資金調達の手段「ファクタリング」の活用方法とその仕組みを分かりやすく解説

ポイント
  1. ファクタリングとは
  2. その種類と仕組み
  3. 利用手順

目次 [非表示]

商売自体が順調でも、取引先の支払い遅延や倒産などで資金繰りに苦労した経験のある経営者の方も多いのではないでしょうか。資金繰りに問題がある場合、ファクタリングを活用することでキャッシュフローが改善できます。また上手く活用できれば、債務不履行による黒字倒産などのリスクを減らす手段になります。ここでは、その仕組みや活用方法についてまとめています。

実際にファクタリングが受けられるサービスも詳細・リンク共に随時追加予定です。

ファクタリングとは

ファクタリングとは、売掛債権を売却することによって、支払い期日の前に現金化する金融サービスのことです。売掛金をファクタリング会社に売却する際に手数料がかかりますが、通常のサイトより早く現金を得ることができます。仮に月末に売掛金の入金を予定している会社が、ファクタリングを活用した場合、月末を待たずして現金を得ることが可能になります。また、方法によっては倒産や支払い遅延に対しての入金保証として利用することができるのも大きなメリットです。

ファクタリングで融資できるか、すぐにチェックするならこちら

資金調達プロでは、10秒で融資が受けられるかどうか診断できます。銀行返済の条件変更中(リスケジュール)でも赤字決算、債務超過でも、担保不動産、保証人がなくても利用可能なので、まずは相談してみることをオススメします。
分からないことがあった場合も、資金調達プロサポートセンターより、ファクタリングのご説明の電話がかかってくるので安心です。

こんな時に利用する

・銀行融資を断られた
・ビジネスローンを断られた
・追加融資を断られた
・資金調達、キャッシュフローの改善に苦戦している
・従業員への給料が払えない
・仕入れ先への支払いが追い付かない
・取引先の支払い遅延や未払いに悩まされている
・取引先の倒産リスクを抑えたい
・税金滞納中、借入ブラック、信用情報に問題あり

ファクタリングの種類と仕組み

ファクタリングには主に以下の方法があります。

2社間ファクタリング

取引先(買掛側)に対しては通常通り売掛金を請求し、自社とファクタリング会社の間でのみ取引する方法です。自社のもつ売掛債権をファクタリング会社に譲渡し、代わりに最短即日で現金を得ることができます。後日、取引先から入金された現金はそのままファクタリング会社に支払う必要があります。手数料の相場は売掛金の10%〜30%となります。(売掛金額や、利用するファクタリング会社にもよります)

例えば、手数料が20%で売掛金が100万円あった場合、80%の80万円を最短即日で現金化することが可能です。後日振り込まれた100万円はファクタリング会社へ支払います。

●メリット
・取引先の合意が必要ない
・取引先への通知義務がない

要するに、取引先や銀行にファクタリングの利用がバレないことが最大のメリットになります。

●デメリット
・3社間に比べて手数料が高い

3社間ファクタリング

取引先(買掛側)ではなく、ファクタリング会社から自社に支払ってもらう方法です。この場合、取引先がファクタリング会社に支払いをおこないます。手数料の相場は1%〜5%になります。(売掛金額や、ファクタリング会社にもよります)例えば、5%の手数料で100万円の売掛金があった場合、95万円をファクタリング会社から受け取ることができます。この際、取引先に請求した100万円は、自社ではなくファクタリング会社に支払われます。請求書の振込先には、ファクタリング会社の銀行口座の記載が必要です。

●メリット
・2社間よりも手数料が安い

●デメリット
・取引先への通知や、新規での契約が必要
・取引先の同意が必要

取引先の合意をもらった上で、3社間で契約する必要があるため、事前の手間やハードルが多くなります。また、当然ファクタリングを利用していることは取引先にバレることになります。

その他のファクタリング

保証型ファクタリング
現金化ではなく、倒産リスクなどを請け負うサービス。支払いサイトが短くならない場合もあります。

国際ファクタリング
貿易取引の際に利用できるサービスです。

利用手順

まずはファクタリング会社を選定する必要があります。選ぶ基準は手数料、対応エリア、買取可能金額、審査が通りやすいか、現金化にかかる日数、信頼性など様々な項目を比較します。自社に合った会社・サービスを探しましょう。

代表的なファクタリング会社

資金調達プロ

資金調達プロでは、10秒で融資が受けられるかどうか診断できます。銀行返済の条件変更中(リスケジュール)でも赤字決算、債務超過でも、担保不動産、保証人がなくても利用可能なので、まずは相談してみることをオススメします。
分からないことがあった場合も、資金調達プロサポートセンターより、ファクタリングのご説明の電話がかかってくるので安心です。

買い取るぞう
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日本中小企業金融サポート機構
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アクセルファクター
ウィット
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ファクタリングジャパン
ベストファクター
三菱UFJファクター
トップマネジメント
みずほファクター
りそな決済サービス
トラスト&グロース
JTC

まとめ

ファクタリングは銀行からの融資や、社債や株式による資金調達に比べてハードルが低いため、スタートアップや中小企業でも活用できる方法です。また、支払いに不安がある取引先に対するリスクヘッジにもなります。資金繰りに不安のある方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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