アントレプレナーとは、その資質、学歴との関係について
- アントレプレナーとは
- アントレプレナーとして必要な7つの要素
- 自分のやりたいことを突き詰める
アントレプレナーという言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
デジタル大辞泉によると、
アントレプレナー(entrepreneur)は「事業を起こす人。起業家。企業家」を意味します。
起業家の呼び名にも色んな言い方があるんです。
起業家、アントレプレナーというのはほぼ同義でしょうね。
ただ、起業家と経営者はやはり多少異なります。
起業家は一般的には、0から1を創る人であり、創業したての会社の社長のことを指すことが多いです。
経営者というと、事業開発というよりも、会社の経営という意味が強くなるように思います。
もちろん、ただの言葉の問題なので、起業家でもあり、経営者でもあるというのが正しいです。
アントレプレナーという言葉は分かったけど、どういう人がアントレプレナーになれるのか気になりますよね。
もちろんアントレプレナーという資格があるわけではないので、なりたい人は全員なれますしなっていいわけです。
明確な資格、要素、能力が必要なわけではありません。
ただし、こういう要素があったほうがよくないですか?というアントレプレナーのイメージだけ書いてみます。
アントレプレナーに必要な一般的な要素は次の7つを指します。
①事業を行う上で誠実でいられること
②事業を始めるべき、タイミングをしっかりと把握していること
③事業を成功させるために揃えるべく、優秀な人材を確保できること
④事業を遂行していくためにはパートナー、チームワークが結束することが大切であるというこをきちんと認識していること
⑤事業で挑戦しようとする情熱を持っていること
⑥事業目標のために邁進する達成力を持っていること
⑦事業を行う上で公平性を重視していること
これらの7つの資質を兼ね備えることがアントレプレナーになるためには最低限必要です。
何が具体的な能力というよりも、考え方や人間力が大切ということですね。
下記は起業をして失敗する典型例です。
失敗する起業・アントレプレナーのまとめ
多くの人が夢や野望を抱き、起業する中で、成功できるアントレプレナーももちろんごくわずかです。
たとえ、良いアイディアや優秀な頭脳があったとしても、先述の7つの資質を兼ね備えていなければ、気質的に起業家には向いていないということになります。
せっかく、起業するのであれば、やはり成功できるように努力したいというのが人間でしょう。
超一流の起業家がどういう考え方をしているのか知りたい方は
2時間の起業家向け無料セミナーへお越しください。
一つ付け加えておくと成功の定義というものによって、大きく資質なども変わるということです。
起業の成功というのは、一般論として、良い商品・サービスを提供し、お金をいただき、利益を出し、さらに、その利益を投資に振り向けていくという流れがまわっている会社だと思います。
ただ、自分の夢を実現したいとか、挑戦してみたい、やってみたいという気持ちももちろん起業するにはあると思います。
その自分の目的が達成できることも起業の醍醐味かと思いますので、成功・失敗の定義の仕方は、まさに自分の価値観に依るところが大きいわけです。
そこで、成功するアントレプレナーの共通点について紹介したいと思います。
まず、一つ目に重要なのが、アントレプレナーである以上、確固たる自信を持っている必要があります。
また、事業をしている以上、時にはリスクを取る必要に迫られるがそうした場面でも、自分と会社に対しての十分な自信を持って対応することが必要です。
自信と過信はもちろん異なります。過信ではいけません。
自信というのは、自分のやっていることが社会にとって良いことなんだということ確信することだったり、
自分は絶対にやり切れるんだと思うこと、自分の会社のメンバーは素晴らしいメンバーの集まりだという風に自信を持つことです。
自信を過信と勘違いしてしまうと、ただの独りよがり、人の話を聞かない人みたくなり、孤立してしまいます。
アントレプレナーは市場のニーズにいち早く気付くことができます。
そして、それをビジネスチャンスに変換するために、日々の何気ない瞬間でも、常に目を光らせ、アイディアを模索しています。
つまりアントレプレナーたるもの、常に頭の中では事業のことを一部考えながら、新しい人、モノ、体験などをしていくことで、今までとは違うアイデアが生まれます。
それが自分の事業、ビジネスの新しい価値を生むことにつながるかもしれません。
常にアンテナを張っておく、どんな時でも事業にとってプラスとなるように機会を生かす必要があります。
事業アイデアだけでなく、仲間づくりなど会う人会う人がチャンスなのです。
優れたアントレプレナーはどんな否定的な情報にも恐れません。
そして、もし間違いや失敗をおかしてしまってもそれらを全て成功への糧として発想を転換することができます。
失敗は成功の母と言いますよね。
ユニクロの柳井さんは「1勝9敗」という本を出されています。
失敗というのは時間軸でみると、成功に変わるわけです。
失敗を失敗のまま終わらせてしまうと、それは失敗で終わります。
でも、その経験を活かすことで成功したら、失敗があったので成功した、つまり、成功のために失敗があったということですよね。
このように考え、失敗しても成功に続いているんだと考えるようにしてください。
アントレプレナーは、経営者であるため、全ての事柄が自分の自由になります。
自分次第になります。
だからこそ、自分で自分をコントロールする必要もあります。
もし少しでも怠けてしまえば、経営はうまくいかなくなるでしょう。
成功を導くアントレプレナーであるためには、自身の心を制御し、会社にとって最も重要なタスクに向かって、力を合わせて取り組む姿勢が必要になってきます。
自分が怠ければ、会社も怠けた結果しか出てこないわけです。
1人で起業しているとこのあたりのコントロールが緩くなってしまわないように、対策をしている人もいます。
コワーキング施設で働いたり、早めに仲間を入れたりするようにして、是非自分を追い込める環境をつくりましょう。
多くの優れたアントレプレナーは不思議なことに無給やわずかな報酬であっても長時間のハードワークに耐える精神力を持っています。
これは、仕事をすることにおいてのモチベーションの源がお金ではないからなのです。
本当にその仕事が大好きで、成功するためには自分の限界まで挑戦したいという気持ちを持っています。
働くことが好きということはもちろんなのですが、何のために働いているのかという目的を明確に持っていなければアントレプレナーのような働き方は難しいかもしれません。
基本的に答えやゴールがないため、常に軌道修正、やり直しをし続けるからです。
そのため普通の会社員などとより長時間労働になりやすいです。
でも自分のやりたいことをやっている人が多いわけなので、多くのアントレプレナーは働くことが楽しいわけです。
これは多くのアントレプレナーに共通することですが、彼らは人の下で働くのが嫌いです。
そのため、リーダーとして時には孤独であるということにも耐えることのできる強い精神を持ち合わせています。
少し強い言い方ですが、正確に言えば、自分の考えで進めていきたい人が多いということです。
そのため誰かが引っ張ってくれるということは少ないわけです。(そのような会社を創っていくことが理想ですが。)
経営者は孤独とよく言われます。それは経営者の仕事や立場の特殊性をあらわしているかもしれません。
成功する社長や起業家の特徴10も合わせてお読みください。
アントレプレナーとして成功するためには圧倒的な努力が必要です。
そして、アントレプレナーになるためには、必要な資質を身に付けることが大前提になります。
しかしこの資質というのにゴールがあるわけでもありませんし、どうやって身につけるのかということにもゴールがありません。
結局はやりながらということになります。
自分のやりたいことが見つかった場合には、是非、やってみる、やってみながら成長していくということでよいのかなと思います。
最近では連続して起業する起業家のことを、連続起業家や、シリアルアントレプレナーと呼ぶようになっています。
ー合わせてお読み下さいー
世界を変えるアントレプレナーシップ
ー起業を志す若き才能たちへー
未来の起業家を生み出す!30人の高校生が学ぶ起業塾での風景〜郁文館高校が挑む現役経営者による講義〜
ー成功体験者から分かる違いとはー
成功しているシリアルアントレプレナーから学ぶ起業成功術とは