エステサロン開業のための資金について

ポイント
  1. エステサロンの開業するためのヒント
  2. 開業する時にいくらの資金が必要になるのか
  3. 何故エステサロンは競争が厳しいのか

目次 [非表示]

エステサロンの経営は決して楽なものではないことを理解しよう

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あなたと同じようなビジネスモデルは山のようにある

美容室・エステ・ネイル・ブライダル・リラクゼーションなどのサロンは、既に近隣に競合店が多くあり、中々オリジナリティーを伝えにくく、フェイシャル・ネイル・脱毛・まつ毛エクステなど既にお客様に認知されているメニューだけでは、

◆サロンの新規顧客を集客するのが中々難しい
◆集客に広告費がかかる割にリピーター・固定客に結びつく割合が低い
◆同じメニューでは価格勝負になってしまい、集客しても利益が薄い

といった負のスパイラルに陥ることになりかねません。

また、サロンを独立開業しようとすると既に近隣で何年も営業していて、しかも、リピーターを確保できている競合サロンがある以上、クーポンなどで価格勝負に出て場合でも、はじめの一回は価格に魅力を感じてお試し気分で来店していただけたとしても、価格だけに魅力を感じた方の場合には固定客になりづらいという状況に陥るのが現状です。

開業しても3年以上生き残るのは10店舗の中の1店舗のみの厳しい現実

低資本で開業できるのが個人サロン・自宅サロンの最大の魅力とも言えるかもしれません。
ただ、自宅という場所の制約があるため、提供するサービス内容としては省スペースでお客様に施術が行えるエステサロン・リラクゼーションサロンを選択して開業される方が多いと思われます。

しかし、自宅であって、事業を開始したとしても追加の家賃が発生しないにも関わらず1年以内に閉店してしまうエステサロンは実に6割、3年以上にわたり営業を続けられるエステサロンは当初の1割程度だと言われていますので、以下にエステサロンを継続的に運営していくことが厳しいことであるかが理解できるのではないでしょうか。

集客が絶え間なくでき、リピーターを確保して安定的な経営できるようになるためには、エステサロンのコンセプトがお客様に伝わってサービスに満足してもらい、ファンになっていただければもちろんそれに越したことはありません。

ところが、現実には価格競争になってしまい、とにかく競合店よりも安くサービスを提供しようという周囲から見ればゴールが見えないチキンレースをしている場合も多いのです。

何故9割のサロンが3年以内に閉店に追い込まれてしまうのか?

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潜在的な顧客には価格だけで判断されやすい

エステサロン側はメニューやサービスで既存店との差別化しようとしているつもりであっても、お客様には経営者の考える思いが伝わっていないことがあります。
伝わらなければ残念ながらお客様側からは、「同じメニューであっちが安い、こっちが安い」といった本来はお客様に知っていただきたい技術やサービスではなく価格だけの高い安いで認識されてしまうことになる場合が多々あるからです。

近隣の競合するエステサロンと同じようなメニューだけで勝負している限り、既にお客様の信用を勝ち得て3年以上営業しているサロンから、あなたが運営する自宅のサロンにお客様が流れてくるのは難しいでしょう。

お客様のターゲットをしっかりと作り上げよう

近隣競合サロンと同じようなメニューだけで勝負して 近隣競合サロンに勝ち、3年以上安定経営出来る様になろうとするのであれば、価格勝負をせずに更に充実したサービスを提供するという選択が必要になります。

そのためには、まずはお客様のターゲットをしっかりと確立させた上で、どのような年齢層でどのような理由で来店したいと思ってくださるのかなどのように、細かい来店動機をしっかりと作り上げていきましょう。

あなたのエステサロンがターゲットと考えているお客様のニーズがおのずと浮かび上がってくるようになるまで、じっくりと何度もターゲットを絞り込んでみてください。
お客様のイメージとして、年齢・性別・職業・家族構成・職業・収入・悩みなどがリアルに浮かび上がってきて1人の人間ができる程度まで想像できるようになれば、その時にはどのようなサービスや施術メニューを提供すべきであるかは、すでに明らかになっていることでしょう。

コスト削減のためだけに自宅サロンを選択するのは危険

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既存店に勝たなければ自宅サロンは成り立たないことを理解しよう

これまでも繰り返して述べていますが、開業したばかりの方・これから開業する方は、既に安定経営しているサロンの経営方法や集客方法を真似するのではなく、安定経営している近隣競合サロンと大きく差別化することを考える必要があります。

具体的には、近隣競合店と同じメニュー・サービスで競争するのではなく、近隣競合店が行っていないメニュー・サービスを取り入れることが重要なポイントとなります。
もちろん、基本的なメニュー・サービスは同じような内容を取り入れたうえでの話です。

お客様の期待をいい意味で裏切ることが繁盛サロンへの近道

お客様は、近隣競合店にあるようなメニュー・サービスは当然どこのサロンにもあるものと思っているため、もし、それがないということになれば、せっかくご来店いただいてお客様の期待を裏切ってしまうことになり、大きな逆効果になってしまうからです。

それを踏まえたうえで、似たようなメニューの中で価格や細かい違いで差別化しようとしても多くの場合、お客様には伝わりにくく既存店と比較しても弱い差別化にしかなりませんので効果は薄いものとなってしまいます。

そうではなく、あなたのサロンは新しく開業したわけで潜在的なお客様への認知度も薄いわけですから、近隣で競合のサロンが行っていない、他では受けられないメニュー・サービスを提供するという強い差別化を行う必要があるのです。

そういうメニューを取り入れると広告を出す際にも集客の目玉となり、他店ではやっていないため、お客様の方からインターネットで検索を行ってわざわざあなたしか提供していない独自のサービスを目的として来店されることも増えてくるでしょう。

それに、独自のサービスを提供していることでお客様がリピーターにもなりやすくなるといった副次的な効果を生まれてきます。

また、地域内でオンリーワンであれば価格勝負にならないため、適正な利益を取って営業することができ、終わりなき価格競争のチキンレースに巻き込まれる心配をする必要がなくなります。

さらに言えば価格勝負で集客するのと違って、経営面でのプラス面が非常に大きくなってきます。

メニューやサービスを考えるときには、一度述べていますが、経営者であるあなたの自己満足ではなく、お客様の目線で考えることが繁盛サロンを作るためには絶対に必要になってきます。
本当にお客様の目線でサービスを考えることはできるだろうか?と心配になる必要はありません。

自宅でサロンを開業する前はあなたも他のお店のお客様だったのですから、その時のお客様の立場になって考えてみて、あったら嬉しいなあと思ったサービスを挙げてみて自宅で行えるものを選別していくことが大切になってくるでしょう。

まとめ

長い内容で複雑なこともいろいろと述べさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
女性をターゲットとするのであればエステサロンは魅力的な業種であることは間違いありません。

ただサービスを行っている店舗そのものが飽和状態に近いだけに、これからエステサロンを事業として始めようと考えている場合には、しっかりとした事業計画を立てることはもちろんのことですが、どのようなサービスをお客様に提供していくかについても市場調査や競合調査、顧客のニーズなどを把握したうえで開業をするようにしてください。

あなたの開店するお店が長く繁盛するお店となり、地域独自のオンリーワンサービスを提供しているエステサロンとして有名になることを目指してみてください。

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