岡本 陽子

経験値の高い人材を採用できる小規模企業とは?

ポイント(この記事は3分で読み終わります)
  1. 中小企業がとるべき「通年採用」と「オファー型求人」

人材不足がもたらす採用難が続いている現在、小規模法人では若手人材の採用が難しさを増していくことが懸念されます。大手企業のように大々的に新卒採用方式をとれないだけではありません。情報化社会が進み、社内の出来事がすぐにSNS拡散されていくようになったことで、社内満足が小さい中小の企業には新しい人材が応募してこない時代に変化しつつあります

今回の連載では、人材不足、採用難だからこそ、選ばれる企業になるために必要なことについて考えていきます。

中小企業がとるべき「通年採用」と「オファー型求人」

大手企業が新卒採用に躍起になっているシーズンに、あえて中小・小規模法人も同様に注力して人材採用活動をおこなう必要はありません。求人募集・採用はタイミング、縁などにも大きく影響されますので、通年採用方式をとる方が賢明です。

「良い人材は大手企業に集まる。規模の小さい当社はいつも残りくじを引くから、教育に時間を費やさないといけない人材ばかりが応募にくるのだ」と感じている経営者もいるかもしれません。しかし、大手でも実際には、早期に内定決定通知を獲得した就活生が、数カ月で離職してしまうケースも多く見られます。

その理由を分析すると、本来は自分の適正に合っているとはいえない仕事だったのに、内定をもらえたうれしさが勝り、就職活動を終えてしまうからです。つまり、大学時代に自己分析が不足していることが原因で起きた早期離職ということになります。

大手企業志向の就活生には、理想と現実のギャップが多く存在します。そこで、小規模法人が通年採用をとっていれば、そのギャップに気づいて改めて本人の適正に合う職場を探すようになった就活生の受け皿になりうるのです。

本人の適正と会社が求めることが合致していれば、何の問題もありませんよね? それに、失敗はだれにでもよくありますし、その失敗を糧に再チャレンジしている若者の前向きな姿勢を応援したい、とも思いませんか?

通年採用とともに、もう一つ取り入れていきたいことがあります。

企業が就活生を積極的に選びにいく「オファー型求人サイト」の活用です。就活生が「自分らしさ」を前面に出したPRを表示しているサイトのことで、企業からのオファーを待っています。面接するとき、「人となり」を注視している企業が多く、その部分を応募の段階から知り得ることが可能です。

また、今まで誰かが応募してくれるまで待っているという待ちの姿勢から、面接に来てもらうために取り組む攻めの採用方式

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著者プロフィール

岡本 陽子

SOARist(ソアリスト)代表 キャリアコンサルタント。1999年、大学卒業後、総合広告代理店に入社。主に求人広告営業をメインに携わり、200社以上3000名のキャリアビジョン・ヒアリングをした経験を生かし、スタッフが健やかに働くためのキャリア支援を行う。「ココロもカラダも健やかに翔(か)けていけるキャリア支援」がモットー。2016年10月に独立し、ソアリスト設立。愛知県出身。