フランチャイズの収入は前職よりアップするのかを考えてみた

ポイント
  1. フランチャイズを始めるにあたって、前職の収入を超えられるのかを考える
  2. 実際本当に儲かるのか、時給換算で考えていく必要がある
  3. 何を優先するかで、フランチャイズの選び方が変わる

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フランチャイズで独立しようと考えているみなさんは「今の収入を超えたい!」「自由な時間が欲しい」と思って、その手段として独立を検討されている方が多いことと思います。実際、フランチャイズの収入は前職よりアップするのか今回は考えていきたいと思います。

フランチャイズの収入を考える

独立開業する皆さんは、今の収入や職務内容に満足できず、フランチャイズに参入するのだと思います。
フランチャイズを多店舗経営し、年収が1000万円を超える成功者も多くいます。
そのような方は、フランチャイズ本部やイベント会場でセミナーを開き、成功体験を語っています。

実際本当に儲かるのでしょうか。

今回、フランチャイズ本部やイベント会場から、たくさんの資料を収集し分析しました。
実際のところ、平均400万円から500万円の年収が一般的です。
この年収は、1店舗のみ経営の場合のため、多店舗展開をした場合は年収が増える場合があります。

飲食店やコンビニは、売上こそ他のフランチャイズ業種よりも多いのですが、一人で運営できないため、その分人件費等コストも増大します。そのため、コンビニを何店舗も経営し年収がいいオーナーもいれば、1店舗だけでもコストが増大して、赤字もしくは年収200~300万円もないオーナーもいます。

サラリーマンであれば、年収が減額した時点で転職も可能ですが、フランチャイズオーナーは自己資金や借入金で運営したり、契約期間もあるため、やめたくてもやめられず運営しているというケースもあります。

年収で考えるのではなく、時給換算で考えるようにしましょう。

今の話を聞いて「フランチャイズ経営よりサラリーマンの方がいいかも」と思われたかもしれません。
しかし、自分で経営する楽しさや、時間を自由に使えること、頑張り次第で年収1000万円も夢ではないという可能性に誰もが惹かれるのです。

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フランチャイズによる収入と時間、どちらを優先したいか

みなさんは収入と時間どちらを優先しますか。私はある程度、生活が営めるのであれば、自由な時間を持てるほうがいいと考えています。
例えば、前職の年収が400万円とします。フランチャイズで独立起業し、年収が600万円に増やすことができました。
ですが、中身を見てみると、サラリーマン時代は17時定時に帰宅できていましたが、フランチャイズで独立してからは23時まで毎日勤務しています。
つまるところ時給で換算すると同じじゃないのか、むしろ損しているのではないのかと気が付くのです。
今回は安定的な収入を実現できる工場経営と、自身の時間を自由に決められるフランチャイズを三つご紹介します。

【安定的な収入を実現、工場経営】フランチャイズ収入:ホワイト急便

ホワイト急便はご存知ですか。私も近所にあったのですが、フランチャイズと知ったのは実は最近のことです。
最安値クリーニングの大手です。自社で開発している特殊洗剤や研修をしっかり受けた熟練職人により、品質を保っています。
近年では、ハイクラス仕上げが人気です。
ホワイト急便では、クリーニング工場と営業店の両方をフランチャイズ化しています。
資金が豊富にある場合は、工場をおススメします。

営業店は顧客により収入が変動しますが、工場だとクリーニング営業店から継続的に仕事が入るため、収入が安定するというのがその理由です。

では、どうしたらホワイト急便のフランチャイズに加盟できるのでしょうか。

ホワイト急便 営業店の場合
営業店はクリーニングの受け取り等、顧客と直接対応する仕事です。そのためクレーム対応も必要となります。
ただ、本部の手厚いサポートもあるため、クレーム対応も本部にカバーしてもらえる場合も多いのです。

加盟金
300万円~100万円(商圏範囲内の人口で加盟金金額変更あり)
ロイヤリティー:売上の0.3%
広告宣伝費あり、契約期間は5年
1か月研修期間あり。
本部から月一経営分析があります。

ホワイト急便 工場の場合
クリーニング工場のフランチャイズ経営をする場合は、
建物物件を別にしておおよそ1億円(準備資金や機械設備等)ほど必要になります。
安定的に収入が入るため、資金が豊富にある方や、工場をすでに持っている法人企業にはとてもいいフランチャイズだと思います。

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