コンテンツマーケティングのお供に!LINE@の概要から使い方まで解説
- コンテンツマーケティングの実施に有用なLINE@について解説します。概要から機能、どんな人に向いているかなど、当記事を読めばLINE@の概略を掴むことができます。
コンテンツマーケティングを実施するためには、ユーザーへ適切なタイミングで適切なコンテンツを届ける必要があります。
そのための手段としては、メールマガジンのようにダイレクトにユーザーへコンテンツを届けるツールが非常に役に立ちます。
今回はその中でも、国内利用ユーザーが多いLINEユーザーへコンテンツをお届けできる、LINE@についてご紹介します。
こうした疑問について、当記事で明らかにします。
実際に使える集客方法23個と集客力強化のための考え方についてもお読みください。
LINE@は、一言で言えばメルマガのようなもので、発信者がアカウント登録者へ向けて一方的に情報を発信するためツールです。
多くの方が認識されているような個人用のLINEや、企業が所有する「公式アカウント」とは別物になります。
LINE@を使うことで、自分のサービスや店舗への集客が可能になります。また、こちらの望むタイミングで情報を発信できるので、集客や販促を戦略的に行うことも可能になります。
もちろん、ただ使用するだけでは成果に繋がりにくいため、ユーザーが喜びそうな情報であったり、思わず訪れたくなるような仕掛けやコンテンツが必要になります。
各々の特徴や違いをまとめてみたので、是非参考にしてみて下さい。
LINE@ | 個人用LINEアカウント | |
---|---|---|
主な利用者 | 企業、個人事業主 | あらゆる消費者(10代〜60代以上まで) |
利用目的 | 店舗やWebサイトへの集客 | 友人知人間のコミュニケーション・連絡手段として利用 |
特徴的な機能 | 統計情報を閲覧可能(但し100人以上の登録が必要) | LINEスタンプ・写真 |
必要な費用 | 0円から利用可能 (但し機能制限付) |
0円(ただしスタンプやゲームは別途課金必須) |
LINE@の基本的な機能と、その使い方について説明します。
始めの内は何をどう使えばいいか分かりにくいですが、使用する機能は限られるので1つ1つ理解を進めるのが良いでしょう。
LINE@は、友達登録してくれたユーザー全員へ一斉メッセージを送れます。基本的にはこの一斉メッセージがよく使われるでしょう。
一方で、複数の特定の友達を選択してメッセージ送信といったことはできません。
また、選択した料金プランによって、無料で送信できるメッセージ数に上限があり、無料プランでは1000通/月となっています。
これは、送信するユーザー1人につき1通というカウント方式になります。
なので、友だち20人に対して2通のメッセージを送る場合は、
20人 × 2通 = 合計 40通
となります。
LINE@では、個人のアカウントと同様に、ユーザー1人との1対1のやり取りも可能です。
この機能を使う場合には、「自動応答モード」の設定をオン→オフに変更する必要があります。
ちなみにこの機能は年齢認証が必要になります。
そのためスマホ利用者のうち、mineoやIIJmioといった格安SIMモバイルの通信契約をしている場合はスマホから設定変更ができません(docomo等の大手キャリアであれば大丈夫です)。
また、PCの管理画面からも1on1トークへの変更が可能ですが、PCの場合「認証済みアカウント」でしか変更できないため、「一般アカウント」の場合は「認証済みアカウント」への申請&切り変えが必要になります。
自動登録メッセージは、ユーザーからのメッセージが届いたとき、予め登録したメッセージ内容を自動的に送信できる機能です。
デフォルトでこの設定になっており、返信する自動コメントの内容は変更可能です。
また、1:1トークをする場合には、この設定を解除する必要があります。
あカウントのホーム画面に、文章などを投稿できる機能です。
Facebookのタイムラインのようなものと思ってもらって差し支えないでしょう。
友だち登録をしてくれたユーザーの年齢層や性別等が分かり、次の施策に活用できます。
ですが、ユーザー個人の名前等は表示されず、友だち登録者数が100名を越えないと使用することができません。
LINE@ではクーポンを配信することができます。これもLINE@を使う大きな理由になりますね。
作成したクーポンは、メッセージやタイムラインに投稿したり、アカウントページへ表示したりすることが可能です。
クーポンのタイプも「割引き」「フリー」「プレゼント」「キャッシュバック」「その他」の全5タイプから選べます。
店舗ビジネスにおいて重要や役割をもつクーポンを、上手く有効活用したいところ。
ユーザーが来店して商品を購入したとき等に配られることの多い、ショップカードの発行もLINE@から可能です。
有効期限の設定からポイント最大数なども各自で決められます。
また、予め設定したポイント数が溜まったときの特典を付与できるチケットも設定できるので、こちらもユーザーのリピートに繋がるよう上手く使いこなしたいところです。
LINE@を使用するにあたっての注意事項をまとめました。
まず登録ユーザーの個人情報(名前、アイコンなど)をLINE@アカウントから閲覧することはできません。
確認できるのは、自身のLINE@アカウントに登録してくれたユーザー数等に限られます。
LINE@アカウントでは、登録したユーザーの統計情報を閲覧することができますが、それはLINE@アカウントへの登録ユーザー数が100人を超えてからになります。
そのため、まず使い始めのうちは、管理しているLINE@アカウントの登録者数を増やすところからがスタートになります。
ユーザーによるLINE@への登録は実に簡単です。
ユーザー自身も「無料だしちょっと登録してみるか」という心理で登録することが多いでしょう。
しかしそれは裏を返すと、「ユーザーに簡単にブロックされてしまう」ということでもあります。
登録ユーザー数を増やすことは大事ですが、ブロックされては本末転倒なので、ユーザーが不快に感じないようなアカウント運用が必要になります。
LINE@を有効活用するための第一歩が「友だち登録」、つまり登録ユーザー数アップです。
ではどうやってその数を増やすことができるのか。
いくつか方法がありますので、実施できるものから取り組んでいきましょう。
LINE@の管理画面から、LINE@友達登録用のURLを取得できます。
遷移先にあるバーコードURLから、ユーザーはLINE@アカウントを登録できます。
つまり、まずは登録して欲しいユーザーの目に触れる場所に、LINE@登録用URLを露出させることが大事になります。
URL貼り付け場所としては、例えば自分で運営しているWebサイトの他、Twitter等のSNSにもLINE@登録用URLを貼り付けることが可能です。
実店舗やオフィスを持ち、想定顧客が訪れるようであれば、LINE@登録用のバーコードを印刷して、バーコードリーダーでスキャンしてもらえるような工夫をしてみて下さい。
例えば飲食店であれば、お品書きの近くや、お店紹介用のカード等に読み取り用バーコードを載せることができます。
こちらもとにかく、まずはユーザーの目に留まるところにバーコードを記載することが大切になります。
認証済みアカウントへの切り替えに成功すると、LINEのアプリ内検索からアカウントを見つけてもらえるようになります。
サイトへの張り付けや、店舗での露出でも増えない場合は、認証済みアカウントへの切り替えを申請してみるべきでしょう。
LINE@のアカウントには、「認証済みアカウント」と「一般アカウント」というランク分けが存在します。
それぞれの違いについては以下のとおりですが、利用できる機能については両者にそこまで大きな違いがありません。
認証済みアカウント | 一般アカウント | |
---|---|---|
見分け方 | 紺色のバッジ | 何もなし(灰色) |
アプリ内検索 | 表示される | 表示されない |
決済手段 |
|
|
その他 | 店頭用ポスターの無料印刷が可能 | 特になし |
LINE社の審査通過することで一部機能の拡張、アプリ内の検索に表示されるようになるのが認証済みアカウントです。
LINE@公式サイトでは、対象者を次のように設定しています。
認証済みアカウントの対象となるカテゴリは以下のとおりです。
- 店舗⋅施設
- 企業⋅団体⋅機関
- ECサイト⋅Webサービス
- 商品⋅サービス⋅ブランド
- メディア
- スマートフォンアプリ
- キャラクター
- イベント
なので、上記に該当しないWeb系クリエイターやブロガーについては、認証済みアカウントへの切り替えは困難といえます。
とはいうものの、一般アカウントはいわゆるデフォルトの状態で、個人でも店舗でもどちらも十分利用できます。
機能的には請求書支払いが可能になる等の一部しか違わないため、一般アカウントと認証済みアカウントは機能的に大きな違いはありません。
もちろん、ここから有料プランへの変更も可能です。
LINE@の料金プランをまとめました。
LINE@の料金プランはフリー、ベーシック、プロの3つに分かれます。
フリー | ベーシック | プロ | |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 0円 | 5,400円(税込) | 21,600円(税込) |
メッセージ配信数 | 1,000通までは無料 | 5,000人まではメッセージ無制限 | 100,000人まではメッセージ無制限 |
プレミアムIDとは、アカウント登録時に付与されるランダムなID文字列の他に、有料で任意の文字列に変更できるサービスです。年間で2,000円となっています。
LINE@内で友だちを追加したいときに、ID検索をすることが可能になります。これが通常IDとの大きな違いになります。
文字列を自分の会社やサービス名等にすることができるため、ブランディングを徹底する方は採用の余地があるでしょう。
実際にLINE@を有効活用している実例が、LINE公式ブログでも紹介されています。
事例の詳細については、公式サイトより確認してみて下さい。
あなたのビジネスの参考になる事例を見つけられるでしょう。
実際に活用している事例の多くに共通しているのは「1:1トークの充実」にあると考えられます。
参考:「1:1トーク」で信頼関係を構築!売上が30~40%アップした鉄板バル店の活用事例
参考:「1:1トーク」でお客さまを逃さない!電話に縛られないトレーニングスタジオの活用事例
LINE@のそもそもの導入キッカケは「お客様の電話対応が入ると人手が借りなくなってしまう」というものでした。
しかし上記の事例においては、実際にLINE@を活用したことで、
など、些細なことではありますが、顧客満足度アップに貢献できる恩恵にあやかれています。
LINE自体の便利さは言うまでもありませんが、LINE@の1:1トークでお客様とのコミュニケーションを行えれば、顧客満足度に貢献することができるでしょう。
それにより、自社の売上げアップに結び付けられることが可能になるといえます。
売上アップの方法やアイデアはこちらもお読みください。
実際にアカウントへ登録するまでの流れを紹介します。
アカウント開設は、次の手続きを踏めばすぐに使用可能です。
ちなみに、PCとスマホでは手順が少し異なりますので注意が必要です。
アカウント名と業種を選択します。
スマートフォンから作成する場合は、事前にLINE@のアプリをダウンロードしておく必要があります。
PCからはこちらのサイトの登録ボタンから進めることができます。
登録が完了したら、各種の設定を済ませておきましょう。
1:1トークやカバー画像、20文字以内の一言など、ブランディングに関わる部分については、予めどういったものにするか決めておくとスムーズに進められます。
以上、LINE@の特徴や機能についてまとめます。
LINE@を上手く活用できれば、店舗への集客を促進したり、Webサイトやブログ訪問者数を増やすことも不可能ではないでしょう。
また2019年以降は、公式アカウントも含めたLINEビジネスアカウント全体のアップデートの可能性もあるかもしれません。
引き続き、LINE@の情報を発信していきます。
WEB集客やWEBマーケティングの全体像や流れについてもお読みください。