サラリーマンの副業に!0からはじめる転売指南

ポイント
  1. おすすめの転売サービス5選
  2. 転売のやり方とは?
  3. 転売のメリット・デメリット

目次 [非表示]

ここのところ注目が集まっているサラリーマンの副業。一昔前にくらべると、副業を認めている企業もずいぶんと増えてきました。
みなさんは、副業というとなにをイメージするでしょうか?実際に時間をつかって体を動かしていくタイプの副業、余剰資産を運用していくタイプの副業、ひとくちに副業といえど、その形はさまざまです。

今回紹介するのは、『転売』という副業について。おすすめのサービスや、転売のやり方、メリット・デメリットなどを解説します。あなたは『転売』のこと、どれくらい知っていますか?

『転売』ということば

『転売』ということばを耳にすると、あまり良い印象を持たない方もいるかもしれません。世の中には、不必要なのにもかかわらずプレミアチケットを手に入れ、それを高額で売りさばく『転売』や、おなじく希少なモノを買い占め、高額で売りさばく『転売』など、倫理的に疑問視せざるを得ない転売が多く存在します。これらのイメージから、社会的にはあまり良くない印象の言葉として定着しつつあるのが現状です。

しかし、本来の『転売』は、みなさんが考えているほど暗いところに根ざすことばではありません。わかりやすいところでは小売業だって立派な転売のひとつ。卸から仕入れ値で商品を買い、その商品に利益をのせて消費者へと販売する。これが本来の転売の形です。昨今の『転売』ということばに対する印象は、なにもしなければ手に入る可能性がある人への供給を止め、自分たちの利益のために『転売』する、という利己的なところから良くないものとなってしまっているのです。

だからこそチャレンジする人が減少傾向にあり、サラリーマンの副業としてチャンスも多いのが『転売』というジャンル。競合が少ないことがビジネスには有利にはたらくという点は、だれもが知っているところです。次の項では実際に転売をはじめるにあたってぜひ知っておきたい、おすすめのサービスを紹介します。

副業でする転売。おすすめのサービス5選


数ある転売サービスのなかからおすすめの5つをピックアップ

「さあ転売をはじめよう!」となったとき、まず決めたいのがどのように転売していくかということ。転売というカテゴリーのなかにもさまざまなサービスが存在しています。なかには購入者側として利用した経験があるものもあるでしょう。それでも販売する側の立場となると、勝手がわからないこともままあります。

ここで紹介するのは、サラリーマンの副業でする転売におすすめのサービス。それぞれの特徴やメリットを踏まえ、活用するサービスを選びましょう。

Amazon

もはや知らない人はいないレベルまで浸透しているインターネットショッピングサイト、Amazon。ここでも転売をおこなえます。それはマーケットプレイスを利用するもの。Amazonに在庫がない場合に、ほかの販売者によって提供されるおなじ商品をAmazonを通じて買うことができるのがマーケットプレイスのサービスです。

多くのAmazonユーザーの目に触れる可能性がある一方で、ライバルが多いため競争が激しいというデメリットも抱えています。また、Amazonの傘のもとで転売をおこなうため、Amazonの規約などには必ず従わなくてはなりません。販売手数料がやや高めに設定されているのもマイナスポイントだと言えます。成果がAmazonの在庫次第になってしまう点も不安定な要素になるでしょう。

その反面、Amazonには強いジャンル、弱いジャンルがあるのも事実です。自分なりのリサーチで転売の成果が出やすいジャンルを見つけられれば、思わぬ成果が出ることもあるかもしれません

オークション

まずはもっとも知名度があるであろう転売サービス、オークション。老若男女問わず知られている転売サービスが、このオークションなのではないでしょうか?

オークションの特徴は、需要に応じて販売価格が高騰していく可能性がある点にあります。自分が売りたいと考える価格からスタートすれば、赤字が出ない販売価格は確保したまま、さらに利益が出る可能性があるのです。
また、即決価格や最低落札価格が設定できる点も見逃せません。転売サービスのさきがけとして、販売する側にとって便利な機能を多く備えています

副業として利益をあげるために利用する転売サービスですから、このあたりの機能の豊富さはあるに越したことがありません。多くの人が利用するだけの理由がオークションにはあると言えます。

一方で、後述のフリマアプリなどにくらべると、値下げ交渉する文化が根付いていないため、売り逃しが発生するケースもあります。
「販売価格を3万円に設定しているけど、この商品はずっと売れないでいるし、2万8千円なら売ってもいいかな」と考えるとき、フリマアプリなら相手から積極的に相談が持ちかけられますが、オークションの場合、この値下げ交渉があまり見かけられません。「この金額で売る」ということにはとても強いサービスですが、「相手と折り合いをつけて販売する」という点においてはやや苦手とするのがオークションです

国内では、Yahoo JAPANが運営する『ヤフオク!』がもっとも有名。歴史の長い転売サービスであるため、利用を助けてくれる便利な外部サービスもあります。たとえば、『オークファン』などがその好例。『オークファン』をつかえば、各オークションサイトの落札相場や出品状況などを一斉に調べることが可能です。

フリマアプリ

ここ最近になって特に若い世代でメジャーなサービスとなりつつあるのが、メルカリに代表されるフリマアプリです。
フリマアプリの特徴は、そのほかの転売サービスでは値段がつきそうにないものでも、幅広く販売できる点。捨てるくらいなら売りたいというレベルのものでも、相応の金額であれば買い手がつくことが珍しくありません。
また、後発の転売サービスであるため、便利な機能は実装したまま、手間のないわかりやすい転売が可能となっています。サラリーマンの副業としての転売という視点で考えると、時間の制約はどうしても大きくなってしまいがち。その点、販売におけるわずらわしさが少ないフリマアプリであれば、負担なく転売サービスを利用できます。

しかし、デメリットがないわけではありません。もっとも多く挙げられるのが、購入者の民度の低さ。理解しがたいクレームがついたり、常識を超えた値引き額の提示があったりというケースもネット上では散見されます。そのような購入者によって、出品者がややこしい対応に迫られることもあるようです。

フリマアプリといえば、上述のメルカリが代表格ですが、そのほかにもラクマ、ジモティー、ショッピーズなど、さまざまなサービスがあります。

ECサイト

転売サービスとしてECサイトを利用するという方法も
ECとは、electronic commerceの略語で、電子商取引と訳されます。インターネット上に独自で運営する販売サイトを開き、そこでユーザーに買い物をしてもらうというのが基本の形。オークションやフリマアプリなどにくらべると、信頼が蓄積していきやすいのが特徴で、大規模な転売に向いているサービスです。サイト内にショッピングカート機能を実装していれば、オークションやフリマアプリのように、個々の取引に都度対応しなければならないということもありません。この点は、ほかの転売サービスにはないメリットだと言えるでしょう。

一方で、ウェブサイトの構築に大きな手間や初期投資がかかるというデメリットもあります。そのため、短期的な視点で利益を出すには向きません。転売のためのサービスとしてECサイトを選ぶ場合には、長期的な目標を持って取り組んでいくのがベストです。
また、ほかのECサイトと価格や送料の比較がしやすい点もややハードルが高いポイント。そういう意味では、ある程度ノウハウを蓄積してからのほうが結果が出やすいサービスと言えるかもしれません。じっくり腰を据えて転売の副業をしていく方におすすめのサービスです。

海外輸出

最近になって注目を集めているのが、この海外輸出です。ここまでに紹介した転売サービスは、特定のケースを除きすべてが日本国内の購入者にしぼって転売をおこなっていました。その前提を覆し、海外で販売をおこなおうとするのが、海外輸出サービスの考え方です。

日本に入ってくる海外製品が、海外で買うよりも高いという話を聞いたことがあるでしょうか?ここには関税の問題も含まれていますが、ニーズの大小もおおきくかかわっています。海外でなら簡単に手に入るものが、日本ではなかなか手に入らない。その結果、需給のバランスが崩れ、値段が高くなってしまっていることも往々にしてあるのです。
これは海外の側からみてもおなじことが言えます。日本では簡単に手に入るものが、海外ではなかなか手に入らず、日本で販売するよりも高い価格で取引されていることもしばしば。ここに目をつけているのが海外輸出の転売サービスなのです。

メリットはさまざま。上述の海外特有のニーズに加え、日本のマーケットの状況に依存しない点もあります。その一方で、関税のことを知らなければならない点、物流トラブルが国内輸送にくらべて多い点などはデメリットでしょう。予備知識や特別なノウハウを学ぶ必要はありますが、注目されているからにはそれなりの理由がある転売サービスが海外輸出です。

主なサービスはAmazonやeBay、BUYMAなど。 それぞれにメリット・デメリットがあるので、興味がある方は調べてみることをおすすめします。

副業でする転売。やり方を解説!

「副業に転売がおすすめと言われても、なにから手をつければいいかわからない…。」そういった方は少なくないとおもいます。この項では、仕入れの方法や売り方にしぼり、そのやり方を解説します。

仕入れの方法は?

仕入れの方法は、転売の数だけあると言っても過言ではありません。実際に転売をおこなっている人をみても、オリジナルの仕入先をもっている人、オーソドックスな仕入先から仕入れをおこなっている人など、ほんとうにさまざまです。

仕入先を決める上で重要なのは、どこで販売するのかがあらかじめ考えられているかです。たとえば、メルカリで販売する場合と、海外輸出する場合では、かけられる時間も費用もおおきく変わってくるでしょう。当然ですが、薄利多売など自身が目指す利益モデルにも影響を受けます。この点が考慮されていないと、売れれば売れるほど赤字になっていたなんてことにもなりかねません。しっかり先を見据えて仕入先を考えたいところです。

とは言え、セオリーとなっているオーソドックスな仕入先は、転売業界にも存在します。それは、上で紹介した転売サービスを購入者としてつかう方法や、卸系販売サイト・アウトレット系販売サイトの利用、海外からの輸入などです。インターネットを利用して検索すると、仕入先としてつかえるところがまとめられているサイトもあるので、情報収集してみることをおすすめします。

売り方を選ぶ

仕入先の項でも説明しましたが、やはり転売にとって肝になるのがどのサービスをつかっていくかです。それぞれにメリット・デメリットがあるため、一概にどのサービスがおすすめと言うことはできません。自分に合った方法を探してみたり、実際につかってみたりするのが、1番の近道だと言えます。

そんな中でも初心者に扱いやすいのが、オークションやフリマアプリなどのサービス。広く利用されているからにはやはり理由があります。最初はこのあたりのサービスを利用して転売で利益を出していくことに慣れるのがいいかもしれません。転売に慣れてきたら、やや上級者向きのECサイトや海外輸出などのサービスも検討してみるといいでしょう。

副業でする転売のメリット・デメリット


転売にもメリット・デメリットが。自分に合った副業を選ぼう

転売のメリット

  • 忙しいサラリーマンでも空き時間を活用しておこなえる
  • 利益が出る仕組みがわかりやすい
  • ほかの副業にくらべ、難しい事前知識を必要としない
  • 軌道に乗ったとき、外注が簡単(必ずしも自身でおこなう必要がない)

投資やアフィリエイトなどと比較すると、難しくないのは大きすぎるメリットでしょう。だれでも事前知識をほとんど必要とせず取り組めます。そのため、軌道に乗ったとき、だれかに外注することも可能。ノウハウ以外の部分は人に任せられるので、副業で得る収入が多くなってきても負担についてはバランスをとることができます。

転売のデメリット

  • 在庫を持つための初期投資をおこなわなければならない
  • 敷居の低さゆえライバルが多い
  • 在庫を置いておくスペースが必要

難易度の面でメリットがあった副業としての転売ですが、物理的にはデメリットを多く抱えています。わかりやすいのが、初期コストとスペースの問題。この点は、投資やアフィリエイトの場合、あまり問題となりません。また、だれでもできるというハードルの低さから、ライバルが多いのも転売のデメリットです。投資やアフィリエイトでは自分がうまくやれさえすれば成果が出てきますが、転売は環境にも大きく左右されてしまいます。このあたりのデメリットをどのように捉えるかが重要になってきます。

よく聞く『せどり』の意味

転売関連のことばを調べているとき、『せどり』ということばにあたったことがありませんか?
『せどり』は転売全般を指して使われることばで、『競取り(背取り)』と書きます。もともと古書販売に関連することばだった『せどり』。古本屋などで相場より安く売っている本を買い、それをほかの古本屋などに買値より高く売ることで利益を出すこと、またそれをする人のことを『せどり』と呼んでいました。そこから転じて、現在では転売全般を『せどり』と呼ぶようになりました。

まとめ

以上、サラリーマンの副業としての転売について、詳しく解説しました。
ここのところ注目が集まるサラリーマンの副業ですが、それぞれにメリット・デメリットを抱えています。自分に合う副業はどれなのか。適正を知るためにも情報収集はかかせません。

転売のいいところはやはりハードルが高くないという点。一度チャレンジして適性を考えてみるのも悪くないのではないでしょうか?
そのようなとき、この記事があなたの役に立っていれば幸いです。

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