沖縄県でIUJターン・移住・起業する方必見!押さえておくべき基礎知識!
- 沖縄県の気候、観光・地域資源、交通情報
- 沖縄県の主要産業、有名企業
- 沖縄県で起業するために役立つ情報
沖縄県は、日本で最も西に位置する県で沖縄本島・宮古島・石垣島など、 150 以上の島からなります。
面積は2,281㎢で香川県・大阪府・東京都に次いで小さく、人間の居住する日本最南端の地域を含む県でもあります。
古くは琉球王国として栄え独自の文化を形成していきました。1609年に薩摩藩に攻め込まれ、琉球王国は薩摩藩の付庸国となり、薩摩藩への貢納を義務付けられるようになります。薩摩の付庸国となった後も中国の清への朝貢を続け、薩摩藩と清への両属という体制をとりながら、琉球王国は独立国家の体裁を保ち、独自の文化を維持しました。
明治時代になると廃藩置県に伴い、450年続いた琉球王国は消滅し、沖縄県となりました。第二次世界大戦では、日本唯一の地上戦の舞台となり、多くの犠牲者を出した沖縄には、多くの戦跡が残されており、戦争の悲惨さを現代に伝えています。終戦後も沖縄はアメリカの直接統治を受けることになり、沖縄県が日本へ復帰したのは、1972年。終戦から27年経っての事でした。
沖縄県は、ほぼ全域が亜熱帯気候であり、一部は熱帯に属しています。1年の平均気温は24.1℃と日本一の暖かさで、年間を通して温暖な気候であり、最高気温と最低気温の差も小さく氷点下になることもありません。年間を通して暖かい沖縄県ですが、夏季の最高気温が35℃を超える猛暑日になることはほとんどありません。
その一方で、1年を通じで湿度が高く降水量の多い地域でもあります。台風の通り道にあたることから沖縄県は「台風銀座」と呼ばれ、平均7~8個の台風が近づき、長時間にわたって風雨が 吹き荒れることがあります。
沖縄県への交通手段は、陸路での運行はないため、飛行機か船での移動になります。沖縄本島へのアクセスは、全国各地から、ANA・JALのほかに格安航空会社(LCC)なども運航しているため、那覇空港への直行便が便利です。また海外への運行も行なっているので、国内外の移動は比較的便が良いのが特徴です。
大阪・神戸や鹿児島からはフェリーも運航しています。県内での移動は渋滞などのに左右されないモノレールは、空港ターミナルと駅が直結しています。朝の5:48~夜の23:55分まで約10分間隔で運行しており、那覇市内への移動手段として多くの観光客にも利用されています。
沖縄は観光地として非常に人気が高い県です。多くの島国で形成されており、島によっても観光の仕方が異なるため、リピーターが多いことも特徴です。美しく透き通った海でのダイビングでは、美しいサンゴ礁や色鮮やかな生きものと一緒に泳ぐことができます。
また日本最大の水族館「美ら海水族館」ではジンベイサメの飼育を行なっており、普段はなかなか見ることができない海洋生物の生態を見ることができます。歴史的建造物としては、琉球王朝の王城の「首里城」や戦時中、沖縄陸軍病院第三外科が置かれた壕の跡に立つ慰霊碑「ひめゆりの塔」などがあります。他にも、本州とは異なる食文化を形成してきた沖縄ならではのグルメも多くの観光客を虜にしています。
沖縄県は日本屈指の観光立県で、伝統・歴史・自然・食・国際色を生かしたサービス業が発達しており、県経済の中心になっています。観光業の他にも農業、林業、漁業などが盛んに行われています。
農業では日本随一の熱帯・亜熱帯性気候を生かし、多くのフルーツの栽培が行われています。中でもパインは全国フェアの100%を占めており、文句なしの日本1位の生産量です。さらに、マンゴー、さとうきび、ゴーヤも日本一の生産量を誇っています。その他にもアセロラ、ドラゴンフルーツ等のトロピカルフルーツや、タバコ、といった農作物も生産されています。
漁業ではマグロ、イカ、ブリ、タカサゴ、アジ、アカハタなどの他、クルマエビの養殖も盛んで、その養殖量は日本一で全国シェアの35.1%を占めています。さらにもずく類の生産量も日本1位で全国シェア99.4%を占めています。
畜産業では、養豚が古くから盛んに行われ沖縄固有品種アグーが有名で、豚足やミミガーなど沖縄ならではの料理に使用されています。
沖縄県には10200人の起業家が活躍しています。県では新たに起業を行う人に向けて様々な援助を行なっています。
県内に居住し、県内で事業を開始しようとする方、または事業開始後一定期間を経過していない方で、県が定めた融資条件をクリアした企業は、設備、運転併せて2,000万円以内の補助を受けることができます。
詳しくは県HPをご覧ください。
新たな需要や雇用の創出等を促し、経済を活性化させることを目的に、新たに創業する者に対して創業時に必要な一部の経費の補助を行なっています。対象の事業には最大200万円支給されます。
詳しくは地域創造的起業補助金HPをご覧ください。
沖縄県内の若年求職者の雇用創出を促進するために策定された補助金で、県内に事業所の設置・整備を行うこと、沖縄県内に居住する35歳未満の若年求職者を雇い入れる事業主であることが対象条件になっています。最大で年間120万円が支給されます。
詳しくは厚生労働省HPをご覧ください。
沖縄県では移住者に向けて、空き家活用の補助などを行なっています。また、移住者に向けての制度ではありませんが各市町村ごとに、子育て支援や、医療費補助などをサポートを行なっています。
詳しくは沖縄県移住ポータルサイト「おきなわ移住の輪」の県内各市町村における住民サービス事業一覧表ぺージをご覧ください。
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