モノ→コト=体験に価値を移し、体験型ビジネスを展開するためのヒント
- 店舗のスペースを有効活用しよう。
- 様々な例をあげてマネタイズしてみよう。
- 誰も考えてない事を把握するのも大事な考慮点。
この間、福岡に出張に行ったときに生簀のある少し汚いお店がありました。でも地元では超有名なお店で、名店と言われています。3、4席ぐらいのカウンターしかありません。
生簀があり、おばちゃんがそこから生きた魚を取ってきます。「何食べますか?」とおばちゃんが聞くので、「じゃあこれ食べます」と僕が注文すると、生簀からおばちゃんが生きたまま魚を引っ張りだしてきて、その場で生きた魚をさばきます。
4席だからこそ、そのパフォーマンスを目の前でやっているのです。これはすごいなと思いました。この「生きた魚をさばく!」という体験をやりたいと思っている人は、たくさんいるなと思いました。
何より土日稼働していないので、どう考えてもお店のスペースが勿体ないなと思いました。
稼働していない土日や、営業の間のアイドルタイムを使って、例えば「親子で一緒に生きた魚をさばきましょう」みたいな料理体験が出来たらいいのになと僕は思いました。もしそれをやろうと思っても、中々できないですよね?まず自分たちで、釣りに行かないとダメじゃないですか。そんなの面倒くさいですしできない人もいるわけですが、本格的な調理器具を全部使ってそれをやれるわけです。
実際に、飲食店の場所貸しでうまくマネタイズしているお店があります。
「このお店の場所を貸します」というレンタルだけで、売上60万円以上持っている飲食店があります。もはや飲食店と言えるのか?というのはありますが。飲食店の売上って、飲食店の売上ベースで換算しちゃうと、売上60万円の中には、原価などが含まれていますので純粋な利益というのは60万円より下回るわけです。ただこの場所貸しの60万円は食材原価などはありません。これは全部利益となるわけです。
通常60万円の粗利を稼ごうと思うと、通常の飲食店の売上でいえば100万円ぐらいが必要になります。営業時間の中や営業時間外で、このように場所貸しをしながら、飲食店の売上と合算して経営をすると、お店の利益は大幅にアップさせることが出来ます。
実際に、スペースマーケットという会社は、余っている場所と使いたい人のマッチング事業を行っています。すごく面白いところでいうと、無人島が登録されています。その無人島は余っているからと東京都が確か出しています。他には、神社に泊まれますということで神社の境内などがあります。