組織を4倍速でタバネル!経営者から中間管理職へ…倒産を経験して学んだ組織作りの重要性!
- 組織コンサルタントって?より良い組織を作るために必要なこと
- リーダーはスーパーマンじゃない!会社倒産で得たこととは
- 4半期ごとの目標設定が会社を4倍速で成長させる!組織作りに有効なOKRとは?
- 目的とビジョンを持って目標に落とし込むことで意識が変わる!
奥田)目標をたてるスパンは1年に一回などではなく、もっと短いのがベストですね。理想では4半期に一回目標設定をしてPDCAを回して行く。年度ごとでやっているレベルのことを4半期にやっていくと4倍速で事業の修正もできます。目標立てのスパンは業種によりますが、タイムマネジメントも含めて個人にやらせることが必要ですね。
人事評価と目標達成率が直結すると怒られることを避けるために目標を下方にしてしまうことがあります。それはよくないですよね。目標を達成しないと怒られると思うと、低空飛行してしまうので、そこはのびのびとした目標を出せるような環境作りも大事です。目標って組織が良くなって行くためのもののはずなのに、どちらかというと人事評価に使われがちなので。人事評価は必要ですが、目標とは切り離して考えないといけませんね。
私はグーグルやフェイスブックなどグローバル企業で採用されているOKRという仕組みを推奨しています。日本ではメルカリやサンサンといった企業で採用されています。
桃井)OKR?初めて聞きました!どういう仕組みなんですか?
奥田)OKRとはObjectives and Key Resultsの略で簡単にいうと「目標と重要な結果指標」と訳されます。まず、目的を決めます。その目的を「どのように達成するのか?」「目的との距離をどう把握するか?」を考え目標に落とし込みます。その目標を組織内で公開・共有することで、組織の最重要の目的、目標に向う全員のモチベーションを維持することができ、高速で達成を目指せるのです。これを先ほどお話しした4半期に1回のペースで行なっていくと会社はものすごいスピードで成長することができます。
桃井)それはすごい!これは企業内だけでなく色々な組織で使えそうですね!!
※OKRについて詳しく知りたい方はhttps://tabanel-japan.com/service/okr/を参照ください。
桃井)奥田さんはセミナーも開かれていますが、セミナーに来られる方の相談で多いのはどういう相談ですか?
奥田)参加者は経営者の方が多いので、「従業員が思うように仕事をしてくれない」とか、「組織が上手いこと動かない、どうしたらいいのか」といった声がとても多いです。
そこを従業員のせいにするのは簡単ですが、それじゃ何も解決しないので、経営者として何が必要なのかという部分の相談に乗ったりしています。従業員に対して、「黙ってこの通りやりなさい」っていう時期と、「自分で考えてやりなさい」っていう時期の両方が必要だというお話はよくしています。
あとは規律を守れる組織にして行くことは重要です。みんな基準は違いますけど小さいことからでいいので規律を設けることですね。例えば「おはようございます」を入り口でいうとか。そういうことからでいいので少しずつルールを増やして行くと当たり前の基準が上がっていきます。そうすると最終的にルールを守ることが当たり前になっていきます。とはいえ、人間は機械ではないのでルールに縛られ過ぎても組織は動いてくれません。個々が主体性を持って人間味を持つことも大切ですというお話もします。
桃井)これから会社を作って組織を大きくしていきたい!と言う人に、「こういう風に組織を作っていったらいんだよ!」というアドバイスをいただければ!
奥田)一つは目的・ビジョンを大事にすること、そして目的は具体的に目標に落とし込まなければならない。これは組織になる・ならないは置いておいて、会社を作る前に具体的な目標をつくること。何をいつまでにどうなっている状態にするのかというのを組織が大きくなる前からしっかりやっておくこと。それが、人数が増えた時にも継続的にできていれば目的も役割もはっきりして行くんですよ。
一人ではできないことをやるために組織化して行くので、たくさんの人数でやって行くのでしっかり回していけないと人を増やした意味がなくなってしまうので。
桃井)今日はとても勉強になりました!ありがとうございました。
ー起業家対談!失敗と成果から見えてくるものとは?!ー
【起業家一年目の通信簿】起業してから事業内容を変えることは怖いことではない!ボラティリティが高いからこその強み
ー様々な組織のかたちー
少数気鋭で圧倒的な成果を出し続けるウェイビーで学んだ7つの力