【第13回】シニア起業で勝ち組になる秘訣〜経営コンサルタントのメニュー例「再就職支援サービス」
- 再就職支援サービスを知る
- サービス展開の考え方
- カウンセリングとコーチングスキルが大きな武器になる
自営業になれば「あれも」「これも」「それも」と沢山の種類の仕事を掛け持ちすることになります(そうすることによって安定的な売上を得ることができる)。多岐に渡る仕事を同時に迅速に顧客の満足いくレベルの仕事をこなすからこそ腕も上がり、ファンも増え、口コミで仕事がどんどん舞い込んでくるようになるのです。
それぞれの専門分野に強力な先達(先輩の経営コンサルタント)がいます。新参者がそこに割り込んでいくにはどうするか。ここでマーケティングの鉄則を思い出してください(このフレーズはこれまでに登場しています)。それは「人と同じことをしない」「人と違ったことをする」すなわち「どこにもない商品やサービスをどこにもない売り方」で売ることです。これは決して難しいことではなく、コツを掴めばきわめて簡単なことなのです。
「あれか」と「これか」を足してみると新しい商品やサービスの姿が想像できるようになります。さらに「あれか」「これか」「それか」を足してみると思ってもみない商品やサービスが目の前に現れるのです。同様に売り方もこの要領でこれまでにないやり方が考えつくものです。これがあなたの商才(商売で成功するのに必要な才能のこと)なのです。
試しに今勤めている会社が顧客に提供しているサービスにプライオリティ(優先度=重要度と緊急度の高得点順)を付け、上位三つを決めてください。それぞれ単体で経営上重要な役割を果たしていますが、これを二つ組み合わせらならばどんなサービスが考えられるでしょうか。さらに三つを組み合わせたならばどんなサービスが考えられるでしょうか。10分間で30ケ挙げてください。
これは「シニア起業支援家」が主宰するセミナー『創業支援/起業支援セミナー<新サービス創出のコツ>こうすれば開業初年度から黒字経営ができる!』でいつも好評を得ている頭の体操です。経営コンサルタント起業家が厳しい競合に勝つためには「あれも」「これも」「それも」の仕事を同時に貪欲に求めていくことが成功への途であることを理解してください。
「あれも」「これも」「それも」をこなすには「カウンセリングスキル」「コーチングスキル」が仕事獲得の大きな武器になることを認識してください。開業間際にあわててスキル修得に走っても体験できる時間(期間)がありません。修得しただけではベテランに仕事をとられてしましまいます。
50歳代になったら早めにスキルを修得し在職期間中に組織内でプロになったつもりで疑似体験を積み重ねてください。自信がつくと同時に今いる組織へも大きな貢献ができます。なぜならこれまでの仕事のやり方に加えてカウンセリングスキルとコーチングスキルを取り込むことによってそれまでとは異なったより質の高い仕事ができるようになるからです。
この二つのスキルは後輩の育成にも大変有効です。育成体験をメモしておき蓄積された成功体験を編纂することによって、キャリア開発研修、キャリア・ビジョン研修等の教材が在職中に仕上げることができます。なにごとにおいても「一番力のある者ではなく、一番準備をした者が勝つ!」のです。次の図は「再就職支援サービス」を分かり易く図解したものです。このプロセスの後に、キャリア・カウンセリングが始まります。
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