焼き鳥屋を開業したい!~気を付けるべきポイント~

ポイント
  1. 現在焼き鳥屋は減少傾向になっているか、今後焼き鳥屋を開業されたい方は差別化戦略を立てることが大事
  2. コンセプトをはっきりさせて戦略を立てる
  3. お客様全員が求める物があるようなお店を目指す

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飲食店での起業の中で、焼き鳥屋なんでどうだろうと考える人もいると思います。しかしながら時代的には、焼き鳥屋は経済状況の悪化に伴って減少傾向になっています。その理由ともいえるのが、昔はちょっと帰宅前に焼き鳥をつまんで帰ろうかななんていうサラリーマンも結構いたわけでが、そういう仕事帰りに少しだけ定期的に寄っていくお客さん自体が少なってなっているからです。焼き鳥屋は決して飲食店の中では1人あたりが使用する金額が高額なお店ではないにも関わらず、そのほんの少しの楽しみすらできないほどに、現在のサラリーマンの懐事情は厳しいものであるということです。一般的に、現在のサラリーマンの月の小遣いは平均値で2万円~3万円と言われています。その中から支出するというのは確実に必要なもののためにお金を残しておかないといけませんので少額であってもなかなか難しいことになるわけです。

では現在の経済状況の中で今後焼き鳥屋を開業するにはどうしたらいいのか?について書いていきたいと思います。

コンセプトで差別化戦略を立てる!

今後の焼き鳥屋に求められているのは、不況の路線に従い低価格化で勝負するか、ブランド化した鶏肉(比内地鶏、名古屋コーチン、阿波尾鶏、天草大王、骨太有明鶏など)を使用した高級路線でいくのかの二極化のどちらをコンセプトとしてお客さんにアピールしていくかがポイントになってくると思われます。もしくはターゲットを徹底的に絞り込んで、そのお客様が求めている空間を作りあげるなどの戦略が必要になってくるでしょう。

焼き鳥屋を開業するのに必要なこと

焼き鳥屋のコンセプトを明確にしたら、次に開業に向けて準備を開始します。

各種申請

まず、焼き鳥屋を開業する際は保健所への申請が必要になります。飲食店の開業と同様に、食品衛生責任者の配置も必要になってきますので忘れないようにしてください。

他にも税務署等への開業手続きも必要です。もし、深夜にお酒を取り扱いたいのであれば「深夜酒類提供飲食店営業」を公安委員会へ届け出ることも必要になってきます。


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場所の選定

他の飲食店でも必ずしも、駅近の場所にお店を開く必要がないように、焼き鳥屋の立地は特に駅近くである必要はないのです。というのも、店舗でない限り、ほとんどが持ち帰り販売が中心となってくるからです。逆に持ち帰りが中心または持ち帰り専門店なのであれば、住宅街の一角のほうが帰宅するついでに立ち寄りやすいお店になります。ただし、まったく人が通らない場所では当たり前ですが、ダメです。人通りが多いという条件は妥協してはいけません。人が通らなければそもそも新しくオープンした焼き鳥屋の存在を知ってもらう事すらできませんので、どんなにブランド鶏肉を使用したおいしい焼き鳥を比較的安価で提供していても労力が無駄に終わってしまいますので、場所選びには細心の注意を払いながら十分に吟味してから決定をするようにしましょう。

また、販売場所として、煙を少なくするなどの周辺に配慮した工夫が必要です。清潔感・衛生面がきちんとできていなければ、良い噂は立ちません。特に、女性客を取り込みたいのであれば、買い物帰りにおかずや旦那のつまみに焼き鳥を購入してもらえるようにするためにも、清潔感や衛生面に配慮した空間を作りましょう。店舗を設けて行うのであれば、衛生面では特にトイレの清掃は気を付けるようにしてください。トイレで不快な気分になると店全体が不快に見えてしまうことが多いからです。

メニューを考える

先述の通り、今後の焼き鳥屋の経営で重視したいのが、女性客です。女性客を取り込めるかどうかが焼き鳥屋の経営の成功のカギを握っているのです。

メニューでも定番的なアイテムに加え、女性のニーズを組んだ商品を提供できるよう工夫しましょう。例えば、さっぱり系のメニューを入れる、女性が飲みやすいお酒を置くなどです。焼き鳥も野菜串など女性の気持ちに配慮したものを作るといいと思います。

まとめ

これからの焼き鳥屋開業はこれまでの焼き鳥屋のスタイルを一新しなくてはなりません。飲食店開業の中でも、焼き鳥屋は特別な調理技術も必要ないため、気軽に始められる飲食店のように思いますが、「仕込み3年焼き一生」なんて言葉もあるくらいに焼き鳥屋は奥深いものでもあります。
焼き鳥屋と同じように居酒屋も競合がたくさん存在しており厳しい競争となっていますので、居酒屋を開業して生き残るには!~繁盛の秘訣~も参考にして焼き鳥屋でも参考になる部分を取り入れていってもらえたらと思います。

目指してほしいのは、時間をかけて、色んな人が気軽に立ち寄って買いやすい・誰がきても食べたいものがあるという焼き鳥屋を目指してもらいたいです。

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