１から教える！脱サラから始めるフランチャイズ起業の独立成功術

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フランチャイズ出店戦略

フランチャイズ本部によって出店戦略が異なります。エリア制といって同じ地域には加盟店は一店舗しか出さない場合と、ドミナント戦略といって、一か所にたくさん出店させ、その地域のシェアを一気に奪うという方法があります。これに関しては契約の段階で説明があります。

前者では、あるマッサージ大手フランチャイズ本部では、エリア制をとる場合は他の加盟店より加盟料を高くしているケースや、某地域コミュニティサイト運営フランチャイズ本部では、エリアの商圏範囲の人口によって値段を変えているケースがありました。それだけ、加盟店同士で潰しあいにならないというメリットがあるからです。

後者のドミナント戦略をとるので有名なのは、コンビニです。同じ会社が５分圏内に３店舗あったりしますよね。本当にそれで儲かるのかと思われる方もいるかもしれません。

このメリットは、１）地域での認知度があがること　２）本部からの配送のしやすさ　３）本部からのアドバイザーの巡回のしやすさ　４）出店制限がない　が挙げられます。デメリットは、同じ地域に何店舗もあるわけですから顧客の奪い合いが起こります。

フランチャイズ広報戦略とは

フランチャイズ加盟店は、運営するにあたって、本部が用意したフォーマットのチラシの配布やPOPを店頭に置いたりオーナー自身が活動する場合もあります。しかし、大手フランチャイズでは、ロイヤリティと別に広報費用を毎月徴収し、CM等を利用し広報をする場合があります。

また、ドミナント戦略をとるコンビニでは、地域に店舗が固まっているため、一極集中的に広告を打つ場合があります。

フランチャイズの成功率を見極めるポイントとは

フランチャイズの成功率を見極めるポイントとは何でしょうか。６つのポイントを挙げてみました。

１）開業費用の妥当性

開業費用は少なければ越したことはありません。初期投資が少なければ早く資金回収を見込め、次のフランチャイズ事業に投資できるからです。しかしながら、加盟金やロイヤリティーが高い分、フランチャイズ本部の支援が行き届いている場合があります。そのため、同業他社と開業費用等を比較検討する必要があります。

２）人をあまり雇う必要がない

従業員が必要になる職種は３つ難点があります。１）固定費がかさむ　２）人材の確保　３）育成　です。特に、人材の確保は、今なかなかアルバイトの確保が難しくなっている時代です。飲食店も時給や待遇改善を迫られています。

育成は、フランチャイズ本部で研修をしてもらえますが、そのあと現場での指導はやはりオーナーの仕事になります。近年、従業員がSNSへの投稿をして、コンビニのフランチャイズ加盟店が閉鎖に追い込まれた事件もありました。そのため、従業員を雇うのは一長一短なところがあります。

３）リピート率が高いこと

リピート率が高いと、安定した収入になります。例えば、車の修理、エステ、マッサージ、ネイル、美容院等が挙げられます。これらの共通して言えることは、定期的にケアしないといけないもの、顧客が思い入れが強いものがこのケースに当てはまります。

４）市場の拡大が見込める

今は売り上げがどんなに良くても市場が縮小してしまっては、資金の回収ができません。例えば少子化といわれている時代に教育へ参入するのはどうでしょうか。人数が減っているのでその分子供にかける親の単価はあがってはいるものの１０年後同じことが言えるとは限りません。

逆に介護ならどうでしょうか。高齢者人口は右肩上がりに上昇しています。顧客が増えているため今はパイを奪い合ってもこの先需要が勝るのは言わずもがなです。このように今検討しているビジネスの対象の市場は拡大するのかを見極めることが必要です。

５）投資回収期間が早いもの

フランチャイズ本部が提示する売上予測等のデータから、投資回収期間がどの程度なのか考えましょう。一般的に３年で黒字化するように事業計画書を作ります。３年以上投資回収期間がかかるものについては、フランチャイズ本部に問い合わせをするほうがよいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。フランチャイズをよく理解し利用することで、脱サラで独立起業をしても、もう怖くありません。本来、このような戦略は個人事業主で起業すれば、コンサルタントを別途雇って相談しないといけないよう内容です。コンサルタント、相談相手、加盟店同士の仲間をフランチャイズでは一気に手にできます。

ぜひ、フランチャイズ起業をして脱サラを後悔しない成功を収めてください。