フランチャイズ本部の開業ストーリー〜シンメトリー〜

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コンプレックスの上位にあげられる顔の大きさを、変えることができると女性に大人気の小顔矯正。しかし、小顔矯正と聞いて想像するのは激痛を伴う施術ではないだろうか。関東を中心にフランチャイズ展開している、小顔矯正「シンメトリー」では、全く痛みを伴わない施術と、一回でもしっかりとした効果を実感できることから人気を集めている。そんなシンメトリーの代表取締役である細工さんに起業に至るまでのストーリをうかがった。

ー 起業に至るまでの経緯を教えていただけますか?

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最初はオーストラリアで免税店をやってたんですよ。20歳くらいの時に飛行機の添乗員さんと仲良くなって、「あなたは海外で成功するんじゃない?」って言われたんです。すっかりその気になっていたら、そのお姉さんが海外にいくために必要なものを手配してくれたんです。行き先はオーストラリアでした。

そのために100万円ぐらいお金を貯めたんですけど、出発前にほとんど使ってしまったんですよね…。でも、もう飛行機もホテルも取ってしまっていたし、さらに地元の友達が盛大に送別会をしてくれて…。

ー行かなきゃいけない状況ですね(笑)

そうなんです(笑)ホテルは一週間しか取ってなかったので、そのあとは、公園で寝てました。そんな生活をしていたある時、どこからか日本人の声が聞こえてきたんです。日本語だ!と思って話してみたら、その子は寿司屋で働いるというんです。

早速お店に、食べに行ったんですけど、お金なんて持ってなかったので、食べるだけ食べて「お金がないです!」って伝えたら奥からご主人が出てきてすごく怒られました。

ー それは怒られますよね!

でも、事情を話したら、明日から皿洗い来いって言われて。内心ガッツポーズですよね。仕事をゲットできたわけですから。ついでに宿もゲットできたんですよ。それと並行しながら殴られ屋をやってみたり、おにぎりを売ってみたり、色々やっていました。

ー 殴られ屋ですか!?本当に色々されたんですね…。

そうですね(笑)いろいろやりましたよ。それで、最終的に日本人観光客向けに革ジャンを売る商売を始めました。それも新婚さんをターゲットにして販売していました。新婚さんが来ると必ずペアで買うんですよ。これがまぁヒットしたんで、革ジャン屋さんを免税店に変えて営業することにしました。

イギリス人の人と共同経営にして5店舗ぐらいまでは増えましたね。

ーそこから日本に帰ってきた経緯について教えてください。

日本のバブルが終わって、物価がすごく下がって、オーストラリアで全然物が売れなくなってきたんですよ。ちょうどその時、腰痛の改善のために日本の整体に通っていたんですけど、行列になっているお店をみて、これは儲かるんじゃないかと思い、日本で整体院を開業することを決めました。

ー 唐突ですね!もともとそういう業界には詳しかったんですか?

いえ。通っていただけなので(笑)この商売をしようと決めてから勉強して、開業しました。でも、開業したらすぐにお店が繁盛したんですよ。それで、一人ではきついから、スタッフを入れて運営していたんですけど、もともと悪かった腰痛が悪化してしまって。このまま続けていくのはきついなって思っていた時に、当時流行ってた耳つぼダイエットや小顔矯正というのを見て、これだ!と思いました。

小顔矯正ならとか施術を行う方の負担も少ないし、スタッフにも教えやすいと思ったんです。そうして始めてみたら、すごくヒットしてしまったんです(笑)

ー 需要がものすごいありますもんね!そこの市場を最初から狙いにいったっていうよりは、できることをそこを探していたらたどり着いたということですね。

腰が痛くてね。 「顔だけやったら楽かなー」と思ってですね(笑)フランチャイズ拡大の秘訣はファンを増やすことにあり!

ー 最初からフランチャイズを考えられて起業されたんですか?

いえ。元々は直営店を福岡で出して、1店舗、2店舗と恵比寿、銀座、名古屋って自分で広げていきました。でも直営店だと、どうしてもスタッフの確保が難しかったんです。特に福岡と東京だと離れてるからスタッフの教育が難しいんですよね。

ここはやっぱりオーナーさんを作って、各店舗ごとに教育をしてもらう方がいいなと思うようになりました。世の中の人口がどんどん減っていく時に、スタッフ獲得も難しいから、それならフランチャイズにしようということではじめました。

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ーオーナーさんの募集などは苦労されなかったんですか?

うちの場合は、施術にきてくれたお客さんがやりたいって言ってお店を出すことが多いので、あまり大々的に募集とかはしてなかったですね。

あとは、さっき話した免税店をやっていた時に、日本から留学のためにきていた学生がバイトをしてくれていたんですけど、その子たちが日本に戻って会社を経営していて。その人たちがフランチャイズのオーナーになったりしていますね。

ー そこから繋がっているんですね!やりたい人が自然と集まってきてお店が広がっていくっていう。

そうですね。長崎のオーナー、長野のオーナー、博多のオーナーもお客様でした。

ー お店のファンの方がオーナーさんになってくれるのはいいですね!こちらの事業をフランチャイズで始めるにあたって、資格は必要だったりするんですか?

本部で研修を受けてもらえれば大丈夫です。民間資格に相当するディプロマは出しているので、研修をしっかり終えてもらったから店舗に立ってもらっています。

ー研修ってどれぐらいの期間されるんですか?

今は3か月ぐらいですね。

ー フランチャイズの本部の方にお話を聞いていると、結構人材の確保が課題っていうことを聞くのですが、シンメトリーさんはいかがですか?

そうですね。厳しいのは厳しいけども、各店舗ごとに数名集めれば運営はできるので、そこまでではないですかね。でも、今は日本中が人材不足なのでその辺はどこも大変ですよね。

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