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経営者のためのマネジメント講座 アドバイスとダメ出しの違い

社員に仕事をしてもらうには、仕事の役割や仕事の範囲、仕事に対する方針と方針を判断する基準について浸透させておくことが大事です。浸透させるには、定期的な教育と指導を行います。
この教育と指導を行うときに、相手が上手くできない事や不明点に関して、相手が自ら気が付くような情報を提供することがアドバイスです。

例えば、社員が契約書の作り方が分からないとします。この時に「〇〇を記入したのか?」「××は確認したのか?」と、経営者が思いつくことを一方的に話すのではなく、どこまで作成できているのか?何処がつまずいているのか?何が分からないのかを?社員から言わせます。
その上で、対処することの助言をします。助言は言いすぎず、社員が行動できるような情報を提供します。
アドバイスとは、社員が行動し経験を増やして、成長に至れることです。

社員が委縮し、行動ができなくなるような情報の提供の仕方がダメ出しです。
社員のすることに対して「なんで、〇〇しないの!だからダメなんだよ。」「なんで、××と考えてんの?考えが甘いんじゃないの!」というような情報の提供の仕方だと社員は委縮し、行動ができなくなります。
行動をしなければ、経験は高まらず全く改善されません。ダメ出しは、社員の成長を止めてしまいます。
さらに、ダメ出しは経営者と社員との信頼関係を壊してしまう可能性もあるのです。

社内方針に関する判断基準が明確ではない時、それぞれの解釈で仕事をしています。その解釈の違いで、状況を判断し「なんで、〇〇しないの!だからダメなんだよ。」「なんで、××と考えてんの? 考えが甘いんじゃないの!」と言ったとします。
しかし、社員からしてみれば「そうなら、初めからそう言ってよ。」とか「え、そういうことなの?好きに考えて良いっていうから、××だって考えたのに。全然好きに考えて良いわけじゃないじゃん。」と、経営者に対して不信感を募らせてしまいます。
これは、経営にとって非常にマイナスな状況です。経営者にしてみれば、社員の成長を考えて話したことでもダメ出しになると、効果がマイナスになります。

まずは、経営者が社員に対して、どうなって欲しいと思っているのか、仕事の役割や範囲、方針に関する判断基準を明確に示す。その上で、社員自身が自ら行動して成長に至れるような情報を示すアドバイスをしていきましょう。

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著者プロフィール

権堂 千栄実

権堂 千栄実

中小企業サポートネットワーク(略称スモールサン)キャリア構築プロデューサー

1964年4月 宮城県石巻市生まれ 高校を卒業後、事務職から数回の転職後

1989年7月 日本ソフトバンク(現ソフトバンク株式会社)入社 営業事務で勤務

1993年10月 日本ソフトバンク退社後 OAインストラクターとして活動

1998年10月 結婚を機に福岡へ転居 翌年 長女 出産

2000年1月 派遣スタッフとしてOAインストラクターの仕事復帰

2003年3月 J-PHONE⇒Vodafone⇒SoftBankMobileのブランド移行時の研修プロジェクトに参加。本部研修開発チームのメンバーとして、研修カリキュラムの開発、資格試験の構築、評価試験の運営を5年間担当。

2008年2月 株式会社Campanula 設立
人材開発コンサルタントとして活動開始

社会人でも仕事の中で「初めて」なことがあります。
その「初めて」のことを「自分で出来る」ように、経験の積み重ねるには設計が必要です。

人の「初めて」を出来るように設計することは、事業計画と並列で考え取り組んで行くことです。その人の育成と活用を経営戦略としてご提案します。