ダブルワークで確定申告したら会社にバレる?副業事情について解説!

ポイント
  1. 確定申告ってそもそも何?絶対にしないといけないの?
  2. 確定申告を行うことのメリットは?
  3. 確定申告をすることによって副業が会社に伝わる?

目次 [非表示]

1.確定申告ってそもそも何?絶対にしないといけないの?

年度末になるとよく「確定申告」という言葉を耳にしますよね?もしかすると、まったく縁がないという方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、働き方や収入を得る方法によっては、確定申告は必要ありません。
特にサラリーマンやバイト・パートをしていると、確定申告をしたことがない方のほうが多いかもしれません。

ですが、もしも確定申告しなければならないにもかかわらず、これを怠ってしまうと、さまざまな問題が発生します。
逆に確定申告をすると、とてもをする場合もあります。私も今は個人事業主ですがサラリーマン時代には最高で50万円ぐらい得をしたことがありました^^。


個人事業主の方はこちらの記事がオススメです!
確定申告って何?個人事業主で経理がわからない方必見!

でもやったことがない人にはとっても難しそうな手続きだし、そもそも何なのか良く分からないって方もいらっしゃいますよね?
そこで、まずはそもそも「確定申告とは何なのか」についてお話してみたいと思います。

確定申告って何?

誰でも仕事をすれば、それだけの報酬を貰うことになります。もちろん、仕事によって得たもの以外であっても、何らかの収入があれば確定申告をしなければならない場合があります。

「確定申告」とは、ざっくりいうと一年間にどのぐらいの収入が生じて、それに対応する経費がどれだけ生じて、
差し引きどれだけの「儲け」が出たかを「申告書」にまとめ、税金を納める作業
をいいます。

その「儲け」のことを「所得」といいいます。
しかし、サラリーマン、アルバイト・パートの場合だとこの「経費」に相当する部分があらかじめ計算式などで決まっていて、
実際にかかった経費を収入から差し引き計算をするようなことは、普通はしません。

しかし、意外に何が「所得」になって、どんなものがそこから差し引けるか、よく分かっているようで、ご存知ないかもしれません。
ここでは、簡単にポイントをかいつまんで説明します。

サラリーマンで確定申告が必要な人は?20万円超えや副業者は注意!?

まずは、どんな人が「確定申告」をしなければならないか説明します。

サラリーマンとして会社から給与を貰っているという方の場合、
税金はすでに毎月の給料から天引きされ、会社が代わりに税務署に納めてくれていますので、あまり「納税」については意識していないという方も多いかもしれません。
なので、多くの方々は「確定申告」とは無縁であると思います。

しかし、一定の場合には確定申告をしなければいけません。
まず、土地や建物を売却して儲けが生じた方や、不動産などによる給与以外の収入のある方は、確定申告が必要です。
次に、意外と見落としてしまいがちかもしれませんが、サラリーマンが副業などによって給与以外の収入があるケースです。

その額が20万円を超えると確定申告が必要となります。

ですから、ちょっとした小遣い稼ぎ程度のつもりで副業をしていたとしても、その収入が20万円を超えた場合、確定申告をしなければならないのです。
現在、副業でもある程度の収入を得ている、という方はその額をチェックしておきましょう。

ちなみに、メルカリ、ヤフオクとかで自分や家族が使っていたものを売っても、「収入」にはなりませんので安心してください。
ただし、「せどり」とかで「自分で使う気がないにもかかわらず商材を見つけてきては繰り返し売る」といった行為は当然「副業」になりますから気をつけてくださいね。

この他にも収入が給与のみであっても、その額が2000万円を超える場合など、いくつか確定申告をしなければならないケースがあります。
ですので、あなたの収入の得方や金額に応じて、確定申告が必要なのかどうかを一度確認しておく必要があるのです。

今回はできるだけ簡単に、どんな時に確定申告が必要なのか、ポイントを絞ってお話しますが、たくさんの種類の収入が色んなところからあるという場合には話がかなり複雑になってきます。
その場合には友達に税理士や公認会計士など税金に詳しい人がいたらぜひ相談することをお勧めします。


税理士の選び方などは下記を参考に→起業支援のプロが教える失敗しない税理士の選び方のコツとポイント

副業に関してもっとしりたい方はこちら→副業に関する様々なまとめを読みたい方はこちら

副業を始めたいならこちらの記事がおすすめです→副業で稼ぎたい人にオススメの副業45選!〜メリット・デメリットを掲載〜

バイトやパートの確定申告

サラリーマン以外でも忘れてはならないのが、バイトやパートであっても、確定申告が必要になるケースがあるということです。
給与のみの収入であっても、基本的には収入が103万円(学生の場合は130万円)を超えると確定申告が必要となります。

バイトやパートについては、多くの場合、年収が103万円以内に収まるようにシフト調整されていることが多いのであまり気にかけなくてもいいのですが、
人によっては2カ所以上で掛け持ちしてガンガン稼いでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
バイト先が1カ所で収入が103万円を超えるような場合だと、まともなバイト先であれば「源泉徴収」をしてくれて、バイト先が代わりに納税してくれます。

しかし2カ所以上でバイトを掛け持ちした場合には、全体で合算して123万円を超えるようなケースだと確定申告が必要になってきます。
要するに、給与の103万円ルール+その他の収入20万円ルールということです。

なので、今一度1年間の収入が123万円を超えていないかチェックしてみてください。

ちなみに、例えば本業がサラリーマンで、本業の給料ではやっていけず、就業時間後にアルバイトをしている人も「副業」に該当し、
バイト先から得られる収入が20万円を超えると確定申告が必要になりますので気をつけてください。
 

 ポイント

✔ サラリーマンでも土地や建物を売却して儲けが生じた場合には確定申告が必要

✔ 給与以外の例えば不動産収入などの収入がある場合には確定申告が必要

✔  副業の収入が20万円を超えると確定申告が必要

✔ 給与所得が2000万円を超えるような人は確定申告が必要

✔バイト・パートのみを行っている人でも源泉徴収されておらず、所得が合計123万円(学生の場合は150万円)を超えると確定申告が必要

副業しているサラリーマンが確定申告をしなければどうなるの?

では、その確定申告が必要であるにもかかわらず、しなかった場合、どうなるのでしょうか?

「申告しなければ所得の額なんてバレるわけないから大丈夫…」そんな風に考えている方も多いかもしれません。
実際に、数年にわたって本業以外の収入が20万円以上あったり、副業で本業よりもガンガンに稼いでいたにもかかわらず、申告をしていなくても何も問題なかった…なんて話を耳にすることもあるでしょう。

ですが、よほど特殊な収入の受け取り方をしているわけでもなければ、税務署などの調査によって、いつかは所得が正しく申告されていないことは発覚してしまうものです。
真偽のほどは定かではありませんが、特にネットビジネスでは国税庁に「特殊班」を設けて調査しているという噂もあります。

また、副業でガンガン稼いでいることを他の人に自慢した結果、妬まれて税務署にチクられたというケースもあるそうです。別には、フリーターで2カ所以上のバイト先から合計103万円以上の収入を得ているケースでも、確定申告していなかったことがバレることがあります。

そのひとつのきっかけになるのが会社が国や市区町村に提出する「法定調書」と呼ばれる書類です。
「法定調書」は様々なものがありますが、その一つに市区町村に提出する「給与支払報告書」というものがあります。
そこには、1年間のうちに誰にいくらの給料を支払ったか全員分記載されているのです。

ひとくちに税金といっても「国」が管轄している税務署が計算しているものと、「市区町村」が計算しているものがあって、「市区町村」がきちんとチェックしていると、バイト収入が合算して103万円以上あったにも関わらず確定申告していなかったことがバレるケースがあるということです。

実際に女子大生が夜は複数のキャバクラ店を掛け持ちしてガンガン稼いでいた結果、申告もれが発覚したという事例がありました。この場合、親の扶養も外れてしまうので、親から「どうやってこんなに稼いだの?」と問い詰められた結果、「親バレ」もしてしまったそうです。

ここまでの説明で「じゃあバレた時に申告をして税金を納めてしまえばいいんじゃない?」なんて気楽に考えてしまった人もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、その考え方は完全に危険です。

もしも、確定申告を意図的にしていなかったり、忘れて、そのまま放置していて、税務署の調査によってこれが発覚すると「無申告加算税」が課されてしまうのです。仮に不注意であったとしても、税務署には意図的に税金を誤魔化していた…とみなされ、なんと本来納めなきゃいけなかった場合の税額に加えて、最大で20%が加算され、余分な税金を払うことになります。

さらに何と、もっと恐ろしいことに税務署が極めて悪質だと認めたケースだと最大40%のプラスになります。

また、それだけでなく申告期限の翌日から延滞した日数に応じて延滞税も追加されますので、何年も確定申告をしないままでいると、本来の金額と比較すると、とんでもない額の支払いを求められる可能性があるのです。その税率も期限を過ぎて2ヶ月以上になれば14.6%と、かなり高額なものです。消費者金融並みの利息ですw。

こんな話を聞くと、皆さんビビッてしまいますよね。

実際に、確定申告を怠ってしまったばかりに、多額の税金の支払いを突然求められ、どうしようもなくなってしまう…なんて話は珍しいものではありません。自分には確定申告なんて無縁…そう考えていても、ある日突然税務署から連絡が入って…なんてこともあるかもしれません。

あなたは本当に確定申告をしなくても良いのでしょうか?あなたの1年間の収入をしっかりと見直した上で、改めて確認してみることをおすすめします。

確定申告に必要な税理士をお探しの方は

 

 ポイント

✔ バイトの掛け持ちをして、市区町村のチェックで年間所得が103万円以上あることがバレるケースがある

✔  確定申告を意図的に隠していたり忘れていると、本来納めなければいけない税額よりたくさん税金が取られることになる

✔  隠している期間が長ければ長いほど、税額はどんどん膨らんでいく

✔  税務署が極めて悪質だと判断すると本当に多額の税金が取られてしまう
 

 

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