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収入を得るための壁
今回のお話は、税理士としてあなたが働くことになり、そして「開業」という独立の道を選んだ場合のお話です。独立をした場合、それにより収入を得るためにある一つの大きな問題が発生します。それが、どうやってお客さんを獲得していくのかということです。 同じ税理士でも、会計事務所などに所属をしてお客さんの税務相談に乗る場合、あなたの仕事というのは主として相談に乗ることだけです。 もちろんその他にも書類を作成したりと様々な業務はありますが、基本的には依頼された仕事をこなすことでお給料を受け取ることができます。 これに対して開業をした場合、そのような税理士としての専門業務以外にも、「相談をしてくれる人を探す」という業務が発生します。いわゆる、集客です。今回はこの税理士が行う集客に関して、お話をしましょう。 まず、一番素晴らしい集客方法をご紹介しましょう。それは、顧客からの紹介です。一定の顧客がいる場合、その方々に対してしっかりとしたサービスを提供できていれば、集客に困るということはなかなかありません。それは、現在の顧客が他の顧客を紹介してくれるからです。 この点において、すでにそれなりの顧客数をかかえる既存の会計事務所に所属している場合には、その営業を任されたとしてもそれほど大変ではないとも言えます。既存の会計事務所とはちがう!!
開業をしたばかりの税理士には、既存の会計事務所と違って一般的に顧客はほとんどいません。少なくとも税理士は開業前の営業活動が禁じられていますので、それまで働いていた会計事務所からお客さんを引き継いでの独立など特段の事情がない限り、顧問先は0件でスタートです。つまり、紹介を期待することは難しいのです。 それでは、この紹介という一番の方法以外に、一体どのような集客方法があるのでしょうか。これは、大きく分けて三つあります。以下、これら三つをご紹介していきましょう。 1.リアルでの営業 2.インターネットでの集客 3.有料広告1.リアルでの営業
まず一つ目は、実際に足を運び対面して行う営業です。この具体的な例としては、飛び込み営業や、電話による営業を挙げることができます。 人によってはこのような昔ながらの方法を非効率的だと否定する人もいますが、効果は少なくとも0ではありません。 仮に1000件アプローチして1件取れるという割合だったとしても、少なくとも1000件アプローチすれば1件は新規顧客が増えるのです。その他の手段で確実に1件取るにはどうすればいいかと考えると、意外に難しかったりもします。2.インターネットでの集客
二つ目は、会社のホームページを作り、問い合わせを待つという方法での集客です。現在、税理士というのは平均年齢がとても高く、このインターネットでの集客を上手に行えている人は少ないというのが現状になっています。 これは、地方に行けば行くほど顕著な傾向と言えます。インターネットでの営業はリアルでの営業と違い偶然の出会いというようなラッキーが少なく、きちんとしたノウハウが必要ですが、もしあなたがしっかりとこれを学べば効率よく集客することができるでしょう。3.有料広告
三つ目は、新聞への折り込みチラシや広告看板の設置など、お金を払って広告を出す方法です。
これは、人の目を引き興味がある人には連絡をさせることのできる上手な広告を作れることができれば、たくさんの顧客を増やすことができます。
しかしその反面、上手な広告が作れなければお金を払ったのに一人も顧客が増えず広告費がそのまま赤字になってしまうというリスクもあるため、広告作成のスキルが必要となります。
以上に関しては、そのさらに詳しい説明がまた別の記事でされていますので、そちらもぜひご参照ください。