自分のやりたいことを貫き通せ!圧倒的なスピード感を持った起業家になるために必要な「共感力」を学ぶ!

ポイント
  1. 靴下の企画営業からウェブのベンチャー企業へ 人生を変えた転職
  2. 自分の価値観で、動く 自ずと出てくるリーダー・フォロワーの役割分担
  3. 圧倒的なスピード感は、圧倒的な本気度から生まれる!

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圧倒的なスピード感は、圧倒的な本気度から生まれる!

伊藤)森田さんと一緒に行動していると、スピード感によく驚かされます。単純にすごいなって思ったんです。銚子に初めて行ったのっていつでしたっけ?

森田)4月11日ですかね。

伊藤)僕は1月5日に初めて銚子に行っていて、森田さんと行ったのが2回目だったんですよね。銚子市は財政状況があまりよろしくなくて、ぜひ力を貸してほしいという依頼を受けて行ったんですよ。そこから、双方がいっしょにやっていけたらいいなっていうなかで、僕だけでは問題解決できないので、自分のお客さんである起業家の方を連れて行ったんです。それで森田さんと他の起業家何人かに声をかけて銚子に行ったんですよね。

普通だったら、視察に行った感覚で終えてしまうんですよ。いっしょに行った他のメンバーもわりと鼻息の荒いアクティブなメンバーだったんですけど、森田さんはなかでも特別でした。初日にもう感覚的にここで何かをやりますということを決めてらっしゃったんですよね。それが6月末にやられた親子連れでの体験ツアーにつながっているんだと思うんですけど。

もともとそういうことをするつもりで来ているから、最初からそういう視点で行動されている。それって他の人たちよりも圧倒的に進んでいて、同じ時間でも、得ているものがまったく違うし、質問のレベルもまったく違う。やることが明確に見えているからこそできることなんですよね。普通は担当の方と会うときなんかも、よくある意味のない名刺交換して終わってしまうわけですよ。でも、森田さんは次につなげることをしっかり考えて行動してらっしゃるんですよ。その次に銚子に行ったのはいつでしたっけ?

森田)翌週の火曜日ですね。

伊藤)これですよ、このスピード感。東京から距離もある銚子にこのスピードで行くと相手に対して与える印象や効果が全然違う。これが1ヶ月後とか2ヶ月後とかになっちゃうと、インパクトはそれほどなくなってしまうんですよ。そうなると仕事を進めにくくなる部分があるから、そこのスピード感が僕は一番重要だと思っているんです。

森田)それは圧倒的な本気度だと思うんですよね。別に2日後でも3日後でもいいんですけど、行ける日を想定するということが大事だと思うんです。まず、銚子でお話を聞くなかで、「ここに絶対こどもたちを連れてきたい!」と思ったんです。そのためには何が必要なのかリサーチする必要がある。それには伊藤さんが設けてくれた時間だけでは足りなかったんです。そして、特に地域を把握するには自分の足で歩くことが大事なんです。あとは、うちの父から学んだことなんですけど、そこの地域の歴史や文化などの文献を勉強していくっていうのはベースとして大事だと思うんですよね。それは自分の楽しみでもあるんですよ。仕事というより、これをどうこどもたちに伝えようかというワクワクの方が強いですね。

伊藤)それが共感力なんだと思うんですよ。やられているご本人たちは大それたことは考えていなくて、自分の楽しいことやりたいことを突き詰めているだけじゃないですか。銚子の歴史や成り立ちだったりとかのカルチャー含めてとても勉強していて、銚子の人よりもよっぽど詳しくなっているじゃないですか?

森田)いつもそんな感じです(笑)。歴史って言っても元号とか、信長がどうとかじゃなくて、自分のルーツってけっこう気になったりするんですよ。自分がどんなルーツで今に至っているのか知ることって、さっき言っていた共感力にもつながると思うんですよ。それって歳を取ってから気づいたりするんですけど、もっと若いうちにそれに気づけたらよりいっそう、人生にうねりが出てくるはずなんですよ。そういうことのきっかけを作っていきたいと思っているんです。

伊藤)僕は正直、事前に情報を集めるっていうのはあまりやらないんですよね。それが僕のアプローチなんですけど。森田さんのアプローチの仕方って、相手に対しての興味の度合いが高いということを示す一個の勝ちパターンだと思うんです。まずは、こちらが相手に興味を示さないと向こうもこちらの話を聞いてくれないんです。もしくは、自分から興味を示さなくても向こうから「話を聞きたい!」と思われるようなカリスマティックな人になるしかない。でも、起業してすぐに相手から来てくれるなんてことはないと思うんです。それだったらとことん相手に共感すればいいんだと思うんですよ。相手のことを徹底的に知って、まずはこちらの話を聞いてもらう。すべてはそこから始まるんだと思うんです。

森田)そうですね。相手のところに行って、「こうしたいんです!」「こうしましょう!」と行動するというのはひとつの方法だと思うんです。でも、やりたいことならやっていると思うんですけどね。

伊藤)それです。本当にやりたかったら行動するじゃないですか。森田さんは何かをゼロから生み出すことに対して本当に高いそのポテンシャル持ってらっしゃるので、いつも刺激をもらっています。起業家の方にはぜひ一度、森田さんに会ってほしいと思いますね。

最後に、起業家の方にメッセージがあれば。

森田)とにかく好きなことをやればいいじゃないですかね?それにつきますよ。起業なんて大それたことじゃないので。みんな、考えすぎなんですよ。好きなことをまずやってみる。仕事とかプライベートとか関係なくアクションを起こしていけばけっこう見つかると思うんですよね。ただこれは、こどものころの原体験がとても大事になってくると思うんです。受け身で情報だけ与えられた人はそういうものに出会えないのかもしれない。だからこそ、今の活動につながるんですけど。躍動している人って原体験がぶっ飛んでいるんですよ。なのでやっぱりその時期を逃しちゃいけないなと思っています。

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著者プロフィール

伊藤 健太

伊藤 健太

2009年慶應義塾大学法学部を卒業後に、2010年株式会社ウェイビーを創業。
創業以来、一貫して、中小企業、個人事業主のインキュベーション(成長支援)に従事。
その数1,200社超。「世界を豊かにする経済成長のビジネスインフラを創る」というウェイビーの理念が大好き。
世界経済フォーラムが選ぶ若手リーダー選抜、徳島大学客員教授、スモールビジネス向け書籍7冊出版。

森田 次郎

森田 次郎

一般社団法人ワークスデザイン代表理事  一般社団法人エデュケーション・コミュニティ代表理事 1980年東京生まれ、東京理科大学卒。 大学時代より地域振興調査研究及びプロデュース事業に参画。 靴下の企画営業、WEBコンサルタントと従事した後、2014年フリーランスとして独立。 フリーランスをアナログで結びつける取り組みや幼稚園の放課後に行う体験型教育プログラム教室を設立し運営する。 2016年より地域教育事業として長野県信濃町にて体験型教育と関係人口創出の企画運営を行い、計6回プログラム実施。 2018年4月には株式会社ウェイビーの地方創生事業に参画し、千葉県銚子市で体験型教育と関係人口創出プログラム計画運用中。