採用は人材像を明確にして戦略的に行うことが大切!〜採用で成功する求人の出し方・考え方のポイント〜 

ポイント
  1. 今の求職者の傾向
  2. 成功する求人票の記載のポイント

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採用の現状

企業が次世代にも続くためには、採用は重要なポイントの1つです。経営戦略と言っても過言ではありません。そして多くの業種や職種において、今は求職者の数が求人よりも少なく、売り手市場であると言えます。大企業、中小企業等を問わず、どの規模の企業に聞いても企業の悩みは採用だというのです。 

採用においては、企業の特徴や売り出したいポイントを明確にして、安心・安全な企業であることを打ち出しながら魅力を伝えることが大切です。もはや採用はマーケティングの1つだとも言えるのです。 

そのためには、企業としては、どのような人材に応募してほしくて、どのような人材を採用したいのかを明確にしておくことが大切です。そこからの逆算で求人内容を決めていくことになるのです。

まずはどのような人材が必要なのかを決めること、これを念頭に置いて採用活動を始めましょう。 

採用のコンセプトの設定が大切

採用はマーケティングです。そのため、採用にあたって大切なのは、コンセプトを決定することです。そして採用を進めるにあたって大切なのは、どのような人材必要なのかというプラスの人材を明確にするとともに絶対にNGな人材像も明確にしておきましょう。また、絶対にNGな人材像とともに、採用の下限のライン(ぎりぎりOKである)という人材像についても検討しておくと、より採用活動が明確になります。 

つまり、採用のコンセプトを考えるということは、 

こんな人材に来て欲しいというベストな人材像(スキルや考え、理念への共感も含む) 
絶対にNGな人材像(スキルや理念への共感度合いなど) 
採用するぎりぎりのラインの人材像 

この3つを明確にしていきます。 

さらに、どのような人材に来て欲しいのかという点を明らかにしたら、 なぜそのような人材が必要なのでしょうか。 その方はどの年齢層でどのような属性でしょうか。 
これらも明確にしておきましょう。 

さらに、採用した後のキャリアプランについても明確にしておきます。 

5年後、10年後にその人材にどの役割を期待しますか? さらに、その人材はどの位定着すると思いますか?定着率を上げるための対策はどうしたらいいでしょうか。 

このような流れを考えていきます。 

こちらも合わせてお読みください。
初めて人を雇用する際に知っておくべきコトのまとめ

今の求職者の傾向

今、求職者はどのような考えで企業を選んでいるのでしょうか。これを把握しておくことは、来て欲しい人材に来てもらうPRをするために大変重要です。 今の求職者の傾向として次のようなものが挙げられます。 

・仕事とプライベートを両方充実させたい 
・やりたいことは明確には分かっていない
・ネット上の情報で企業を選びがち 
・安心を重視して企業を選ぶ 
・給与も大事だが、労働時間や休暇なども大事 

これらのことが挙げられます。 

求職者の仕事の選び方は時代によって異なりますが、今の求職者はいかに自分の時間が確保できるのか、いかに安心して働ける企業なのか、ということを重視していることが分かります。 

その上で求職者側としては、就職活動をするにあたってはどのような点に不安に思っているのでしょうか。これを把握しておくと、それを解決する情報を求人票に記載すれば、さらに安心な企業であるという印象を与えることが出来ます。 

求職者の不安

ネットに記載のある悪い情報は本当なのかどうか? 

・職場の環境が見えてこないので、どんな人がいるのかが不安 
・残業時間や休憩、休日は本当にあるのだろうか 
・有給休暇は「悪いな」と思わずに取得が出来るのだろうか
・その会社で成長できるのか分からない 

などといった不安です。働く環境や、将来自分が成長できるのかどうか、休みやワークライフバランスがとれるのかどうか、という点に大きく分かれます。 このような不安を持っていることを企業側としては予想しながら、求職者との接点の際には、この不安を解消してあげるように行動し発信をしていきます。 

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