ボトルネックって何?~仕事やビジネスで起きる様々なボトルネック~

ポイント
  1. ボトルネックとは一体何?
  2. ビジネスにおけるボトルネック
  3. ジムニーで考えるボトルネックとリスクヘッジ

目次 [非表示]

ボトルネックという言葉を聞いたことがあるという人は実際にどのくらい、いらっしゃるのでしょうか?

ビジネスマンとして日々社会で活躍されている方や、起業家の方であれば、少し身近な言葉かもしませんね。

しかし、仕事内容によっては、全く使わないという方もいらっしゃることでしょうから、今回は、そのボトルネックについて、基礎的な解説と、実際にボトルネックといわれる現象がビジネス上でどのように使われるのか?を総合的にみていきたいと思います

ボトルネックとは何なのか?

知らないという方は、一度ボトルを想像してみてください。

例えばワインボトルですが、ワインが入っている本体部分は寸胴な形状をしています。

しかし、注ぎ口となる上の部分は一体どうなっていますか?

恐らく多くの方が想像されるのが、本体部分よりも、注ぎ口の方が細くなっているとイメージされたのではないでしょうか?

ずばり、ボトルネック=ボトルの首ですから、その見た目から付けられた名前となるのです。

ボトルネック(bottleneckというのは、システムを設計する上での成約や概念のことを意味しており、その速さや、律する(制御)という要素を表す為に使われる用語となります。

例えば、仕事をする上で、物事がスムーズに進行しないという場合がありますよね?

このような事態となった場合、原因を探ることになるわけですが、全体像で見た場合に、その中の小さな部分が原因となっていて、他の部分を改善したり向上させたとしても全く改善がされないという場合が多く、この部分のことをボトルネックと表現するのです。

もっと分かりやすくいうと、先ほどのワインボトルを想像してみてください。

ワインの注ぎ口は、細くなっている為、その形状から、ワインボトルを真っ逆さまにしても、注ぎ口分の広さとなる量しか出てきませんよね。

一気に出したい場合は、ボトル部分とネックの部分が同じ幅でなければなりません

人間の血管でも、想像しやすいと思うのですが、ある一部分に血栓ができていたりする疾患があると、その部分に通る血の量は、一部通行止めを起こしていますから、流れる量に変化が生まれるわけです。

このように、少しイメージを違うものとして表現してみても、理解が深まりやすいのではないか?と考えます。

また、ボトルネックという名称については、例えばワイングラスでいうと、そのボトルの瓶サイズがどのくらい大きかったとしても、そのワインの中身を出す場合の速度や、流出させる量というのは、ボトルのネック部分、つまり首だけに制約を受けるという連想から付けられているといわれております。

ビジネスにおけるボトルネックの様々な具体例

ボトルネックは、様々な場面において、使用される言葉です。

しかし、実際にどのような場面で使われているのかを知らなければ、中々理解が深まらないでしょうから、具体的な例を上げていきますので、想像して頂ければと思います。

人的不足によるボトルネック

こちらは非常に分かりやすいのではないかと推測します。

企業においては、従業員が居なければ、仕事が成り立たない会社がほとんどだと思われます。

また、昨今では、人的不足が取り上げられることも多いですし、あちこちで「人が足りない」という社長や店主などのぼやき声が聞こえてきます。

つまり、何か仕事を行う上で、とくに生産の現場などにおいては、事業を進めたいけれど、その事業を進める為の人が全く足りていない為、進められないからボトルネックになっているなどと表現される場合があります

本来、人が足りているのであれば、生産効率は上がりますし、出来る品物の数も増えるのが一般的です。

しかし、それを作る人が足りないわけですから、生産性が落ちる、すなわち人的不足=ボトルネックになっているという表現になるわけです。

会議が長引くボトルネック

こちらも、非常にイメージしやすいボトルネックだと思われます。

例えば、定期的に、事業を行う上で会議をしなければならないシーンというのは、どの会社でもありえる話です。

しかし、もしも1人の人の話がとても長かったり、結果として1つのことを、いいたいだけなのに、回りくどいようないい方をして、1分で話が終わる所を、10分も20分も使って話してしまうような方っていらっしゃいますよね。

これは、会議を長引かせているだけではなく、会議に出席している他の従業員の仕事時間を奪っていることになります

こうなると結果として起こることは、各自の仕事時間が減らされてしまうわけですから、残業をしなければならなくなった場合には、残業代として余計なコストがかかりますし、残業をしない場合であれば、最悪の場合、取引先と約束した納期に間に合わなかったなんてことにもなりかねません。

更に、別枠として最悪なのが、会議に時間がかかってしまったせいで、仕事のスピードを上げなければならない事態となり、焦った為に結果失敗してしまったなどとなっては、その人の努力も報われないどころか、余計に時間がかかる結果となり、取引先や、他の従業員に迷惑がかかる場合がでてきます。

このような場合、会議が長引く理由として、会議に出席している〇〇さんの意見や説明、話に対する効率が悪く、それがボトルネックになっているという表現がされる場合があります。

サイトパフォーマンスによるボトルネック

皆さんもよく、インターネットを使われると思うのですが、閲覧したいサイトの表示が悪いとなると、少しイライラしてしまいませんか?

そもそも、サイトパフォーマンスというのは、表示にかかる速度や、動作の速度という意味となります。

このサイトパフォーマンスが落ちてしまうと、様々な問題が発生するわけです。

単純に閲覧をする側のパソコンやインターネット回線の問題がある場合や、どこかの機能のレスポンス自体が理由になっていて、調べる必要性があるというケースがあります。

どちらにしても、サイトパフォーマンスが下がってしまうと、仕事をする上での効率は悪くなってしまいますから、その点から考えた場合に、どれがボトルネックになっているのか調べる必要があるという表現で使われるケースがあるわけですね。

実際に、自宅や会社のインターネット環境でも想像してみてください。

インターネットの会社を変えたことにより、サイトパフォーマンスが向上したり、下がったりした経験がある方は結構いらっしゃるのではありませんか?

この場合ですと、ボトルネックとなっているのは、選択した、若しくはしていたインターネット会社の問題や、ネットの速度に関する契約内容などがボトルネックとなってきます。

このように、何が理由で問題が発生しているのか?と判断する際にも、ボトルネックという言葉は使われているわけですね。

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