資格起業家になるために取得しておくと有利な資格を紹介!!
- 資格を取得して起業する資格起業家の形
- 資格起業家になるために気を付けること
- 資格起業家として役に立つ資格
行政書士は、お客様から依頼を受けて市区町村役場に代表される官公署に提出する書類を作成・申請を代行する書類作成の専門家になります。
行政書士の作成する許認可書類のなかには、あなたが事業として行いたいと考えている場合に作成しなければいけない提出書類も含まれている可能性もあります。
最近は行政不服審査法上の代理権も付与されていますので、行政書士試験を受けた後でさらに特定行政書士試験に合格すれば行政訴訟の専門家としても活躍することも可能です。
メリットとしては、会社を経営した場合にも必要な知識を得られ、書類の作成を自分が行うことができるだけに、コストを削減できるだけではなく素早い対応が可能になることでチャンスを逃す可能性が少なくなるでしょう。
また事業を開始した段階では最初に行政書士事務所を開業しておき、会社を副業的に経営することで資金的な問題をクリアできることもメリットになるかもしれません。
試験は筆記試験のみで、マークシート方式と記述式の2パターンの問題が出題されます。
行政書士試験には受験資格はありませんので、年齢・学歴に関係なく誰でも受験することが可能です。
また合格者の人数は制限がなく、合格点に到達した受験者全員が合格できるのは行政書士試験の特徴ともいえるでしょう。
行政書士試験には試験の中に足切りがありますので合格基準を把握しておきましょう。
参考リンク➡https://gyosei-shiken.or.jp/
(一般社団法人・行政書士試験研究センター)
最後に直近5年間の行政書士試験の合格率を紹介しておきます。
年度 |
合格率 |
2013年 |
10.1% |
2014年 |
8.27% |
2015年 |
13.12% |
2016年 |
9.95% |
2017年 |
15.7% |
行政書士試験の合格発表は毎回年明けになります。
2018年の合格率は発表されていませんので、2017年までになりますが、ここ5年の合格率の変動が激しいことがわかります。
直近5年間の平均合格率は11.428%になり合格率は10%前後で推移していることになります。
社会保険労務士は労務関係に関する専門資格になります。
元々は行政書士と一緒になっていた資格でしたが、労務の問題が複雑になってきたこともあるでしょうが、労務の専門家として社会保険労務士が1つの資格として独立することになりました。
現在勤務中で会社の労務部門に所属していて、起業を考えている人には最適な資格であるかもしれません。
社会保険労務士試験に合格することで、労務関係に関する幅広い知識が身についていますので、あなたの会社において労働者問題の解決や提出書類作成などを正確に処理することができることは大きなメリットでしょう。
労務関係は会社がブラック企業と呼ばれないような健全経営を行うためには対策が必須なことといえますので、社会保険労務士は有効な資格である断言できます。
まずは自分に受験資格があるかどうかを判断するためにも受験資格について理解しましょう。
社会保険労務士には学歴による受験資格と資格による受験資格が存在しています。
以下に学歴による受験資格の図を掲載しましたので確認をしてみてください。(※資格スクエアより引用)※資格スクエアhttps://www.shikaku-square.com/syaroshi/contents34
社会保険労務士試験は選択式問題と択一式問題が出題され、試験科目は大きく分類すると労働保険と社会保険の2つになります。
合格基準は選択式問題が総得点21点以上で各科目3点以上、択一式問題が総得点46点以上で各科目4点以上となっています。
総得点も重要ですが、科目ごとに足切り点がありますので、足切り点をクリアして合格点に到達しなければいくら総得点で合格点を超えていても合格にはなりません。
ですので、苦手分野をつくらないことが重要であるといえるでしょう。
また各科目の点数を下回っていた場合でもあまりにも難しい試験の年などは足切り点の基準が下げられることもありますので、受験する場合には最後まで諦めないことも大切なことになります。
社会保険労務士試験の詳細については以下に試験を実施している全国社会保険労務士連合会試験センターのリンクを貼っていますので確認してみてください。
参考リンク(全国社会保険労務士会連合会試験センター)➡http://www.sharosi-siken.or.jp/
最後に直近5年間の社会保険労務士試験の合格率を紹介しておきます。
年度 |
合格率 |
2014年 |
9.3% |
2015年 |
2.6% |
2016年 |
4.4% |
2017年 |
6.8% |
2018年 |
6.3% |
今年(2018年)の合格率は6.3%であり、直近5年間の平均合格率は5.88%となっています。
社会保険労務士試験は合格率の変動が激しくなっていますが、平均的に6%前後の合格率であると理解しておきましょう。
ファイナンシャルプランナー(FP)はお金に関する専門家になります。
メディアでも登場して物価が値上がりしたり、消費税が上がったりなどの様々なパターンの生活設計をアドバイスしているFPがいます。
このように、その人の将来設計を考えて資金計画を立てて、資金面から目標の実現をサポートするのが主な仕事になります。
ファイナンシャルプランナーの役目はお金に関する設計になるわけですから、個人だけではなく会社を設立してもお金の設計のスキルは非常に役に立つことになるでしょう。
会社であっても資金面での管理などは事業を維持していくためには必要なことです。
なので、全くお金のリスクやメリットの知識がない場合で起業する人よりも有利に事業を進めていくことができるでしょう。
ファイナンシャルプランナーの資格は1つではなく、国家資格と民間資格が存在しています。
国家資格がファイナンシャルプランナー技能検定(FP技能士)の3級から1級。
民間資格がAFPとCFPとなっています。
FP技能士2級の受験資格は以下の3つです。
参考リンク(日本FP協会・FP技能士2級)➡https://www.jafp.or.jp/exam/app/2fp.shtml
FP技能士1級の受験資格は以下の2つです。
参考リンク(日本FP協会・FP技能士1級)➡https://www.jafp.or.jp/exam/1fp/
AFPの受験資格はFP技能検定の2級に合格しており、かつAFP認定研修を修了していることが必要です。
参考リンク(AFP認定研修)➡https://www.jafp.or.jp/aim/afp/training/
CFPの受験資格はAFPの認定者となっており、日本FP協会の会員であることが必要になっています。
参考リンク(日本FP協会)➡https://www.jafp.or.jp/
試験の合格率
最後にファイナンシャルプランナー(FP技能士1級~3級)の直近3回の合格率を紹介しておきます。
☆FP技能士3級合格率
試験日 |
学科試験 |
実技試験 |
2018年9月 |
78.63% |
86.50% |
2018年5月 |
78.92% |
90.47% |
2018年1月 |
80.33% |
89.07% |
☆FP技能士2級合格率
試験日 |
学科試験 |
実技試験 |
2018年9月 |
39.47% |
50.52% |
2018年5月 |
42.93% |
51.68% |
2018年1月 |
45.63% |
57.45% |
☆FP技能士1級(実技)合格率
試験日 |
合格率 |
2018年9月 |
71.3% |
2018年5月 |
88.1% |
2018年1月 |
87.0% |