地方で生活したいフリーランサーのための田舎暮らしあるある

更新日:2017.08.04

地方×フリーランス

今日は敢えて、一見ネガティブ?な話をします。ので、「元気な人」は読まないでくださいw。

この記事を読んでいる皆様の多くは、東京や大阪、名古屋などの都会暮らしをされているのではないでしょうか。
都会暮らしは色んな人に会えるという面ではとても楽しいですよね。…と楽しさの押し売りをするつもりはありません。
この記事を書いている私は、実は東京に10年間暮らしていました。
若い内は、色んな人に会えて、色んな体験ができてとても楽しかったのですが、だんだん年を取るとともに色んなことに疲れてきました…。


その一つが満員電車での通勤です。

東京に住んでいた当時、私は乗り継ぎも含めて片道1時間半、満員電車に揺られて通勤・退勤していました。
満員電車というと普通は朝のラッシュをイメージされると思いますが、
結構終電近くも朝ほどではないですが、混むんですよ。特に金曜の終電や、土曜の始発は混んでました。
(たまたま、空いている車両を見つけて乗ろうとしたら、そこには、物凄い臭いと巨大な○○の海が…)

そして、その後とある地方都市に転勤を機に引っ越しました。
(その当時はサラリーマンでしたが、今はフリーランサーになっています。)

職場まで、徒歩で通勤したのですが、物凄い解放感に満ち溢れた記憶が今でも鮮明にあります。
また、普通に東京で暮らしていた時と同じ勢いで出社したら常に職場で一番乗りでしたw。
ところで、私にはスウェーデン人の友人がいるのですが、朝の満員電車に乗って「クレイジー」だと叫んでいました。
とまあ、話が脱線してしまいましたが、言いたかったことは、私たちが普通と考えていることは、
世界標準で見るとおかしなことが結構あるのではということです。
満員電車がその一例だと思います。

今でもたまに東京に行って、満員電車に乗ることもあるのですが、
「今までよく普通にこんなのに乗れてたな…」という思いで一杯になります。

ちなみに、私の職場での給料は、年収ベースではそこそこな金額(1.5近くですw)だった一方で、
残業時間は多い時で月200時間以上の(勤務時間ではありません。)。
そして、「名ばかり管理職w」でもあったので、残業代は0。

ある時本当にバカバカしくなり、自分の年収を時間単価で割り返してみました。
そして、その後、気分転換に職場の近くの丸の内にある、某有名なコーヒーチェーンに入ったのですが、
そこで目にとまったのが、アルバイト店員の募集ポスターです。
なんと、自分の給料よりも、アルバイト店員のほうが時間単価では高かったのです!

そして、もう一つ気が付いたことがありました。
その当時、東京都の郊外に住んでいたのですが、
同じ東京都内でも郊外にあるお店よりも時給が300~400円ぐらい高かったのです。
そこで、今思えばアホな行為だったと思いますが、
店長らしき人を見つけて、なんでこんなに時給が高いのか聞いてみました。

返ってきた答えが2つ

1つ目は、賃金の安い外国人を雇うとブランドイメージと合わないから
(決して差別的な意図は筆者にはありませんし、答えてくれた店長にもなかったと思うのでご容赦ください)

2つ目の答えが、ポイントで、東京の中心部だと
「都心まで出てくるのがかったるくて、アルバイトが集まらない」
ということだったのです。


満員電車に揺られるのに、だんだん疑問を感じ始めていた当時の私は妙に納得してしまいました。
基本この記事を読んでいる方は、ポジティブで活力に溢れている方ばかりだと思います。
が、敢えて都会暮らしに疲れたあなたのために、本当に超ド田舎で生活していた経験のある私から、
田舎でフリーランサーとして独立開業する際に知っておきたい田舎暮らしの実態をお届けします。
(前振りが超長くなってしまってごめんなさい。)

ちなみに、この記事は個人または夫婦単位でやっていくことを想定していますので、
人を雇ってビジネスを起こしていきたいと思う方は2017.2.23付の
「地方起業のメリット・デメリット・おススメの起業業種のまとめ」を読んでください。

1.田舎暮らしに適した業種とはまず、場所を選ばないような業種ですね。言い換えれば、在宅勤務可能な職種です

例をあげると…

■SE(システムエンジニア) 
■プログラマー 
■CADオペレーター 
■ライター 
■イラストレーター 
■デザイナー  
■アフィリエイター
■データ入力・チェック(記帳代行、給与計算など)

なんかですかね。要するにクラウドソーシング系のビジネスは全般的に田舎でも可能です
あと、田舎でしかできないビジネスもあります

■農業
■民泊(観光地であることが前提ですが…)

などですね。

田舎と都会を行き来するのであれば、

■地方の特産品のアンテナショップを都会で開く

ということも考えられるでしょう。

これらのうち、「農業」での独立については奥が深いので、また別な機会に説明するとして、
まずは、クラウドソーシングを行うための前提である通信環境が整っているか、そんなことが果たして可能なのか説明します。

2.意外に通信環境は本当にド田舎でも整っている

例えば、地方の本当にド田舎出身の貴方!もしくは、親戚がド田舎に住んでいる、または住んでいた貴方!

光ファイバー網が届いているかどうか試してみてください。
…届いていませんか?
届いていない?では、4G回線はどうですか?
ほら、届いているでしょ。(山間部はさすがに無理ですけどね。)

ということは、光回線が無理でも、無線通信でWeb環境を構築することが可能ということです
(まあ、どうしても光回線が必要だとすれば、ただ単にもう少し田舎の中でも市街地に出ればいいだけの話なんですが…)

これは筆者の勝手な予測ですが、今後は整備やメンテナンスコストのかかる有線通信網よりも、無線通信網の整備のほうにシフトしていくと思います。
自動車の無人走行やIoT促進のためには無線通信網の発達が必要不可欠ですからね。
なので、通信環境の整備状況に関しては現時点でもほぼ心配ない状況となっています。

3.情報格差がハンパない!

筆者は、現在とある政令地方都市に住んでいます。
周りから見れば、結構な都会なはずなんですが、東京と比べると情報が5年ぐらい遅れている感じがします。
なので、定期的に東京などの大都市に出て、最新の情報を仕入れる必要があります。

4.おすすめの移住エリアは?

定期的に東京に行くとなるとどうしても気になるのが、航空代金。
そこで、お勧めの地域としてLCCが成田に向かって飛んでいる空港の近くに住むことを提案します。

ちなみに、「近く」とはどのくらいをイメージしますか?
地方だと、片道50Kmなんて近所のイメージ。車で一時間とかかりません。(制限速度は守りましょう。)
なんかの記事で、「イオンモールまであと100Km」という看板を見た方はいませんか?
あれは、都会の人から見れば???かもしれませんが、地方の人の感覚だと別に「フツー」なことなのです。
少し話は脱線しましたが、東京との行き来が頻繁に必要なのであればLCCが成田に向かって飛んでいる空港の近くの地域がお勧めです

5.住環境はどのように確保するか

地方では賃貸物件を確保することがまず難しいです。みなさん、地域から出ていく一方で入ってくる人は滅多にいないですからね。
なので、家を買わなきゃいけないということになりますが、
どこの自治体でも地方から都会に出て行った方の「空き家」問題の解消が課題になっています
「空き家」を壊すのもお金がかかるので、だったら、
タダ同然でも引き取ってくれる人がいれば引き取ってもらいたいというのが、元家主の本音です
ですので、多くの自治体で「空き家」の売買を斡旋してくれる取り組みをしています。

なお、状態の良し悪しは、普通に不動産投資するのと同じで、
物件によってはリフォーム代が相当かかる場合もありますので、色々見まわってみましょう

掘り出し物が見つかるかも知れませんよ!
観光地だったら、「民泊」ビジネスもいいかも知れませんね。
もともと2世帯住宅だったような物件であれば、
意外にコストをかけずに民泊の要件に合うような物件にリフォームできるかも知れません。

6.買い物はどうするの?

基本田舎の人は、ある程度の都会まで車を飛ばして買い物をします。食料品についてはまとめ買いをして家に保存します。
ですので、家に大きな冷蔵庫が必要になってきます。
アメリカのホームドラマでの田舎暮らしの人を想像してみるとイメージが湧くと思います。

また、どんな田舎でもAmazonさんは商品を届けてくれます。
(ただし、注文してから実際に届くまで日数がかかるので「プライム便」は無意味です。)

ところで、急にアイスやデザートなどが食べたくなったらどうしましょう。
実は本当にド田舎でも主要な国道沿いには意外にコンビニはあったりします。
なので、ちょっとした買い物だったら、コンビニに行きましょうw。

7.田舎の人はシャイ

田舎の人は基本的にシャイですw。
小さなころから、ずっと同じ顔触れで生活してきていますから、
そこに突然都会から貴方が現れると明らかに「異質」なものが飛び込んできたと扱われます。

それを、最初は「排他的」だと思われるかもしれませんが、ただ単に、自分たちの知らない人と付き合うことに慣れていないだけです。
最初は戸惑うかもしれませんが、そのうち必ず仲良くなれるはずなので、気にしないで。
逆に貴方の都会での経験が地元の方に重宝されることがあるかもしれません。

8.田舎の人は噂好き

本当にド田舎だと、お互い、家族構成から、〇〇さんが、
今日はどこどこに出かけて、XXをしたというところまで見られているものです。
なので、悪い噂が立つような「非行」は止めときましょうw。
コンビニでエロ本を買うと、近所の人にバレちゃうかも…

9.お試しで住んでみる

「移住 お試し」でググってみてください。相当数、お試し住宅がヒットすると思います。
移住者確保に積極的な自治体もあり、自治体主導でこうした住宅を提供してくれたりしています
お目当ての地域が見つかったら、試しに1シーズン試しに住んでみましょう

なぜ、1シーズンかというと、夏は本当に過ごしやすいところに来てよかった!と思っても、
例えば北海道なんかの積雪地帯だと「こんなはずじゃなかった…」と思うことも多いからです。
また、普段から誰とも会わずに仕事しているから、地方で「一人っきりで仕事してもどうってことないさ」と思っても、
案外「孤独さ」に耐えられなくなってしまったりする人が出てくるのも事実です

「孤独さ」に関しては早いタイミングでその地域に順応できれば解消できますが、「自然環境」はどうにもなりません。
ですので、1シーズン住むか、一番気候的にコンディションが悪いと考えられる時期に「お試し移住」するのがオススメです。

10.最後に「地方消滅」は本当か

このまま人口流出が続けば、消滅する自治体がたくさん出てくるのではというのが話題になっているのを聞いたことはありませんか?
ただ、消滅するのはあくまで「自治体=役所」であって、人口密度が極端に薄まるだけで、一定数の居住者はどんなに田舎でも残るはずです
冒頭に「日本の常識は、海外の非常識」という話をしましたが、外国を見てみるとどんなに田舎でも人が住んでいるでしょ。

実際に、私もアメリカのナッシュビルに出張で行ったことがあるのですが、森林地帯の中に突然大都市が現れるというイメージでした。
地方の人口流出が止まらないのは明らかだとは思いますが、意外に地元の人はその土地に愛着があるので、
どんなにさびれても、収入さえあれば田舎に残りたいという人は一定数残るはずです。
そう考えれば、すぐに電気や水道などの生活インフラが全くなくなるとは到底思えません
2017年現在、特に水道に関しては、全国的に将来的な取替更新コストの確保が問題になっていますが、
飲み水は土壌汚染さえなければ地下水で確保できます。
(地下水は水道水の比ではないほど美味しいです。コンビニで売られている水が毎日タダで確保できるようなものです。)

下水道に関しても、「簡易下水」といって汚染せずに河川に流せる仕組みがあります。
また、電気だってその気になれば小型発電機と燃料があれば、
自家発電が理論的には可能です。(実際にやっている人はあまり聞いたことはありませんが…)

「地方創生」なんてことも掲げられていますが、筆者はあまり肯定的ではありません。
都会に出て行きたい人がいれば出て行けばいいし、田舎暮らしがしたい人は田舎暮らしをすればいいと思っています。

要は、地元で「雇用」が確保できないので若者は都会に出て行く訳ですが、
場所を選ばずに仕事ができるとしたら、地方暮らしは十分にあり得ます。

ただし、皆さんが想像する田舎暮らしと、実態は異なるかも知れません。
そんな、「地方暮らしがしたい人」のための田舎あるあるでした。

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