岡本 陽子

なぜ部下はあなたの会社から去ってしまうのか

この記事は、5分で読み終わります。
ポイント:社員が辞める大きな理由は「会社に必要とされていると感じられないこと」。
ポイント:自分のやり方、考えを押し付けるのではなく、それぞれの考え方に寄り添いながら、明確な区別を維持することで、信用性・信頼性がUP。
ポイント:従業員の存在意義や共感を感じるための時間を費やすことが、生産性の高い従業員が長く会社に残って働き続けてくれる秘訣。

 

岡本陽子の『考える上司』に変身する方法 第3回

 起業したばかりの会社でも、従業員を採用することで「上司と部下」の関係が生じます。目標に向かって頑張るからこそ、一緒に人間関係はうまく育んでいきたいもの。しかし、リーダーシップを強気、強引さなどと勘違いしていては、部下はついてこないものです。部下の指導法が一味違う「考える上司」とは? キャリアコンサルタントの岡本陽子さんが具体例をあげながら解説します。

せっかく採用してもすぐに辞めてしまう。以前は多くを採用して「ガッツのある従業員だけ残ればいい」と思っていたが、近ごろは1人採用するだけでも一苦労する時代になった。自分のやり方を部下に教えていけば、確実に業績は伸びるだろうと起業したが、そんなトップダウン式の経営の人材教育の仕方には限界を感じつつある。「もっと優秀な人材が欲しい」と思うけれど、「単に社員を増やせばいいという問題ではない」気もしている。

給与を高くしたら続くわけでもなく、従業員の勤務時間に気を配れば仕事にも支障が出くるのではと不安も感じる。最近はめっきり従業員に気をつかうことが多くなってしまった。それでも辞めていくので途方に暮れてしまう——。小規模な法人経営者が頭を抱える人材の問題について今回は考えてみました。


前回の記事はこちら
職場を壊す「ネガティブ社員」 3つの特徴と対処法


従業員が長続きしない本当の理由

 よくある退職理由には、「労働時間が長い」「給与が低い」「休みがない」「職場環境が良くない」「体力的にしんどさがあった」などの不満が理由に挙がります。でもこのほとんどは後付けでつけられた理由なのです。労働時間が長くても、体力

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著者プロフィール

岡本 陽子

SOARist(ソアリスト)代表 キャリアコンサルタント。1999年、大学卒業後、総合広告代理店に入社。主に求人広告営業をメインに携わり、200社以上3000名のキャリアビジョン・ヒアリングをした経験を生かし、スタッフが健やかに働くためのキャリア支援を行う。「ココロもカラダも健やかに翔(か)けていけるキャリア支援」がモットー。2016年10月に独立し、ソアリスト設立。愛知県出身。