今回のテーマは「経営って何するの?」です。
経営って大変そうとか、難しそうとか思いますよね。
広辞苑によると
・経営:力を尽くして物事を営むこと
経営って「力を尽くす」ことなんですよね…
「力を尽くす」って、エネルギーが必要そうですよね。
会社を経営するって、経営者が世の中にある、課題に対して
「もっとよくなったら良いのに」
「もっと、こうなったらいいのに」
と、感じたことに対して「自分が何とかしよう!」と思いから始まります。
経営には、取り組む理由(思い)が存在します。
その理由を実現化するために、
ヒト・モノ・カネ・情報の資源を調達、管理、活用する。
これが経営の基本になります。
では、ここでマネージャーは、どのような立場かと言うと、前回でも書きました「経営者のサポーター」です。
経営者のサポーターは、何をするかというと…
例えば、スポーツのサポーターを例にしますね。
スポーツのサポーターは様々な人が存在ます。
・活動資金を出してくれる人
・道具を提供してくれる人
・その場に居て、声援を送る人
でも、選手にとって一番のサポーターは、
選手の能力が発揮できるように、一緒になって行動してくれる人ではないでしょうか…
トレーニングに一緒に付き合ってくれるとか
同じものを食べたり、同じ風景を見て
価値観を共有したり…
このようなサポーターが居たら力強いですよね。
経営者のサポーターも同じです。
経営者に言われたことだけを実行するマネージャーよりも、経営者を理解し、経営者の力が発揮できるように一緒に行動してくれるマネージャーがいると、心強いのです。
それには、まず経営者の「力を尽くす」理由を理解してあげましょう。
そして、経営者が実現したいことにはそのような資源が必要で、どのような使い方をしようとしているのか理解を深めてください。
このことは、後輩や部下への関わり方にも繋がります。
後輩や部下も、力を尽くして仕事をしています。
しかし、その仕事は経営者から見ると異なる仕事をしているように映ることがあります。
これは、見ている視点が異なるからです。
経営者は5年後、10年後の先を見て話をしますが
あなたの部下や後輩は、今の課題について話します。
この、食い違いが社員の動きを鈍くし活動を停滞させてしまいます。
マネージャーはこの異なる視点を調整し経営者が動きやすいように整えることが仕事なのです。
経営は「力を尽くす」思いから始まります。
経営者の思いを理解することも、マネジメントの基本です。