起業のアイデア生み出そう!シックスハット法の正しい使い方!

ポイント
  1. シックスハット法とは?
  2. シックスハット法はどんな時に使う?
  3. シックスハット法の使い方

目次 [非表示]

さて、会議で新しいアイディアをみんなで出し合おうというときに、論点が各々違ってなかなかスムーズに進まなかったり、対立する意見で、議論が進まなかったりした経験は少なくないのではないでしょうか?

せっかくみんなが集まって話をしても、いろんなアイディアが出しずらい、もしくは対立して進まなければ、本末転倒になってしまいます。そんな時に役に立つのが今からご紹介する「シックスハット法」です。

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シックスハット法とは

シックスハット法とは、「平行思考」を活用するフレームワークです。つまり、「みんなで同じ方向性を持って議論する方法」です。

具体的には、6つの視点(客観的・直感的・肯定的・否定的・革新的・俯瞰的)の帽子のいずれか1つを被った状態で、テーマについて考えます。

エドワード・デ・ボノ氏によって、1985年に考案され、モノゴトをいろんな角度から見ることで新しい発想を生み出すことが出来る方法として知られています。

シックスハット法はどんな時に使う?

自由な発想が欲しいとき、また、会議をスムーズに進めたいときにこの方法はおすすめです。なぜなら、1つの色の帽子をかぶっている間は、会議に出席している全員が同じ視点から議論をします。そのため、対立関係が生まれにくく、否定されにくい環境が、アイディアを出しやすくすると言えます。また、こうした環境では、一体感が生まれやすく、会議がスムーズに進行するのに役立ちます。

シックスハット法の使い方

①前提として、4つの基本的ルールを共有します。

  1. 出てきたアイデアを批判しない
  2. 自由に発言する
  3. 質よりも量を重視する
  4. アイデア同士を結合する

また、1つの色の帽子をかぶっているときには、他の色の意見を言わないように注意する必要があります。

②視覚的に色分けされたものを用意しましょう。例えば、色紙だったり、6色キューブを回転させるのもよいでしょう。「違う視点になる」ということを視覚に訴えることで、思考の切り替えをしやすくするためです。視覚的に分かりやすくすることで、現状の視点が分かりやすくなります。

③どういう順番で帽子をかぶっていくかを決めます。使う色数や、順番は自由です。

帽子の色は、全部で6色で、6つの視点でテーマについて考えます。それぞれの色の視点について、説明していきます。

白は、客観的・中立的な視点です。事実確認や、状態を把握したいときに使います。自分の意見や、仮設などを立てないように注意しましょう。

赤は、感情的・直感的な視点です。論理的な視点を入れず、直観の部分の意見を知るときに使います。感情的に「好き」「嫌い」「楽しい」など、率直な思いを言うことがポイントです。注意点としては、テーマについての長所・短所の話にまで及ばないようにします。

黄は、積極的・希望的な視点です。テーマの長所を考える時に、使います。テーマを楽観的にとらえ、とにかくプラス面を見つけることがポイントです。些細なことも長所だととらえ、ポジティブに考えて大丈夫です。

黒は、批判的・消極的な視点です。テーマの短所を考える時に、使います。テーマを悲観的にとらえ、最悪の場合を考えて、失敗やリスクを考えます。

緑は、革新的・創造的な視点です。クリエイティブにアイデアを出したい時に、使います。マイナス面をプラスに変えるアイディアだったり、自由に想像力を働かせて意見をいう事がポイントです。

青は、分析的・俯瞰的な視点です。議論の流れを確認する時や、結論を出す時に使います。話の流れを俯瞰して、冷静に考えたいときに使います。

使い方の例を紹介しましょう。

例えば、会社の新製品について議論するとします。

それぞれ、5分間ずつ帽子をかぶることを決めます。6色のキューブを真ん中に置き、まずどういう順番で色を使うかを話し合います。(3分)

仮に、緑➡赤➡白➡黄色➡黒➡青 で議論を進めるとすると

新製品について、とにかくアイディアをたくさん出します。その後、出たアイディアに対して、好きか嫌いなど感情をぶつけます。そのあと、実際のターゲットは誰なのか。コストはどうなのかといった、客観的なデータを全員で共有した後、メリット・デメリットを考え、最後に全体を俯瞰してどうするか結論を出す。

こんな感じで、一つの会議を進めることもできるでしょう。また、同じ色を2回使ったりなど、方法はいくらでもあるので、アレンジして目的に合ったやり方で使ってみてください。

まとめ

いかかだったでしょうか。シックスハット法では、強制的に違う人格を演じてテーマについて考えることができるので、思考のクセを取り外した新しいアイディアが期待できます。また、みんなで同じ視点から考えることにより、一種のゲーム感覚を味わいながら、活発にアイディアを出すことが出来るのできます。

新しい発想・アイディアを見つけたいときには、是非一度、試してみてはいかかでしょうか。

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