戦略が互角の起業家の結末を分けるものとは
- 戦略の有効性はなくなりつつある
- 起業家の結末をわけるもの
戦略を皆が知ることができるようになると、皆、その戦略に基づいて行動をするようになるわけです。一見すると正しい考え方、動きのように思うかもしれませんが、皆が同じ戦略を取るとなると、結果が同じになっていくわけです。戦略の有効性というのは、戦略を知っている人と知らない人の関係で有効になってくるわけです。
ITの爆発的な進化によって、いわゆる戦略が全世界、すぐに、簡単に、ほぼコストなく知ることができるのが現代です。つまり、戦略の有効性というものがなくなりつつあるということです。
戦略が効きにくい時代にあって、起業家の結末をわけるものとして、「実行力」というものがあります。実行力とは、その戦略をいかにしっかりとやることができるか?ということ、実行力には、意志の強さ、感情をコントロールする力などいろいろな力が必要になってきます。
現代の事業においては、この戦略的な側面と実行の側面が不可避で、一緒になっています。IT系のサービスであれば、考えて、実施したことの結果が、すぐにわかりますよね。もはやセットのわけです。この戦略と実行が不可避でセットになっている現代にあっては、誰がやるのか?という、結局は事業を推進していく1人1人の力が問われています。
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また、起業家にとって「巻き込む力」というのも合わせて大切です。