経営者のためのマネジメント講座 マネジメント3 管理は役割の範囲決め
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経営者がマネジメントについて、悩むことが多いですね。
それは、事前に決めておかなければならないことが決まっていないからです。
これまでのStepメールに記入してきた経営理念、Mission、Vision、目標、方針、アクションプラン
どれも、事前に決めておくことです。
これらは、別の視点で見ると、社員の成長度合いや理解度を測る「管理項目」になるからです。
例えば、ボールを10個、管理するのに
では、ボールの管理ができにくいです。
しかし、ボールを10個、管理することとして
とすれば、管理がしやすいですよね。
人のマネジメントも、考え方は同じです。
誰が、何をするのか、厳密に決まっていないと 取り組んだ結果なのか、 取り組んでいない結果なのか、 判断ができにくいです。それゆえ、指導も改善もできない。
しかし、
この3点を明確にしておくと、管理がしやすいです。
会社の中の役割と範囲は次のように整理をすることができます。
このような役割と範囲を予め決めておきます。
小さな会社は、経営者と管理職の役割が兼務になることが多いです。
予め、役割と範囲を決めたうえで、 状況に応じて範囲を広げたり、狭めたりして対応しているのと、 何も決めずに、社員に役割と範囲を任せているのでは、 管理のしやすさが異なります。
経営者の方が「一生懸命に社員が仕事をしているのはわかるけど、 やって欲しいことと違うから、指導ができないんだよね。」と言う状況は正に、誰が、何処まで、何をするという役割と範囲を明らかにしていないことで、経営者が軌道修正しにくい状況になっているのです。
小さな会社であっても、経営者がマネジメントをする前には誰が、何処まで、何をする役割と範囲を明確にしておきましょう。