確定申告は代行してもらうべき? 費用やメリットは?

ポイント
  1. 個人事業主や会社員で副業するにあたって悩みのタネの確定申告
  2. 確定申告の代行サービスがあるのをご存知ですか?
  3. 確定申告代行の代行先や報酬の相場が分かる。メリットも解説

目次 [非表示]

2 確定申告の代行サービス

申告準備をする時間が無い場合や、自分で作業することが不安な場合は、税理士(税理士事務所)や会計事務所などに確定申告の代行を依頼することができます。これが確定申告の代行サービスと言われています。

 2-1 代行サービスにかかる費用は?

確定申告の代行費用は、青色申告か白色申告か、そして青色申告の場合は、記帳作業の有無や売上額の大きさによって異なります。

 2-2 白色申告の代行費用

白色申告の場合、医療費控除の適用や会社員のアルバイトによる副業という簡潔な内容の場合には、3万円からが相場となります。副業による所得が20万円を超える場合や、個人事業主の事業所得の場合には5万円から10万円が一般的な相場です。

 2-3 青色申告の代行費用

青色申告の場合、売上額が年間合計で500万円を下回り、記帳を依頼者(確定申告者)側が行う場合は、5万〜10万円が相場となります。記帳も税理士に代行を依頼する場合は、10万〜20万円と、倍の費用が相場となります。

500万円を上回って1000万円までは、記帳代行無しで7〜8万円以上(記帳代行有りで15万円以上)が相場となり、以後段階的に費用が上がっていくことになります。5000万円以上になると別途相談、というケースが一般的です。

こちらもあわせてお読みください。
青色申告特別控除って何? 個人事業主は必見!

 2-4 確定申告の代行サービスを利用するメリット

確定申告代行の最大のメリットは、様々なケースや数多くの案件をこなしてきた税理士による作業ということです。申告の準備を全く何もしていない状態からでも、税理士に依頼をすることで、確定申告完了までの道筋はついたと言えます。

また、確定申告後の税務署からの問い合わせや調査の際にも、別途費用が発生する可能性はありますが、税理士からのフォローを期待することができます。

 2-5 代行サービスのデメリットは?

デメリットには費用面が上げられます。便利だからと無計画に丸投げをすると、せっかくの売上が台無しになる場合もありますので注意しましょう。

また、税理士も人間ですから色々なタイプの人がいます。親身になって請け負ってくれる人もいれば、こちらの言うことを聞かず事業内容もよく理解しないまま作業を進めて、後のフォローもそっけないという人もいます。

確定申告を代行する場合には、メリットやデメリットを踏まえた上で、税理士の評判をインターネットなどで調べて、直ぐに決めずに何回か話しをして、信頼できると思った場合に依頼をすると良いでしょう。

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