宮城県の起業・独立、IUJターン支援のまとめ

ポイント
  1. 宮城県の気候、観光・地域資源、交通情報
  2. 宮城県の主要産業、有名企業
  3. 宮城県で起業するために役立つ情報

目次 [非表示]

宮城県の概要

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宮城県は奥羽山脈南部から三陸沿岸南部にかけて広がる、平野部が主な県域を占めている県です。面積は72万8222㎢あり、232万2424人の人が暮らす東北地方最大の都市です。明治維新に伴う廃藩置県によって仙台藩が仙台県となり、その後登米県・角田県の編入により宮城県となった時点までさかのぼることができます。

その後の発展により、1980年を境に東北で最も人口の多い県となります。1989年、県庁所在地である仙台市が政令指定都市となり、以後東北地方の中心都市として、さらに発展していくことになります。1999年には仙台市が東北地方初の100万人都市となり現在に至っています

宮城県の気候

気仙沼市など三陸海岸地域は夏にはやませの影響のため冷涼、冬は温暖で降雪があまりないのが特徴です。栗原市などを含む仙北地域は内陸部でありながら夏は冷涼ですが、冬は厳しい寒さとなります。

仙台市などの仙南地域は沿岸部にあり、海洋性の気候のため夏はしのぎやすく、冬は温暖で1年を通して過ごしやすい気候となっています。三陸海岸地域と仙南地域は冬期でも防寒を徹底する必要はありませんが、仙北地域は特に朝の冷え込みが厳しいので、しっかりした防寒着が必要でしょう。

宮城県の観光・地域資源

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宮城県の地域資源は、「仙台七夕祭り」、「秋保温泉」、「瑞嚴寺」などが有名です。

古くから三陸海岸は名所として知られ、江戸時代には伊達氏が治める雄藩であったことから、伊達家ゆかりの名所や武家屋敷跡が数多く存在しています。また、温泉地が多いことでも有名であり、観光地には事欠きません。古くからの名所だけではなく、特に仙台市は大都市でありながら自然あふれる景観が保たれており、中心部にも観光スポットが点在する魅力あふれる街並みを堪能できます。

松尾芭蕉の「奥の細道」にも記述がある、古くからの名所「松島」や、仙台藩伊達氏代々の居城「仙台城址(青葉城址)」は藩祖伊達政宗が建設したことはあまりにも有名で、国の史跡に指定されています。
大崎市にある日本屈指の温泉「鳴子温泉」など歴史的に貴重な観光地が多く存在しています。

宮城県の交通

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宮城県は東北の拠点地域であり、陸・空・海の交通網が整備されています。
「陸」の主な交通手段としては東北新幹線、東北本線があげられます。これらを利用すれば全国のほとんどの地域から宮城県へアクセスすることができます。

仙台市内の観光であれば路線バスや市営地下鉄などが便利です。特に市営地下鉄は2015年にそれまでの南北線に加えて東西線が開業し、市内の移動がより便利になりました。「空」の主な交通手段といえば旅客機による移動ですが、仙台空港は札幌、名古屋、大阪など日本の主要都市とを結ぶ国内線と、北京、ソウル、上海とを結ぶ国際線の定期便が発着する東北最大の空港となっています。

「海」の交通手段としてはフェリーがあります。仙台・名古屋間を結ぶ太平洋フェリーを始めとして、数本のフェリー航路が運航しています。旅の過程を楽しみたいのであればフェリーや鉄道、とにかく目的地に早く到着して、そこでの観光を存分に楽しみたいのなら旅客機というように、旅のスタイルに応じて交通機関を選ぶのも旅の醍醐味というものです。

宮城県の主要産業

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平成27年度の県内総生産は9兆199億円(名目)で、前年度と比べて1.4%増、4年連続の増加となりました。「ササニシキ」、「ひとめぼれ」などを算出する米どころであり、石巻漁港など全国有数の漁獲高を誇る港を有することから、第一次産業の比率が多いというイメージがありますが、県内総生産に占める第一次産業の割合は1.2%と意外に少ないのです。

割合として最も多いのは第三次産業で72.2%を占め、第二次産業が26.4%とそれに続きます。仙台都市圏の人口が150万人を超える規模になる過程でサービス業、不動産業、小売業の売り上げがそれに伴い拡大していき、大都市型の消費傾向となったのです。

宮城県の有名企業・老舗企業

従業員が101人〜301人超の大企業は県内に134社と東北地方ではもっとも多い数になります。

東北6県と新潟県へ電力を供給している電力会社「東北電力」や、電気設備工事業や総合設備工事のほか、情報通信工事や土木建築工事、新エネルギーなどに関する事業を行っている「ユアテック」、溶接切断用ガス製造と産業用・家庭用ガスや器具器材を販売している「東邦アセチレン」などが有名です。

100年以上の経営を続ける老舗は宮城県内に506社あり、西暦1000年創業の温泉旅館経営「ホテル佐勘」や1596年創業の機械器具小売業の「タゼン」1603年創業の「佐藤麹味噌醤油店」などがあります。

宮城県の起業・独立、起業支援情報

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宮城県には1万人の起業家がいます。県ではこれから起業を考える人に向けて様々な支援を行なっています。

補助金

県内で創業・第二創業する方に対して、スタートアップ資金を補助する創業補助金制度があります。限度額は年100万円×2年間となります。

起業支援団体

厚生労働省、WWB/ジャパン、内閣府男女共同参画局、独立行政法人国立女性教育会館、厚生労働省在宅就業者総合支援事業などがあります。
詳しくは県HPをご覧下さい。

女性起業支援

公益財団法人仙台市産業振興事業団仙台市起業支援センター アシ☆スタで「ここからはじめる!女性のための起業講座」というセミナーを開催しています。

セミナー・イベント

公益財団法人仙台市産業振興事業団で定期的に起業家セミナーを開催しております。

宮城県のIUJターンなどの移住に関するサポート

子育て

2018年11月19日からみやぎ子育て支援パスポートが発行されます。子育て中の外出は大変なので協賛店舗で「みやぎ子育て支援パスポート」を提示すると、乳幼児連れの外出をサポートしてくれたり、お得なサービスや特典が受けることができます。

移住体験事業

農業・漁業の田舎暮らしをまるごと体験できる「のんびり村」だったり、空き家情報の提供だったり、宮城県への移住を考えている方のための相談窓口として、「みやぎ移住サポートセンター」を東京都内に開設しているので相談してみるといいかもしれません。

詳しくは、「みやぎ移住ガイド」をご覧ください。

宮城県の企業誘致に関する情報

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みやぎ企業立地奨励金制度

宮城県内に工場等を新設又は増設した企業に対して、投下固定資産額及び新規雇用者数に応じて
奨励金を交付する制度です。(原則として、着手の30日前までの指定申請が必要です。)
条件として、投下固定資産額(土地を除く、建物及び償却資産等)が1億円以上(本社整備の場合は1千万円以上)であること、工場等の新設・増設にともなう新規雇用者(雇用期間の定めのない者に限る)が3人以上であることとなっています。

津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金

東日本大震災の際に特に大きな被害を受けた津波浸水地域の産業復興を加速させるために、これらの地域において工場等を新増設する企業に対し、その経費の一部を補助するものです。
条件として、対象施設製造業の工場・物流施設・試験研究施設・コールセンター・データセンター等であること、投下固定資産額が5千万円以上であることとなっています。

詳しくは「みやぎ企業リッチガイド」をご覧ください。

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