秋田県でIUJターン・移住・起業する方必見!押さえておくべき基礎知識!

ポイント
  1. 秋田県の気候、観光・地域資源、交通情報
  2. 秋田県の主要産業、有名企業
  3. 秋田県で起業するために役立つ情報

目次 [非表示]

秋田県の概要

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秋田県は、本州北部の山地にあります。東西約70km、南北約170kmの長方形に近い形をしており、総面積は1,16万3,752㎢で全国6位の広さです。温泉にも恵まれており、乳頭温泉郷は全国的にも広く知られています。仙北郡に位置する角館町には、木造の武家屋敷が立ち並ぶ歴史地区があり、武家屋敷等の建造物が数多く残されています。

みちのくの小京都」とも呼ばれており、特に桜の時期になると多くの観光客で賑わいます。人口は101万人ほどですが、県庁所在地である秋田市に県内人口の約30%が集中しています。秋田市は約400年前からの城下町として栄え、歴史や文化、さらに自然の美しさが残る街です。

秋田県の気候

秋田県は日本海に面しています。冬季の沿岸部の降水量自体はそれほど多くありませんが、日照時間が極端に少ないことが特徴です。この日照時間も少なさから秋田には肌の綺麗な女性が多いと言われています。1年の平均気温は12.5℃。夏季は高温多湿でどんよりとしており、梅雨明けのないまま秋を迎えることも珍しくありません。

しかし、太平洋側からの冷たい季節風は奥羽山脈の山々に遮られており、乾いた暖かい風をもたらすフェーン現象が発生することがあります。これにより冷害をもたらすと言われるやませも高温乾燥した風となります。この風は豊作をもたらすとして「宝風」とも言われています。

秋田県の観光・地域資源

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地域資源は重要無形民俗文化財に指定されている「竿燈まつり」、秋田県にある7つの宿で構成される温泉郷「乳頭温泉郷」、武家屋敷が並ぶ広い通り沿いに塀が連続し、まるでタイムスリップしたかのような情緒を味わえる「角館の武家屋敷」などが有名です。

竿燈まつり」は竿燈を稲穂に、提灯を米俵に見立て、額・腰・肩などにのせ、その年の豊作を祈るお祭りです。青森のねぶた祭り、仙台の七夕まつりと並んで東北三大祭りの1つとされています。

「角館の武家屋敷」は秋田屈指の桜の名所で人気も高く、多くの観光客で溢れます。桜の季節以外でも、紅葉や青葉、雪景色など一年中美しい景色を楽しむことのできる名所です。また全国的にも有名ななまはげなど、時代を超えて受け継がれてきた文化がいまも残っています。Bグルメの大会「B-1グランプリ」で優勝したことがある横手焼きそばや秋田県産の比内地鶏で出汁をとるきりたんぽ鍋なども人気です。

秋田県の交通

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秋田県へは1997年に開通した秋田新幹線『こまち』が運行しています。また、1981年に開港した秋田空港ではJALとANAが運行しており、新千歳空港、東京国際空港、大阪国際空港、中部国際空港への移動が可能です。

県内での移動には車を使う人が多く、福島県福島市の福島駅から、東北地方の山間部を縦貫し、山形県・秋田県を経由して青森県青森市の青森駅に至る「奥羽本線」と新潟県新潟市秋葉区の新津駅から日本海沿岸を経て秋田県秋田市の秋田駅までを結ぶ羽越本線の運行を行なっていますが、運行本数は1時間〜2時間に1本ほどでそれほど多くはありません。

秋田県の主要産業

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秋田県では、電子部品・デバイス産業がさかんになっています。近年では、鉱山技術を生かした環境・リサイクル産業や、医療・医薬品分野の企業立地の進展、県内企業の自動車や航空機分野へ参入する動きも見られます。

携帯電話やスマートフォン、PC、タブレットなどの通信機器に不可欠な固定コンデンサの出荷額は1,712億円で全国1位です。林業では樹齢200年をこえる天然秋田杉は日本三大美林のひとつとなっており、木材生産量は全国4位です。

秋田県は米の生産地としても知られており、「あきたこまち」は全国的にも有名です。米の産出額は新潟県、北海道に次いで全国3位、同じく米を用いた断業である日本酒の生産高は、全国6位です。

県の有名企業・老舗企業

秋田県の有名企業・老舗企業

秋田県には従業員が101人〜301人超の大企業は32社あります。東北地方に展開するイオングループのスーパーマーケットで「マックスバリュ東北」や、半導体検査装置メーカー「インスペック」、インフルエンザに対する次世代組換え型サブユニットワクチンとノロウイルス・ロタウイルスに対する新規組換え型ワクチンの研究開発に注力しているバイオベンチャー企業の「UMNファーマ」などが有名です。

創業100年を超える老舗企業数は349社。明治12年創業の秋田を代表する味噌・醤油・酒の蔵元である「小玉醸造株式会社」乳頭温泉郷でもっとも古くからある温泉場といわれている「鶴の湯温泉」、三百有余年の歴史を誇り、奥田酒造は、秋田県仙北・協和地域の地酒として親しまれる「千代緑」を造り出している「有限会社奥田酒造店」などが挙げられます。

秋田県の起業・独立、起業支援情報

秋田県の起業家は7千100人と東北6県の中でもっとも少ない傾向にあります。県では県外在住の方等が秋田県内にAターン又は移住し、新規起業を目指す場合、起業に必要な経費の一部を最大200万円まで助成してくれる「起業支援事業費補助金(Aターン起業・移住起業枠)」や、県外から秋田県に移住し農家民宿や農家レストランを起業しようとする方に対して開業時に要する経費を支援する「アグリビジネス移住起業者開業等支援補助金(ウェルカム秋田!移住就業応援事業)」を行なっています。

詳しくは秋田県のHP「美の国あきたネット」をご覧ください。

また、秋田市では市内商店街および秋田市立地適正化計画における都市機能誘導区域の空き店舗にテナント、事業所を出店しようとする方に対して、出店に係る費用の一部を補助してくれる「商店街空き店舗対策事業」も行なっています。詳しくは秋田市のHPをご覧ください。

秋田県のIUJターンなどの移住に関するサポート

「秋田県移住・定住総合ポータルサイト“秋田暮らし”はじめの一歩」というサイトの運営も行なっており、移住に関する様々な情報を公開しています。NPO法人秋田移住定住総合支援センターで古民家情報を提供する「古民家バンク」なども運営しています。

また、東京都内でも定期的に「秋田で暮らす魅力に触れるフェア」などのイベントを開催や移住・就職相談窓口「あきたで暮らそう!Aターンサポートセンター」を運営しています。更に移住者に向けて「お得区メニュー進呈」を行なっており、対象の地区に移住された方への地元特産品のプレゼントなども行なっています。

秋田県の企業誘致に関する情報

秋田県では企業誘致にも力を入れています。雇用拡大に即効性のあるコールセンター等、情報通信関連業種の通信回線使用料やリース料に対する補助制度を設け、積極的にPRを実施しています。

また、企業立地事務所による首都圏の訪問活動なども推進しており、名古屋産業立地センターを設け、誘致活動に詳しい専任職員を配置し、誘致の可能性を追求しています。更に、誘致済企業訪問専門員、企業誘致アドバイザーなどが県内外の誘致済企業や、その関連企業に対するフォローアップを実施しています。

詳しは秋田県内への企業立地のための窓口サイト「秋田企業立地サポートガイド」をご覧ください。

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