以前の記事で小さな会社のマネージャーの役割について、管理職と中間管理職の役割を兼務している状況だとお話をしました。
管理職の役割は、社長の決めたことを社内に割り振り、進捗を見ることです。
また、社長が決めたことを達成できるように、後輩や部下に仕事を割り振りし、仕事の能力が高まるように管理をします。
これは、仕事の方針や方向性に沿い、仕事の完成度、到達点に至るかどうかを見ることです。
もし、仕事の完成度や到達点に至らなければ、中間管理職の役割である後輩や部下の育成や現場を管理する役割も行います。
後輩や部下のスキルに応じて忍耐力や積極性などの仕事の適性や知識力、技術力の習得が出来るように指導をします。
加えて、自分自身のスキルアップもします。
これが、マネージャーになる人の役割だと説明をしました。
役割をもう少し整理すると、社長の判断基準を身に付け、後輩や部下に仕事の割り振りをして成長できるように指導をする。マネージャーは社内全体から見ると社長と後輩、部下を繋ぐパイプ役であり、通訳でもあります。
社長は常に先を見て物事を考え、行動をしていきます。
その逆算行動して、今行動していることが多いです。
先を見て行動をすると昨日の発言とは、真逆の話をしたり途方もない話をすることがあります。
これは、入社間もない社員や日々の仕事に追われている人は今しか見ていないことが多いです。
先の事とだとしても、半年後、1年後の時間軸で考えることが多いです。
このように、見ている世界観が異なるとお互いに意志の疎通を図ることが難しく不協和音が生じることに繋がります。
マネージャーは、このような認識の違いを緩和させるのも役割です。
立ち位置的には、社長に近い存在です。
社長の判断基準を理解し、社員に教育し指導をするのが役割です。
しかし、社長と同じに目線になりすぎて理解できない社員を排除するようなことになるのは好ましくありません。
社長に近い存在でありながら、社員にも寄り添える存在です。
マネージャーの動きによって、社内が一つにまとまることもあれば分散してしまう事もあります。
それだけ、社内でマネージャーが担う役割が重要です。
しかし、この役割を全て、自分でやることを考えると少し負担感を感じる方がいるかもしれません。
そのような方は、他の後輩や部下に役割の一部を任せられないか考えてみましょう。もしくは、社長と相談し役割の範囲を決めるのも良いでしょう。
マネージャーは仕事の割り振りが出来る役割です。
誰に、どのような役割を与えるのか。
自分が嫌だからという視点ではなく相手が成長するための仕事と考えて、割り振りを考える良いでしょう。