学習塾のオーナーになれる!フランチャイズの塾を経営する方法を1から教えます!
- なぜ学習塾のフランチャイズがいいのか
- 資格は必要か
- 学習塾の種類
- ポイント、デメリット
- 開業資金比較
数あるフランチャイズで、どの業種を選ぼうか迷われる方も多いと思います。その中でも教育業界に興味を持たれたことはありませんか。特に学習塾においては、子供たちの成長の一躍を担う社会貢献的な仕事であり、また現在、少子化による学生数の絶対数は減っているものの、その分、親御さんが子供たちにかける資金は微増しています。学習塾といえど今は幅広く、店舗型のものから、地方と都会をつなぐ電話会議式のものまで多種多様です。
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フランチャイズは、あらかじめ経営ノウハウを得られるため、初心者でも未経験業種への参入が非常にしやすいシステムです。さて、数あるフランチャイズの中でもなぜ学習塾がいいのか。いくつか見ていきましょう。
少子化の影響により、親御さんの子供一人当たりの教育費が年々微増している。一般的には、生徒数20~30人が一定にいればよいといわれています。
ある一定の学生数が確保できると、経営が安定しやすい。また、保護者とのリレーションシップを取ることで、例えば、高校1年生に通い始めて、高校受験まで通い続けるように、長期的に1人が同じ塾に通い続ける傾向にあります。また、ほとんどの学習塾は学費に関して「前受制」を採用しているなど、長期的なキャッシュフローを立てやすい傾向にあります。
もちろん、企業によっては、一定数の人数がいる場合はどのくらいの教室の大きさがいるなどルールがあるフランチャイズもありますが、言ってしまえば、教科書と黒板と机と椅子さえあればできるのが、学習塾です。自由度が高いといえるでしょう。
学習塾を営むにあたり、自身に教員の資格や、学力が必要かと考える方も多くいるかと思います。
答えはNOです。
塾講師など採用する必要もありますが、学生アルバイト等で問題はありません。元教員であれば、自身の教え方などに固執するため、面倒な場合もあります。フランチャイズで営む場合、特にノウハウなどもありますので、特段気にする必要もないでしょう。また、その学習塾の店舗での塾講師の育成や、雰囲気作りは別にして、学生への教育方針については独自性をあまり出さずに運営したほうがよいでしょう。この業界の初心者のほうが、フランチャイズを通して、教育関係に興味をもち、うまくいく場合が多いようです。
学習塾の授業スタイルは多種多様です。フランチャイズをする上で、「集団指導」「個別指導」など、経営スタイルで取り組みやすいほうを選択していただきたいと思います。
集団指導は昔からあるスタイルです。1つの部屋に10~30人ほど集めて授業するスタイル。メリットは「収益性」です。教師一人あたりの学生数を増やすことで人件費を抑えることができます。また生徒も友人を作ることで、友人がいるから継続して通いたいなどの声が多くなります。デメリットは「指導が薄くなること」一人当たりの生徒数を増やすことで、授業についていけない生徒も出てくるため、フォローアップがおろそかになると、生徒へ指導が薄くなり、満足度が下がってしまいます。
いかに保護者に対して、ホスピタリティやお子さんの学力向上をしているかなどの説明などが必要になってくるでしょう。
最近非常に多いスタイルです。集団指導よりもはるかに一人当たりの単価が高く非常に人気です。また、生徒の習熟度に応じて進められるため、保護者からの人気も高い面があります。経営上のデメリットは、講師の人数や、大きい敷地が必要で、コストが増えるため、安定した生徒確保、講師確保を常に考える必要があります。
普通のサービスと違い、学習塾はサービスを受ける側が、通うか通ないかの決定権がないということです。サービスを受ける子供たちにどんなにホスピタリティをもって接しても、保護者次第というところがあります。
どんなに素晴らしい教育方針(ビジョンなど)を掲げても、生徒が通わないと意味がありません。また、保護者も子供もそれぞれの個性があるため、塾側の教育方針や学力の伸ばし方のノウハウが本部からもらったとしても、現場でケースバーケースで対応する必要があるということがあれげれます。
フランチャイズゆえに、運営するうえでメリットデメリットが出てきます。デメリットも事前に知っておくと、解消できる手立てが打てるので見ていきましょう。
メリット:
①本部の学習塾のノウハウを学べる
②リースで借りられるものも多い
(本部の業態によりますが、リースだと、開業資金を抑えることが可能)
③ブランド力
④物件から教材まですべてパッケージになっている場合がある
デメリット:
①ロイヤリティー(対価)などコスト面が大
②教材など本部からの指定される場合がある
③広告宣伝などが、全国共通のマニュアルのため、地域に合わない場合がある(独自性を出しにくい)
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①告知をしっかりする
②本部のいいなりにならない
①と②は共通することですが、本部のいいなりにならないという意味は、本部の意向を無視するということではありません。受け身になるのをやめましょうという考え方です。ただ言う通りにするだけで、生徒が増えるわけではないので、近所のターゲットのところへ主体的に動くことが必要です。
③最初から広い物件を使わない
開業するときに、学生数を多く見込めると思い、かなり広い会場を借りて運営して失敗する事例があります。固定費をある程度抑え、必要に応じて拡大するようにしましょう。
一般的なフランチャイズ塾の開業資金を見ると、平均費用:オーナーの自己資金は平均400万~初期投資800万前後/加盟金は150万/ロイヤリティ(授業料・諸経費:10%/入学金:50%)となります。ではいくつかフランチャイズ塾を比較してみましょう。
ECC 個別指導塾ベストONE
費用:開業資金300万円 初期投資1000万前後~/加盟金250万ロイヤリティ:入学金50%
授業料10% 収益予想は生徒50名で約400万円
明光義塾
費用:加盟金300万円/開業資金は1200万円前後/ロイヤリティーは売上の10%(生徒数等で変動せず)
ITTO個別指導学院
費用:開業資金600万~700万円前後/加盟金無料/ロイヤリティ:生徒20人まではナシ、21人~/授業料が7%、入学金等50%、夏期・冬季講習費10%
個別指導学習塾JUKUペガサス
費用:ロイヤリティー毎月3万円/加盟金157万円/開業資金600万円前後/収益目安 30人 65万前後
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少子化で子供が減っている中、学習塾を経営しても儲からないのではと思う方も多いかと思いますが、現実として、1人当たりの教育費は増えています。学習塾を開くと地域のコミュニティーの一つとなることもあり、社会貢献性が非常に高いといえるでしょう。子どもたちの成長の一躍を担えることから、多くのオーナーがやりがいを感じられるものかと思います。ぜひ、フランチャイズで学習塾を経営することをオススメします。
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