鹿児島県でIUJターン・移住・起業する方必見!押さえておくべき基礎知識

ポイント(この記事は4分で読み終わります)
  1. 簡単な概要
  2. 鹿児島県を知る書籍

簡単な概要

鹿児島県は、九州地方南部に位置し、北部を熊本県と、西部を宮崎県と接しています。鹿児島県の九州島の部分は県本土と呼ばれ、薩摩半島・大隅半島という2つの半島を有しています。そして、九州島の南側には、薩南諸島が点在しています。中でも、屋久島は世界遺産として名高く、その地に生育する特別天然記念物の縄文杉は、樹齢2000年を優に超えると言われています。

種子島には種子島宇宙センターがあり、ロケット打ち上げ施設を有している日本唯一の県でもあります。日本有数の火山地帯であり、特に桜島は鹿児島県のシンボルとも評され、観光地のメッカとしても知られています。薩摩半島と大隅半島に挟まれた錦江湾も、姶良(あいら)カルデラという火山の噴火によって出来たとされています。

県庁所在地は鹿児島市。令制国では、鹿児島県の県域には薩摩国・大隅(おおすみ)国・多禰(たね)国の3 国が置かれていました。江戸時代の幕藩体制では薩摩藩が置かれ、幕末には雄藩の代表格として、長州藩とともに明治維新の大事業を成し遂げたことはあまりにも有名です。明治維新後の廃藩置県で鹿児島県が置かれます。宮崎県との離合を経て1896年に現在の鹿児島県となりました。

現在、県庁所在地の鹿児島市は人口約60万人で、福岡市、北九州市、熊本市に次ぐ九州第4位の大都市に成長しています。

面積:9,187.01平方㎞
人口:1,625,434人

気候

鹿児島県本土は冬も温暖で、夏は日照時間が多く、その一方で降水量は多いという特徴があります。真夏日は長い期間続く傾向がありますが、猛暑日は意外に多くはありません。南国のイメージとは裏腹に、薩摩半島は大陸からの寒気の影響を受けやすく、冬は厳しい寒さに見舞われることがあります。このため、鹿児島市の中心部でも、積雪が観測されることも稀ではありません。また、屋久島の山岳部や種子島屋久島地方の平野部でも降雪が観測されることがあり、積雪観測地では日本最南端の地となっています。

夏から秋にかけては台風の影響を受けやすく、特に奄美群島・トカラ列島・大隅諸島付近は多くの台風が通過します。そのようなわけで、鹿児島は日本でも有数の台風銀座と呼ばれているのです。

産業

鹿児島県の2015年度の県内総生産は5兆3,885億円(名目)で、2014年度と比べて3.2%の増加でした。産業別の構成比は第一次産業が4.56%、第二次産業が19.9%、第三次産業が74.9%となっています。日本有数の農業県であるため、第一次産業の比率が全国平均より高くなっています農産物の生産に関しては、サツマイモ・さやえんどう・球根類の生産量全国1位など、多くの特産物があります

また、畜産においては養豚業が盛んで、その生産量は全国1位を誇っています。水産業では鰹節の生産とウナギの養殖が盛んで、特にウナギの養殖の生産量は全国1位。第二次産業は電子部品・デバイス関連の企業が進出していることにより、その生産額は増加傾向にあります。第三次産業については、特に商業活動において、伝統的に地元資本の影響力が強いという特徴があります。例えば、地元資本の百貨店山形屋は多数のグループ企業を持ち、その売り上げはかなりの規模となっています。

有力企業

1. 薩摩酒造
枕崎市に本社を置く日本の酒造メーカー。主力製品「さつま白波」は人気商品です。

2. 健康家族
鹿児島市に本社を置く、健康食品の通信販売を行う企業。「伝統にんにく卵黄」は有名。

3. 山形屋
鹿児島市本社の老舗百貨店。年間売上高約450億円は地方百貨店としてはトップクラス。

歴史


令制国において、現在の県域には薩摩国・大隅(おおすみ)国・多禰(たね)国の3 国が置かれていました。鎌倉時代の1186年には、幕府御家人の惟宗(これむね)忠久 が島津荘の地頭職に任じられます。この惟宗忠久が島津氏の祖と言われています。その後、次第に島津氏の勢力が拡大。戦国時代の末期には薩摩・大隅・日向はもとより、九州全域までもが、ほぼ島津氏の支配下に入ることとなります。

1587年豊臣秀吉の九州征伐に際して、当主の島津義久は降伏します。島津氏は元の領地のほとんどを安堵され、秀吉から豊臣の姓を与えられました。秀吉の死後、関ヶ原の戦いにおいては島津義弘が西軍側につきますが、当主島津義久は頑として動こうとはしませんでした。このため、島津氏は江戸幕府においても改易を免れ、江戸時代を通じて薩摩藩90万石を拝領し続け、激動の幕末を迎えることになるのです。幕末期に長州藩と薩長同盟を結んだ薩摩藩は、西郷隆盛や大久保利通などの活躍によって、倒幕の大事業を成し遂げます。

明治維新期の廃藩置県によって薩摩藩は鹿児島県となり、宮崎県との合併・分離を経て1896年に現在の鹿児島県の県域がほぼ確定します。その後は順調に発展を続け、1980年には鹿児島市の人口が50万人を突破。1996年には中核市に指定されます。1995年の九州自動車道、門司-鹿児島間全通、2011年の九州新幹線鹿児島ルートの鹿児島中央駅-博多駅間の全線開業によって、本州からのアクセスが格段に向上しました。

そして、2018年大河ドラマ「西郷どん」や明治維新150周年の影響もあり、鹿児島への観光熱は盛り上がりつつあります。

観光

鹿児島のシンボルといえば桜島ですが、その桜島が位置しているのが錦江(きんこう)湾です。錦江湾は,桜島の他にも佐多岬などの雄大な自然資源を有し、その観光価値は群を抜いています。さらに錦江湾岸には、天然砂むし温泉をはじめとする数多くの温泉があり、その地理特性は他県には見られない独特なものと言ってよいでしょう。また、鹿児島市内に点在する明治維新に関する史跡は,維新の激動を今に伝えています。

主な観光地

1. 桜島
言わずと知れた鹿児島県のシンボル。桜島へ向かうフェリーから眺める雄大な景観は、また格別です。

2. 霧島神宮
霧島町中央部にある神社で、その創建は神代まで遡るとされています。あの坂本龍馬が日本で初めてと言われる新婚旅行で、お龍とともに参拝したとされています。

3. 砂むし会館「砂楽」
海岸に位置し、潮騒をBGMに温泉の熱を利用した砂むし温泉を楽しめます。大量に発汗し爽快な気分に。

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交通

本州からお越しの場合は、九州新幹線(鹿児島ルート)が便利です。お急ぎの方は航空機の利用を検討されるとよいでしょう。鹿児島空港からの国内便は、東京、大阪、名古屋、神戸、福岡などの主要都市とを結ぶ定期便が就航しています。鹿児島県内の移動の際には、肥薩おれんじ鉄道のご利用や、南国交通など路線バスのご利用がおすすめです。鹿児島市内の天文館通りなどの中心街周辺を移動する場合には、市電がとても便利です。ゆっくりと海の旅を楽しみながらお越しの方は、長距離フェリーのご利用がおすすめです。

鹿児島県の志布志(しぶし)湾からは、志布志-大阪間を結ぶ「フェリーさんふらわあ」の定期便と、東京や那覇とを結ぶ「マルエーフェリー」の定期便が発着しています。海外からお越しの際は、鹿児島空港発着の国際線のご利用が便利です。鹿児島空港の国際線は台北・ソウル・上海・香港との定期便が就航しています。

鹿児島県を知る書籍

1. 『鹿児島学』 新潮社
「キヨスク、一橋大学などの設立には、いずれも鹿児島人が関わっていた」「食糧自給率全国2位」など、目から鱗の知識が満載の本です。

2. 『るるぶ鹿児島 指宿 霧島 桜島'18   』   ジェイティビィパブリッシング
大河ドラマで話題の西郷隆盛ゆかりのスポットから、世界遺産、そして温泉・グルメまで、網羅性に優れた本です。

3. 『鹿児島県の歴史散歩』 山川出版社
歴史名所を散歩するためのガイド的な本です。あまりマニアックなところまで踏み込んだ内容ではないので、概要をつかむには最適です。

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