20代で未経験から起業して億を超える成功する会社をつくる方法
- ①20代での起業をした時によかったこと
- ②0から1を作る難しさ
- ③モチベーションに繋がる責任感と経営戦略
芦川>人生の殆どが仕事だと思っていて、自分の大好きなことを人生の99%の時間に捧げることできるというのが起業して良かったことで、朝起きて夜寝るまで、もはや寝ている間も仕事のことを考えているかもしれないですね。でもそのくらい会社を良くしよう、他の働いている人を幸せにしようとか、携わっている方を幸せにしようとか思って仕事がやれるので、起業して一番良かったのはそこですね。
伊藤>石川さんは、就職して企業の中で自由にやられていた経験があるというのと、起業をして若くして上場企業の子会社の社長ということで、中々キャリアとしても珍しいと思うのですが、最初企業で働いていてどのようなモチベーションだったのかというのを、勤めている方が多いと思うので、役に立つと思うのでその辺りを教えて下さい。 石川>最初に新卒で入った会社で既存のプロダクトの営業を一ヶ月ぐらいやって、その後、新規事業の部署に異動しました。完成したプロダクトに面白さを感じられずに、先輩と2人で新規事業の立ち上げを行いました。
その動きからわかるように、凄く天邪鬼で今よりも自分の実力がわかっていなかったので、人に指図される、誰かが敷いたレールの上に従って毎日数字に追われるというのが、社会人人生ずっと続くのはしんどいなと思っていました。新規の事業に対し自分から提案して動ければ、しがらみから一旦は逃れられると思い、それをはじめてから実際に気持ちが楽で面白かったですね。
なので、働き方としては良いとこどりっていうんですかね。安定した基盤のある企業の中に帰属しながら、ある程度自由なことをやりたい。ただ、それをやる為には明らかに所属する企業にとってプラスになる絵を描かなくてはならないし、数字的な根拠が必要だし、この辺はやりながら掴んでいった感じです。
伊藤>就職をしないで学生のうちに起業された方が多いので、一般的な就職活動された方もいないので、比較的珍しいのかなと思います。石川さんは一度企業を経てから起業されています。
石川>1社目、立ち上げた新規事業が順調に拡大し、その会社から飛び出して、新会社を作ることになったんですね。それが新卒1年目の最後ぐらいに決まり、新会社化してそこの重要なポストっていう形で入りました。もちろんあれが自分たちの実力だけで成功したとは思っていなくて、親会社が持っていたリソースを完全に使いまわさせてもらったおかげです。親会社がネットの決済代行をやっている会社でクライアントが5000社くらいいて、要するに5000社分の名刺データがあったので、そこに対して自分たちのプロダクトを投げ込ませてもらって、ものすごく時間を買えました。既存の企業に属することで、彼らが今まで培ってくれた資産を使わせてもらう、そのかわり自分たちが考えたアイデアで恩を返していくということができたので、そこが一番大きかったです。