起業で失敗するって何がある?可能性を洗い出してみた
- 起業の失敗の回避術を学ぼう!
- 様々な失敗例から準備万端へ
- 周りとの人間関係を見つめ直すと成功への鍵へ
起業に失敗はつきものです。誰でも失敗しますが、その大部分は防ぐことが可能と知っていましたか?適切なリスクマネジメントを行うことができるかは、どういう失敗があるかを知っておく必要があります。失敗の先例を学び、失敗を回避する術を学びましょう。
取引先との連絡で失敗することはよくあることです。自動送信のメーラーが機能していなかったり、送信したはずのメールが送信できていないなど、意外と見落としがちな失敗が多いです。
また、「御社」や「弊社」の言い間違いなど、じっくり考えると失敗しないような打ち間違いも発生してしまいます。送信する前に今一度、文面を確認しましょう。少しでも不安な言葉があれば、意味を検索をしたり社内の人に聞いてみましょう。連絡での失敗で相手の信用を失うのは非常に勿体ないので注意しましょう。
せっかくアポイントメントをとることができても、打ち合わせに遅刻してしまうと全てが水の泡となることもあります。初めての場所だと道を間違えてしまいがちです。更にビジネス街では同じようなビルが多く、GPSがうまく機能しないこともあります。
予定よりも早くに場所を確認して、近くの喫茶店で時間まで待っていると良いでしょう。多忙な相手だと決められた時間内でしか打ち合わせをできない場合もあるので、時間は厳守しましょう。
さていざプレゼンをしようにも企画書を忘れてしまうと、元も子もありません。口頭だけでプレゼンをしてもいいのですが、相手には伝わりにくいことは間違いありません。人は視覚と聴覚を駆使して情報を獲得します。
特に視覚情報は相手の声色関係なく獲得することができるので大事です。内容によっては資料を事前に相手へとメールで送付することもできますが、サプライズ性が無くなるのでオススメはできません。
ただし最悪の失敗を避けるためにも、概要書のようなものであれば送付しても問題はないでしょう。最近ではパソコンでプレゼンをする機会も増えましたが、相手が多い場合などもあり全員が見えなくなるので注意が必要です。
打ち合わせが進むにつれて、相手との緊張もなくなってきます。アイスブレイクをして積極的に距離を詰めることは打ち合わせにおいてとても大事です。相手の本音を聞くことで本質的に課題を洗い出すことや、望む内容を見つけることができます。
ですが、緊張をなくすために礼儀を忘れることは大きな失敗を招くことになります。親しき中にも礼儀ありというように、失礼なことは相手に大きな不安や憤りを感じさせることになります。距離感を意識して打ち合わせに臨みましょう。
プロジェクトは最初にいかにスケジュールを立てるかが重要です。「どこに」「誰を」「何をするために」「どれぐらいの期間で」配置するかを綿密に考える必要があります。最初の要件定義の失敗が後に起こる失敗を招くこととなります。プロジェクトを行う際はスケジュール立てとともに、どこでリスクが発生するかを事前に予測する必要もあります。失敗が起こる前に回収できるリスクは可能な限り回収しておきましょう。特に起きやすい事例としては、配置した人材が上手く機能しないことです。事前に本当にできるかを問いただし、出来ない場合は出来ないと発言させる必要があります。プレッシャーや見栄によって、出来ないことを出来ると発言する場合があるので失敗を防ぐためにも言及しましょう。
自社で新しくサービスを開発する際やプロジェクトを行う際に、潤沢なリソースが揃っていることは多くはありません。特に根幹に必要な人材がいないという失敗は避けましょう。起業をする際に営業ができるか、企画ができるか、エンジニアリングができるか、そのようなメンバーがいるのかは重要です。
この世に今まで存在しなかったイノベーティブな製品を開発しようと考えているのに、開発できるメンバーがいないと絵に描いた餅です。またいかにすごい製品を開発したとしても、製品を売る営業人材がいないと無価値となるでしょう。
近年ではクラウドファンディングに上がっているアイディアを中国ですぐに模範されて、先に売り出されてしまう事例も多発しています。
起業をして間もないと資金も人脈もなく、優秀な人材を獲得することは難しいものです。そういった企業を食い物にしよとする正体が不明なコンサルタントや、スキルはないのに虚言癖のある人材が集まってきがちです。
サービスを開発できるメンバーが獲得できているのか、マーケティングや営業に動くことのできるメンバーが獲得できているのかをチェックしましょう。余裕がないからこそ妥協をせずに、じっくりと適性を判断しなければ簡単に失敗を引き起こしてしまいます。
企業において人材は費用でもあり労働力でもあるので、譲ることができない部分は決めておきましょう。一度採用してしまうと解雇するに余計な時間や費用がかかってしまうので、人材に関しては入念にチェックしましょう。
積み重なる資金によって負債が積み重なってしまいます。負債自体は必ずしも悪いことではないのですが、キャッシュフローが循環していないと失敗につながることもよくあることです。余計な固定費を抱えてしまっていないか、契約書通りに資金が振り込まれているのかを定期的に見直しましょう。
また、外注先に仕事を全て委託していた場合に外注先が倒産してしまい、急に案件自体を捌けなくなりキャッシュが入らないという致命的な失敗も起こりかねないことも日々意識する必要があるでしょう。
収入を増やすために初期費用のとてもかかるものへの投資も首を絞めかねないので注意が必要です。頼りすぎるのは本質的な解決には繋がりませんが、税理士の方に相談をし、助成金や補助金の獲得にも動いてみるのも良いでしょう。
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犯罪というと様々なものがありますが、企業活動における失敗でよくあるものが「税金」や「法律」関係にあります。企業は企業活動をすると必ず税金を支払わなければいけません。税金に関する知識がなく、納税を忘れていると罰せられたり重課税を課せられることもあるので注意が必要です。
またイノベーティブな製品を開発するとなると、法律ギリギリのサービスもあります。よく聞く話が、日本では規制が多いので先にアメリカで流行ってからではないと進出が無理ということもあります。
それほどまでに日本の市場は既得権益を守るための法律で縛られています。なのでその辺りを考慮していないと法律違反となり訴えられたり、多額の罰金により企業活動を終わらせられる可能性があります。そのようなサービスを行う場合は、社会の動きや政治の変化を常に意識し、情報を集めて戦略的に動く必要があります。
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近年の起業ブームによって多くの起業家が生まれていますが、ほとんどの場合はうまくいかず失敗に終わる場合が多いです。なぜなら起業には様々なタイプがありますが、近年の起業によって生まれる起業家の大部分はプロダクトベースだからです。つまり最初は自身でキャッシュフローを意識せずに、生み出したプロダクトを持ってどうするかを考えます。彼らは基本的にベンチャーキャピタルや投資家からの資金を元に経営を行います。なので資金がショートしたらそこで終了、もしくは新たな資金を調達します。ここで調達できるのは、良いプロダクトを持っている場合のみです。良いプロダクトは簡単に生み出すことはできませんので、資金を調達できず、かと言って自身で稼ぐこともできずに倒産せざるをえなくなります。
サービスを開発する際にどのようなものが良いのかは迷うものです。起業を志す人の中には尊敬する起業家や、好きなサービスなどがある場合が多いです。そこで陥りがちな失敗が、流行りのサービスやビジネスモデルを模範してしまうことです。過去に成功しているサービスには、様々な方面から考えられたロジックを元に生み出されています。また、その時代の背景を汲み取られています。それをそのまま模範しても失敗することは目に見えています。一見すると簡単な機能やデザインの中に企業の文化が詰まっているので、その意図を正しく解釈する必要があります。同時期に似たようなサービスが生まれることで市場の拡大が見込まれる分、競合と激しい争いが発生することが考えられるので参入する際は気をつけましょう。
起業をするということは自分で何とかしなければいけないということです。就職して雇用されながら働くということより、大いにすることが増えて大変であることに間違いありません。そこでいつまでもモチベーションを保ちながらできるかが失敗との明暗を分けます。起業はリターンが大きい分リスクも大きいです。自分がなぜ起業したのか、何を成し遂げたいのかが明確ではないと、中途半端な結果に終わってしまいます。また、全て自分の責任になりますので、生半可な気持ちでは辛いのことの方が多いです。
いかがでしたか。ここで取り上げた起業における失敗はごく一部です。実際に起業をすると日常的に失敗に襲われます。そしてその度にメンタルを削られてしまいます。ですが何度も経験を繰り返すうちに気持ちの整理をしやすくなっていきます。そして成長をして、絶対に失敗をしてはいけない場面でも切り抜けることができるようになります。
大事なのは失敗してからの切り替えと、失敗を学んで失敗をしないことです。そして最後まで諦めずに課題に向き合い続けることで、必ず報われるはずです。自分が何のために起業をしたのかを心に留め、モチベーションを維持して頑張りましょう。
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