることが大きいわけです。
今期決めた数字ができないと、全社のもっと長いスパンでみたGOALへたどり着くことがすごく遅くなったり、遅くなったことでチャンスを逃し、たどり着けなくなるリスクを秘めている恐ろしい話なわけです。だからこそ、コミットメントをしていくことは、全社のこの瞬間だけの問題ではないわけなのです。
創業社長であり、株主の場合には、誰からも文句は言われません。自分が怠けようと思えば簡単に怠けられるわけです。もちろん20代起業家の圧倒的に多くの場合には、怠けるなんてことはないのですが、僕が言いたいのは、最後まで詰めきるということです。「20代起業家で億越えしている人」も中にはいるのです。
80%達成しているからよいではなく、97%達成だからよいではなく、100%以上にこだわることをやっていくこと。そこへのコミットメントです。
(この点は、長中期計画など策定しないと、何のための数字なのか?ということが絶対に出てこないと思います。長期、中期の数字は外部環境によってもブレガチであり、策定することに意味があるのか?これは難しい話だと思います。賛否あるので。数字が大切なのではなく、自分たちのたどり着きたいイメージのときには、何ができているのか?という数字ベースだけでなく、イメージベースでとらえ、それを客観的な数字や力などで落とし込みしておくとよいかもしれません。)
メンターが入ることで数字へのコミットメントが増すことは間違いないと思います。
特に、事業経営をやっている、やったことのある経営者がメンターに入るとよいですね。
コミットメントは社内の風土すら変えていくものだと思っています。ルーズな社風なのか、きっちりとした社風なのかなど。いろいろな部分に影響してくる問題です。
良いメンターが入るとやはり、まだまだ未熟な創業したての起業家にとっては、得るものはとても大きいと思います。
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