OODAとは?PDCAとの使い分けを徹底解説!

ポイント
  1. PDCAサイクルは極めればまだまだ現役で使えます
  2. OODAループは米軍発祥の意思決定手法、PDCAサイクルは日本特有の改善手法
  3. OODAループで意思決定しつつPDCAサイクルの回転数を上げていくことが重要

目次 [非表示]

PDCAは時代遅れなのか?

ビジネス書を読むことがお好きな方は、
「PDCAは時代遅れだ」
「これからは◯◯◯◯(アルファベットの羅列)だ!」
などと言われるフレーズを目にしたことがあるでしょう。

PDCAとは何かと言えば、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)というサイクルを回して目的を達成しようというビジネスマンの間ではポピュラーなフレームワークです。
弊社は10年間で1万社のPDCAをサポートしてきていますが、上記のフレーズを目にするたび「言葉遊びがまた始まった…」と思ってしまいます。
もちろん、それぞれのフレームワークは確かに効果的なものもありますが、「結局はPDCAですよね?」と、PDCAで説明がついてしまうものがほとんどです。

ただ、最近OODAループというワードをビジネスをやっている方は目にすることも増えてきたかなと思います。
今、OODAループは、PDCAサイクルに代わる新しい目的達成の手法として注目を浴びています。今回の記事ではOODAループの概要や、なぜそれが求められているのか、PDCAサイクルとはどう違うのか、PDCAサイクルとどう使い分けるのかについて解説いたします。

OODAループとは?

OODAループは、一言で言えば、米軍発祥の意思決定方法です。
OODAループは以下の4つのプロセスをひたすらループさせていきます。

Observe=観察
Orient=状況判断
Decide=意思決定
Act=行動

つまり、観察をして状況判断をして、意思決定をし、行動をするという、一見当たり前に私たちが行っている思考プロセスになります。

OODAループとPDCAサイクルとの違い

OODAループと必ずと言っていいほどセットで取り上げられるのが、PDCAサイクルとの違いです。
OODAループはPDCAとは全く違います。まず間違いなく言えることは、それぞれが生まれた背景です。
OODAループは米軍で生まれました。Wikipediaでは以下のように書かれています。

OODAループとは、アメリカ空軍のジョン・ボイド大佐により提唱されて、元々は航空戦に臨むパイロットの意思決定を対象としていたが、作戦術・戦略レベルにも敷衍され、更にビジネスや政治など様々な分野でも導入されており、コリン・グレイらにより、あらゆる分野に適用できる一般理論 (Grand theory) と評されるに至っている。

一方、PDCAについて、同じくWikipediaで以下のように書かれています。

PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、生産技術における品質管理などの継続的改善手法。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。PDCAサイクルは、主に日本で使われ、Aのみが名詞のActionといわれる。

このように比較すると、OODAループは米軍発祥、PDCAサイクルは日本発祥ということがわかります。
OODAループは思考法、意思決定の手法であることに対し、PDCAサイクルは改善のための管理手法であるという意味合いがあるということがわかります。

OODAループとPDCAサイクルの使い分け

上記の通り、OODAループとPDCAサイクルはまったく別物であるので、使い方も全く別物になります。

OODAループの使い方

OODAループは主に、ビジネスやプライベート問わず、日々の生活で活用して意思決定に質とスピードを高めましょう。PCで言うOSをバージョンアップしていくようなものですね。

PDCAサイクルの使い方

一方PDCAサイクルは日々の思考法というよりも、管理ツールとして活用しましょう。管理ツールなので、組織で運用する際に共通言語となって効果を発揮します。
ただ、OODAループで意思決定をしながら、PDCAサイクルを素早く回していくことが重要です。PDCAサイクルは累積回転数を上げていくことがポイントです。
OODAループで素早い意思決定を行いながら、PDCAサイクルを素早く回してPDCサイクルの回転数を上げていく、というように使い分けをしましょう。

まとめ

今回は、OODAループとは何か、PDCAサイクルとOODAループの違いや使い分けはどうすればいいのかについてお伝えしました。

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どのようにPDCAサイクルを回して成果を上げたのか?以下のユーザーインタビューが参考になりますのでぜひ併せてお読みください。
【ゼロイチで日経掲載!】マスターマーケティングプログラムユーザーインタビュー 田中一永様
日々の行動量に劇的な変化が!「マスターマーケティングプログラム」申し込み前とは別人のように

また、売上を上げるためにどのように考えて行動をしていったら良いのかを無料動画にまとめていますので、まずは是非ご覧ください。

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著者プロフィール

石川直樹

石川直樹

株式会社ウェイビー「01クラウド」責任者
フローコーチング代表

1987年生まれ、愛知県出身、愛知教育大学卒業。
教員免許を取得するも、学校ではなくビジネスの場で起業家をサポートしたいという思いが強くなり、2013年にコーチとして起業。
これまでコーチとして7年間、年間のべ500人以上の起業家のサポートを日々泥臭く行い、 圧倒的な売上アップに貢献。
小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド」の開発に関わる。

趣味は、ジャズギター、源泉かけ流し温泉、読書。