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ワンマン状態で会社成長が止まっている社長がまず理解するべきこと

ポイント
  1. 社長がスーパーマンだなんてことは一切ないただの人間
  2. 社長が組織、仕組みをつくることができない構造を知る
  3. できないことが起きたらそれは会社が成長しているということ

目次 [非表示]

小さな会社、個人事業主で人を雇っている人であれば、誰でも悩んでいるのではないでしょうか?もしかしたら自分はワンマン社長になっているのではないかと。または完全にワンマン社長になっており、大分時間が経って、もうあきらめているかもしれません。

僕は、ワンマン社長状態というのは決して悪い状態ではない、ただ、次の会社の成長を実現するためには変えなくてはいけない状態だと考えています。

この記事では具体的にワンマン社長状態というのがなぜ起きてしまうのか、
起業から会社の成長過程においてはごく自然なことであるというご説明をしたいと思っています。

この起業からの会社過程において起こるごく自然な現象であるワンマン社長の構造を理解していただくことで、ワンマン社長から脱却をして、社長がいなくても勝手に回る組織、仕組みをつくることができるようになります。

ワンマン、ワンマンと言われたり、ワンマン社長だと思っていて自信を少しなくしてしまっているような社長にお読みいただけていたら幸いです。また、ワンマン社長の自覚を持っていて、会社がうまくいっていない、もっと成長をさせたいという社長にお読みいただけると幸いです。

社長も人間であってスーパーマンでないという話

会社経営は長期戦であって社長が心身ともに元気が成果を出す肝

小さな会社の社長に対して、まず最初に、「ここまでよく頑張ってこられました。本当にすごいです」というお話をよくしています。

それは、そもそも多くの会社では人を雇うというフェーズにいかないという事実があります。つまり、人を雇うことができている時点で、人を雇うことができない会社よりもうまくできているということなわけです。(先のフェーズに進んでいるわけです)

もちろん他の会社と比較しても何も意味はありませんが、社長の特徴として、自分を褒める、自己肯定をすることがとても少なかったりするので、事実をみて、うまくできていることをしっかりと認識しましょうという話をしています。

この背景には、社長という仕事が極めて心身ともにハードな仕事だからです。
一時的に負荷がかかるような仕事であれば、一時的に耐えればよいのですが、社長という仕事=会社経営というのは終わりがなく、うまくいっても、うまくいかなくてもどのような局面であってもかなりの負荷がかかり続ける仕事です。

会社経営というのは、ゴールのないマラソンで、それを全速力で走り続けるようなものですとお話をしています。

つまり、とてもとても長期戦なのです。この長期戦ということの理解が大切です。

よくある話ですが、社長が無理をしすぎて、精神面または肉体面において病んでしまって
再起ができなくなるということは本当によくあることです。

自分は大丈夫だと思っている社長ほど、意外と病むこともありますし、
これは誰にでも起こりうることです。
このような意味でも、社長が心身ともに健康であることが、長期戦という意味で成果を出そうという場合にはとても大切になるのです。

心身の健康を高めるために、自己肯定感を高く持つこと、できていることを褒めることが大切になり、とても高い自己肯定感の中で、イキイキと働くこと、余裕を少し持って日々の会社経営に挑むことができます。

会社をもっともっと成長させたいという社長は極めて真面目で、できたことよりも、できていないことや、できていたとしても、「もっと、もっと」という考えが強く、自分を認める機会が少ないことがありますので、是非意識されてみてください。

社長だってただの人間で、スーパーマンではないということ

社長というと考えること、やることが無限にありますし、何よりも様々な責任を持っています。周りからは社長なんだからということで、社長としての期待や役割を当たり前ですが期待されます。このこと自体は社長になった以上は当たり前の話で、社長として、しっかりとその役割、責任を果たすことができるようになっていく必要があります。

ただ、このときに大切なことが、すべての社長は社長である前に1人の人間であり、
社長にはじめてなる人がほとんどだということです。

社長といったところで、社長という仕事は国家資格でもなく、免許がないとできないというものではありません。つまり誰でも社長になれるわけです。社長になる前に社長だった人というのはほとんどおらず、社長とはどういう仕事なのかを徹底的に勉強をして社長になりましたという人もいないわけです。社長も社長になってはじめて社長になるのです。
つまり社長ということを社長になった後で、社長をやりながら理解をしていくということです。

これが事実なわけです。

つまり、何もしらないところからはじまるので、できなくて当たり前ということなわけです。

もちろんできないことを肯定しているわけでなはく、構造をしっかりと理解するということをしてほしいのです。

いきなり社長になって社長の役割、仕事ができる人のほうが圧倒的に少数でほとんどの社長はできない、常に失敗先行で、失敗から学び、何とか前進をさせているというのが正確な状態なのです。

社長といってもスーパーマンなんかではありませんので、できなくて当然なのです。
「できるようになっていく」というのでよいのです。
そのため、今うまくいっていない社長、できないことばかりで悩んでいる、諦めている社長、全然大丈夫です。うまくいかない、できないということがわかってからがはじまりなのです。

独立/起業~少し落ち着くまでは社長の仕事はできないジレンマ

売上を上げることで精一杯になる

独立、起業をしてからまず乗り越えないといけないこととして「売上をあげる」ということがあります。この登らないといけない山は全起業家共通のとても大きな山なわけです。
なかなか乗り越えることができない起業家もたくさんいます。それだけ大変な山です。

売上がなければ会社は成り立つことができませんので、社長は全力でこの山と向き合うわけです。法律/倫理違反などにならないことであれば何でもするんだという覚悟、24時間365日とにかく頑張るわけです。

売上をあげるという山を超えるためには、社長はとにかくがむしゃらに、自分の持っているパワーを個人としてフルに使って挑みます。

これはこの段階においては正しいことなわけです。

そして、とにかくがむしゃらにやっていく中で、少しずつですが売上があがっていくわけです。この時は本当に嬉しいわけです。

人の理解なく、誰でもよいからと採用をしてしまう

そして次第に、自分だけでは人が足らなくなって人を採用しようとなっていきます。
この、「人」を採用しようとなったときから、実は社長1人が個人として頑張ればよいということだけではなくなっているのですが、、、もちろん、まだまだ社長ががむしゃらに、個人としてフルパワーで売上を支えているので、採用をした人のこと、もっといえば、「人を通じて大きな結果を生み出す」「誰でも売れる、できる仕組みをつくる」という社長の仕事を理解し、実践できるなんてことはないのです。社長が手を止めたり、気をそらしてしまうと売上は下がってしまうのです。

この時は、社長の頭の中も余裕なんて一切なく、目の前の売上で頭がいっぱいなわけです。

社長の仕事についてはこちらで詳しく書いていますので是非あわせてお読みください。

つまり、会社というのは、少しうまくいくと、1つ1つ局面が変わっていくわけなのですが、社長は当事者なので局面が変わったことに気づかず(そもそも体系的に社長の仕事や会社の成長においてどういう局面が訪れるのかを知らない)、当事者として目の前の課題に挑んでいるのでその課題から他の課題に目を向けることができないのです。

このような状態/構造が世の小さな会社の社長の実なわけです。

とにかく売上をあげるべく、個人として全力で支えている社長は、自分でない人が自分のように売れるようにしようなどという発想はなかなか持っておらず、自分の仕事のサポートをしてもらおう、簡単なできる仕事からやってもらおうとなります。

社長はとにかく忙しいので、採用に時間をかけることもなく、また、会社の理念や今後の方向性、それを実現するためにどんな人が必要なのか?という逆算ではなく、猫の手も借りたという感じで誰でもよいので採用をしてしまいます。

社内は仕事の仕方や手順が明確になっているわけではなく、やってもらいたいことも多岐にわたります。でも教えることはなかなかできず、結局は自分がやったほうが早いとなってしまったり、面接などに力を入れているわけでもないのでミスマッチもしばしばで採用してはやめて、また採用をしてを繰り返してしまうことにもなります。

これが小さな会社の社長の目線であり、社長に起きていることなわけです。

この記事を書きつつとても懐かしいなと思っていました。
僕自身起業をして11年経ちましたが、起業して2,3年目、売上をもっともっと上げなくてはという時で、本当に会社に仕事の手順、ルール、マニュアルなんて何もありませんでした。ただとにかく忙しかったので、大手企業出身の人を採用したことがありました。

採用をしたこの人は、入社初日から何も決まっていない、仕事の仕方がない僕の会社のことにとてもストレスを感じて、入社から2か月程度で退職をしました。もちろん面接時には説明をしたつもりですが、あまりに前職の会社との違いに呆れてしまったのかもしれません。
「なんで仕事の仕方が決まっていないのですか?」ということをよく聞かれましたw
一緒に作ってほしんだよとずっと答えていましたが、完全にかみ合っていなかったです。

このような状態、構造があるわけなので、社長としての仕事=誰でも売れる、できる組織、仕組みをつくるということはできないわけです。そもそも知らないし、頭の中にないのです。

マネジメントが苦手、採用しても人がやめて恐怖症になっている社長へ

マネジメントが苦手、人がすぐやめて人恐怖症になっている社長は結構います。

その際にも

安心してください。全然大丈夫です。
なぜならば、苦手、下手なわけでなく、ちゃんと学習をしたことがないだけで、 今は「感覚、我流、根性」でやっているのでうまくいっていないのです。

と、ご説明しています。

社長も1人の人間で、社長になってはじめて社長の役割、仕事を知っていくのです。また、社長の仕事が構造的にできないような大きな山が起業直後に訪れてしまい、その山を登ることで頭がいっぱいいっぱいになってしまっても仕方ないことなのです。

もちろん何度も言いますが、できないことを肯定しているわけではありません。 建設的にできるようになるために(根性論、がむしゃらに頑張ろうではなく)、 構造を理解することが大切なのです。

できない、うまくいかないというときが本当にはじまりなのです。
大切なことはできないこと、うまくいかないことへのとらえ方です。

はじめてやることなわけであれば、それはある意味当たり前の結果なわけです。
そこからどうするべきか?を考えればよいわけです。

このとらえ方を間違えてしまって、自分はマネジメントができない、人が苦手だと思い込んでしまって、建設的な改善のアクション、姿勢を持てないと、これほど無意味どころかマイナスなことはありません。

社長も最初は1年生なわけです。徹底的に、貪欲に、目の前の山と向き合いつつも、
うまくいかないことが起きたときには、会社が成長した/自分が成長しないといけないタイミングだと捉えることができればよいと思います。

弊社の01組織クラウドはワンマン、属人化している中小企業の社長を誰よりも尊敬し、応援をしてきております。社長お1人では物理的、構造的になかなかワンマン、属人化の状態から抜け出すことができません。弊社はワンマン、属人状態にある中小企業が、何を、どこから、どのようにしていけばよいのか体系的な解決方法を持っています。

まずは、社長がいなくても回る強い組織、仕組みの作り方について無料の動画をご用意していますので、是非合わせてご覧ください。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

1986年生まれ、横浜出身、慶應義塾大学法学部卒業。

23歳の時、病気をきっかけに、小学校親友4名、資本金5万円で株式会社ウェイビーを創業。

10年間で10,000人を超える経営者、起業家の「組織づくり」「売上アップ」に携わる。

社長がいなくても回る強い組織、仕組みをつくる「01組織クラウド

小さな会社、個人事業主のビジネス成長を実現する「01クラウド

の01シリーズを展開中。

2016年10月より、世界経済フォーラム(ダボス会議)の日本代表選抜
2018年9月より、徳島大学客員教授就任
2020年4月より、iU 情報経営イノベーション専門職大学客員教授就任

「行動の品質」「自分の力で稼ぐ力を身につける本」など著書7冊。
日経新聞、エコノミスト、NHKなどメディア掲載も多数。