ソーシャルビジネスとは、定義、事例多数!〜社会起業家を目指そう!

ポイント(この記事は11分で読み終わります)
  1. 社会起業家って何?一般的な起業とはどう違う?
  2. ソーシャルビジネスの抱える問題とその解決策
  3. ソーシャルビジネスの様々な形と可能性

1.社会起業家って何?一般的な起業とはどう違う?

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いきなりソーシャルビジネスや社会起業といっても、一体何のことなのかわからないという方も少なくないと思います。実はこれらの言葉が誕生したのは1960年代以降のことで、一般に広がったのは1980年代以降のこととなります。日本で一般的になったのはさらに10年ほど遅れた1990年代からなのです。そう考えると、日本においてはまだまだ新しいビジネスと言えます。

もっと言ってしまいますと、ソーシャルビジネスという言葉が存在していなかっただけで、実は1960年代以前からソーシャルビジネス的な考え方というものは存在していたのです。そして、社会起業家として成功した人も多数存在しているのです。

ただ、それが具体的な仕組みとして一般的なものとなり、名付けられたのが最近の話であることから、具体的なイメージを思い浮かべることができないという方が多いようです。

そこで、ここでは具体的にソーシャルビジネスとは何なのかをしっかりと見ていきたいと思います。ソーシャルビジネスに興味を持っている方はもちろんのこと、起業したいと考えてはいるものの、どんなビジネスをしたいのかが見えてこない、という方にも参考にしていただければ幸いです。

◆ソーシャルビジネスと一般的なビジネスの違いとは?

結論から言うと、ソーシャルビジネスと一般的なビジネスの最大の違いがその「目的」にあります。あなたにとってビジネスの目的とは何になるでしょうか?もっと言ってしまうと、何のために仕事をするのでしょうか?

もちろん、人によって答えは異なっていることでしょう。ある人は「お金を稼ぎたいから」と答えるのではないでしょうか?

この目的を達成するために行われるのがビジネスであると言えます。

実際に、世の中にある様々な事業が利益を出すことを目的としていることは理解できると思います。

だが、利益を追及しないとビジネスは存在することができません。いくらそれが社会的に素晴らしいビジネスであっても、利益を生みだせなければ継続することはできません。しかし、ソーシャルビジネスの場合、メインの目的が利益を生み出すことではなく「社会的な影響」なのです。

もちろん、ビジネスとして成立させるために利益は生み出しますが、それが目標ではないのです。これが一般的なビジネスとソーシャルビジネスの最も大きな違いとなるのです。

ただ昨今は、通常のビジネスであっても、ソーシャルビジネス的なニュアンスを包含するようなビジネスもかなり増えてきています。これは当たり前ですが、そもそもビジネスというのは、社会の問題解決から生まれることも多いからです。またソーシャルビジネスであっても、当たり前ですが、起業家は利益を出すことをかなり優先順位高く考えています。

◆ソーシャルビジネスの3つの定義とは?

経済産業省では日本におけるソーシャルビジネスを以下のように定義しています。

・社会性を持ったビジネスであること~利益追及だけのものではない

現代社会において解決しなければならない様々な問題や課題の解決するための活動や事業を行なっていることが第一に求められています。

具体的な社会的問題や課題の例としては、貧困問題や少子高齢化問題、そして環境問題や子育て、教育問題、さらに地方の活性化などが挙げられます。もちろん、日本だけでなく、海外の社会的課題や問題に対して取り組むソーシャルビジネスもあります。

・事業性~同時に利益を追及する「事業」であること

良い理念などを掲げるだけでは意味がなく、継続することができることも重要になります。そのためには当然利益も出さなければいけません。利益を出すことがメインの目的ではありませんが、全く利益がなくても良いというわけではないのです。

・革新性~新しいスタイルのビジネスであること

新しい形のサービスや商品を提供するためのシステム作りなど、革新性を持つ必要があります。すでに存在するビジネスの形をベースにしたとしても、なかなか大きな意味でいう社会的問題を解決することにはつながりません。

この3つのポイントはソーシャルビジネスのイメージと言えます。例えば、社会性がなければそれは利益を追求するための一般的なビジネスでしかありません。そして事業性がなく、ビジネスとして成り立たなければそれはNPO法人となってしまうでしょう。また、革新性がなければ、社会的な課題や問題に対して何の影響を与えることもできないはずです。

ソーシャルビジネスというのは、何か明確なすみ分けがあるわけではありませんし、どのように切り取ってみるのか?によっても見方は変わるはずです。社会も何となく、社会問題解決のビジネスであればソーシャルビジネスとみているのが現実です。また、ソーシャルビジネスが偉いとか、通常のビジネスが悪いということも一切ありません。そもそも見方の問題にすぎず、どちらも根本は全く同じビジネスであり、また、本質的には社会の問題解決という点では同じです。起業する人の志が特に社会問題に向いている人が増えてきたこともあって、社会起業などの言葉が出てきたと理解されてください。

◆ソーシャルビジネスは難しいものではない

社会的に意味のあること…これは多くの人に求められていることを意味しています。つまり、需要が大きいのです。そのように考えると、ソーシャルビジネスにはかなり大きな市場的な価値があると考えることができるでしょう。

社会的な課題や問題などを解決することができるアイデアがあれば、それによって利益を生み出すことは決して難しいことではないということなのです。

先ほど経産省の社会起業の定義を言いましたが、ソーシャルビジネスの場合は成功へのハードルが高く感じられてしまうケースも少なくありません。なぜなら、しっかりと「社会的な影響を与える」「社会問題や課題を解決する」といった目的を果たしながら、利益を継続的に出し続けて、その事業を持続させる必要があるからです。目的が2つに別れることによって、難しく感じられてしまうケースも多いですが、メインとなる目的を達成するための活動によって結果として利益を得ることのできるシステムを作ることができれば、ソーシャルビジネスによって成功するのは決して難しいことではありません。

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