質屋に関する開業から、その資格や許可等について総合的に解説!

ポイント
  1. そもそも、質屋ってどういうもの?
  2. 質屋許可の手続きの流れについて
  3. 質屋にも古物商許可が必要なのか?

目次 [非表示]

5.質屋にも代理店募集というものがある

よくフランチャイズチェーンと言って、元々質屋事業を行っている会社の加盟店になって開業をする方法があります。この場合、個人等にて開業をする場合よりも、低い資金で開業にこぎ付けられるケースが多いようです。

更に、真贋判定(しんがんはんてい)と言って、品物が本物であるか?偽物であるかどうかについて判定する事を言うのですが、この真贋判定も加盟店に提供してもらう事が可能とされているフランチャイズチェーンも多くあり、始めて開業されると言う方にとっては、知識的にもまだ乏しい状態が多いでしょうから、このような加盟店としての開業を考えると言うのも1つの手だと言えるのではないでしょうか?

6.質屋にも古物商許可が必要なのか?

こちらは、結論から申し上げますが、必要であるケースと必要ではないケースが存在します。ここまでの解説でもお分かり頂けているかと思いますが、質屋には大きく分けて2つの事業内容があります。

① 品物(質物)を一旦預かると言う方法で融資を行う
② 品物を買取して販売をする

すでにお分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、①の場合は、質屋特有の、質に入れて、その価値によってお金を貸すと言う事になりますから、法律としての規制は「質屋営業法」に該当します。

一方、②の品物を買い取って販売等を行う行為については、古物の取り扱いに当たりますから、古物商の許可に対する法律の規制を受けなければなりません。ですので、①だけを事業内容にする場合には、古物商許可は必要ではありませんが、②を事業として取り入れる場合には、古物商許可を受ける必要があると言う事になります。

こちらもあわせてお読みください。
古物商許可について知っておくべきこと!!

7.まとめ

いかがでしたでしょうか?質屋を始めると言っても、まずは許可を受けなければならないと言う事がご理解頂けたのではないかと思います。しかし、社会的な状況を見ると、まだまだ競争相手としてのライバル会社が多いとは言い切れない業種でもあり、今から開業して成功する確率は高い分野だと言う事もできます。

これらの許可申請については、ご自身で行う事も可能ですが、あまりに難しいと思われる場合には、迷う事なく専門家に依頼をかけて、スムーズに許可が下りるようにしましょう。また、許可がおりたから安心すると言うのではなく、開業してからが重要です。そこから事業のスタートが始まりますから、あらゆる施策を講じて、事業が上手く行くように考えておく必要があると言えるでしょう。

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