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日本の起業
日本の起業に求められていることが顕著に変わっていること
回答者:伊藤健太
2019/03/14 19:14:53
日本の起業に求められていることが顕著に変わっていることについて話したと思います。
これは2018年の日本政策金融公庫の総合研究所の新規開業実態調査というレポートからの引用です。
まず一つは開業者の女性の割合が19.9%、つまり開業者の五人に一人が女性となっているということです。
なお、これは上昇傾向にあるので、まだまだこれから割合は増えると思います。
こういった新しく数字が変化するところにはチャンスが生まれると思っています。
この場合は女性が起業するようになっているので女性起業のマーケットが広がっているということです。
これはどこかでチャンスが生まれているのかもしれない。
そういった観点で見ると面白いと思います。
次は、開業の平均費用がたった一年で81万円も減少しているということです。
これもどんどん下がっていくと考えています。
つまり少ない資金で起業ができるようになってきているということです。
これもチャンスだと思います。
起業にお金が必要ではないということです。
逆に気をつけないといけないこともあって、本当に簡単に起業できて失敗してもリスクが低いので準備をしなくなります。
もちろんそういった起業家は死にます。
なので、多くの起業家が死ぬことになるんですよね。
これには気をつけないといけません。
そして、もう一つ面白いと思ったのが、五年前と比べて1週間あたりの起業家の労働時間が12.1時間減っています。
1日で考えると約2時間減っています。
これは生産性が上がっているのかもしれないですし、労働集約的な仕事ではなくなってきているのかもしれませんし、副業が増えてきたということの影響かもしれません。
この統計は楽して起業で成功できるというわけではありませんのでそこは注意してください。
もちろん新しい起業の形がうまれてきていることも確かです。
しかし、起業するにあたってそれをきちんと理解できていない起業家の方達がたくさんいます。
なので、自分に合うやり方をちゃんと見つけることが大切です。
最後ですが、事業からの収入が定期的な収入に占める割合が5年前は80.5%だったのが今では52.9パーセントになっています。
つまり、五年前は10人中2人だけが自分の本業の収入以外でお金を儲けていたのですが、今では約半数になっているということです。
先ほども言った通り本当にたくさんの新しい起業の仕方が生まれています。
いろんな組み合わせができる時代にもなっています。
なので、自分がやりたいこと、自分の得意なことに基づいて良い選択をしていただければなと思います。
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