自由業とは?メリット・デメリット・職種をまとめて解説

ポイント
  1. 自由業って何?そのメリット・デメリット
  2. 自由業と自営業は同じ?税金面の注意点
  3. 自由業と呼ばれる様々な職種をご紹介!

目次 [非表示]

皆さんは、自由業と聞くと、どのような職種を想像したり、どんなスタイルで仕事をしていると思われるでしょうか?

「自由」と名が付くわけですから、普段会社で同じ時間に出勤し、定時、若しくは残業などをして帰宅するという日常を送る方にとっては、自分よりは自由度が高いだろうと想像される方も多いと思います。

会社に勤務されている方にとっては、拘束時間もありますし、出勤日数や曜日を含め様々な縛りがあるのは否定できません。

では、一体自由業とは、どのような職種が該当し、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

今回は、「自由業」について、あらゆる方向から見ていきたいと思います!

そもそも自由業って何?

「自由」と名が付いているだけでは、一体どのような職種の方々が自由業に該当するのか、わかりませんよね。

そもそも自由業というのは、名前の通り「自由なスタイルで仕事をする」という意味があります。

しかし、実のところ自由業に明確な定義というものは存在しません

世の中には、「フリーランス」と名乗る方もいらっしゃいますよね。

そのフリーランスについても、自由業との明確な違いはないとされているのです。

では、どのように仕事をしている方々が、一般的には「自由業」として認識されやすい傾向にあるのか?を見てみましょう!

  1. もともと企業に勤めていたが、1人でもやっていけるスキルを身に着けてから独立し、1人で仕事をしている方
  2. 好きな時間に、好きな場所など、時間や場所に拘束されることなく自由なスタイルで仕事をしている方
  3. 持っている才能や資格などを活かして、1人で自由に仕事をしている方
  4. その他、自称「自由業」として名乗られている方

一般的な例としては、このような方々が自由業であるという認識をもたれています。

結果的に「自由業」とは、一般的に、自由なスタイルで仕事をしている方々や、ご自身で「自分は自由業です」と名乗れば、その時点で自由業に該当します

こう考えてみれば、いつも決まった時間に起きて同じ時間に家を出て出勤し、毎日同じ場所で働いて帰宅される方からすれば、自由業は魅力が大きいと思われるのではないでしょうか?ただ、自由業と聞いてメリットばかりだと思われるのは、少し早とちりです。

どのような仕事でも、楽な面・辛い面があるように、自由業でも自由であることがメリットになったりデメリットになってしまう場合もあるからです。

では、自由業でのメリット・デメリットは、一体どのようなことが上げられるのかを、次の項目で見ていきましょう!

自由業のメリット・デメリット

では、自由業のメリットとデメリットをそれぞれで確認してみたいと思います。

自由業のメリット

やりたい仕事を選ぶことができる

まずは、何をいっても自分がやりたい!これは得意だ!と思う仕事を自由に選ぶことができるのが、自由業としての最大のメリットではないでしょうか。

企業に勤められている方にとっては、会社の方針や上司の指示によって、不得意な仕事や、やりたくない仕事も仕事の範囲としてこなされなければならないはずです。

しかし、自由業の場合は、興味のない仕事や、やりたくないと思う仕事をあなたの意思で避けることができるのです。

このように仕事ができるのであれば、抱えるストレスも大幅に軽減されますし、仕事の効率も上がりやすいと考えられます。

使える時間が自由であること

次にあげられるのが、時間に関するメリットです。

一般的な企業では、この時間からこの時間までというように、就業時間が決められているはずですが、自由業の場合は、その時間を自由に選ぶことができます

例えば、朝起きてからゆったりした時間を過ごし、昼から仕事をして、ある一定の所まで仕事をして終わらせても誰にも怒られることはありません。

また、この日は仕事をせずに休もうということだって自由に自分で決めることができるのです。自由業は、他の人と一緒に仕事をする環境ではない為、時間に拘束されないというメリットがあります。

特に、近年社会問題となっている介護や、待機児童など、働きに出たくても家に居なければならない状況下に置かれている方にとっては、非常にメリットがあるといえますね。

やった仕事の分だけお金が貰える

一般的に、企業で勤めている方では月の給料が決まっている場合がほとんどだと思います。

その場合、自分にとって、どれだけ労力がかかった仕事であったとしても、基本的に給料が上乗せされることはないはずです。

しかし、自由業の場合には、自分がやった分だけの収入を得ることができるわけです。

そう考えると、会社員などの方々に比べれば、自分が選んで行った仕事内容や量でお金が貰えるわけですから、結果的に納得した収入が入ることがメリットだといえるでしょう。

自由業のデメリット

では次に自由業に関するデメリットを見ていきたいと思います。

責任は全て自分にある

通常、会社で勤務をされて毎月給料を貰っている場合、何かしらの失敗をしてしまったら自分だけで責任を取るというよりは、会社という組織体として責任を取るのが一般的です。

しかし、自由業の場合は、個人事業主と同じように、自分で行った仕事は自分で責任を取らなければなりません

例えば、自分が行った仕事によって、取引した相手側に何かしらの損失が発生した場合には、その損失に対する責任や、弁償などを自身で行わなければならないということです。

つまり、安易な気持ちで仕事をすると、とんでもない事態を招く可能性がありますから、その点はデメリットだといえるのではないでしょうか。

仕事の時間配分をしっかり調整する必要がある

会社に勤務されている方であれば、仕事をする日時が予め決定していますし、時間が足りなければ残業をするというのが一般的ですね。

しかし、自由業の場合は、仕事をする時間も自分で自由に決められるわけです。

例えば、AB社、2つの仕事依頼を受けており、そこに納期などがあると、どちらの仕事を優先すべきであるか?

また、その内容によって使う時間や日の調整を、予め自分で想定し、その配分を考えなければならないのです。

もしA社の仕事がB社の仕事よりも納期が直近である場合、通常で考えればA社の仕事を優先すると思います。

しかし、納期があとになるB社の仕事内容が、ある一定の時間を確保できれば、ほぼ100%終了すると見込んだと仮定します。

一方、A社の仕事はやってみなければ、どのくらいの時間がかかるのかわからないという場合、A社の仕事だけを優先すると、最終的にB社の仕事の納期に間に合わなくなる可能性があります

受けている仕事の内容や、納期など、その時々に合わせて、ある程度のスケジュールを自分で管理しなければならないのです。

その全てを自分で行わなければならないという意味では、自由業として仕事をされている人の方がその分の責任も合わせて、デメリットに値するといえるでしょう。

収入面の問題

次に、お金の面でデメリットを見てみましょう。

自由業は、自分1人で責任を持って仕事をしなければいけません。

その仕事をする為には、必ず先に仕事を依頼してくれる相手先が必要ですよね。

また、制作した物を買っていただく場合でも、何もせずに購入してもらえることはありません。

すると、どちらにしても自由業をする場合には、自身にマネジメント能力が必要になるのです。

例えば、アピール能力が必要であったり、仕事に対する報酬なども自分で交渉しなければなりません

仕事に対する対価が報酬ですから、安すぎると自分が生活できませんし、高すぎると今後依頼を受けづらくなってしまうかもしれません。

仕事に見合った報酬を、相手にしっかりと交渉できるマネジメント能力が求められる為、その辺りが苦手であると、自由業として仕事をするのは少し難しいのではないかと考えられます。

信用を得られにくい

最後に、信頼面に関するデメリットを確認してみましょう。

自由業の場合、一般企業のような組織としての信頼ではなく、個人としての信頼を確保しなければなりません。

また、対外的に、自由業は収入が安定しづらい職業であるという印象を持たれやすいという事実もあります。信頼度として一般的な会社と比べて劣ると想定しておかなければなりません。問題は自分がどのように信頼度を築けていけるのか?という点がポイントになるのではないでしょうか。

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